アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、MotoGPオーストリアGPのスプリントレースで表彰台を獲得したものの、日曜日の決勝レースは一転して苦戦。9位に終わった。
苦戦の理由は、彼が乗るアプリリアのバイクが気温の影響を受け続けていたことに他ならない。オーストリアGP決勝は雨の予報が出ていたものの、結果的にドライコンディションとなり気温が上がった。
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そうした背景もあり、エスパルガロのバイクは特にフロントのブレーキに大きく影響を与えるほどセットアップを外していたようだ。
エスパルガロは、スタート直後からフロントブレーキのオーバーヒートに手を焼き、チェッカーフラッグが振られるまで生き残ることしかできなかったという。
「今日は問題があって、あまり何もできなかった」
エスパルガロはそうレースを振り返った。
「僕らが温度の問題を抱えていることは分かっていた。大きな熱が生まれて、タイヤの内圧が上がってしまうんだ。2周目から全くブレーキが効かなかった。ブレンボと話したけど、カーボンブレーキの作動温度範囲から完全に外れていたとのことだった」
「レースを通してブレーキが効かなかった。タイヤの温度も非常に高かったが、何よりもフロントブレーキが効かなかった。何もできなかったよ」
「ベストを尽くして、レースを終えようとトライした。リヤのブレーキを使いながらね。でもこういうレースでは、温度の問題がすべてを複雑にしてしまうんだ」
エスパルガロは、決勝ではクリーンエアの中で走れなかった影響もあったと語った。
「昨日(スプリント)は比較的ラッキーだった。予選のようなラップをしなければならなかったけど、前はクリアだった」
「前に3台ドゥカティがいて、フロントタイヤの温度も内圧も限界だったけど、クリーンエアだった。でも今日はKTMの2台が前にいた。スタートが上手くいかなくて、すべてが狂ってしまった。フロントブレーキのフィーリングは、まるでストリートバイクのようだった」
また、エスパルガロはドゥカティ勢が他のライダーたちとは別世界のようなマシンを持っていることを改めて強調した。
「僕はかなり早めにブレーキングしていた。それだと(タイムは)かなり遅かったけど、大したことはできなかった」
「オーバーテイクされて、最終的に9位だった。僕はリヤブレーキを使うのが好きじゃなくて、一番使わないライダーのひとりなんだ」
「とにかく、今日はノーブレーキだったけれど、日曜日のレースディスタンスでは、トップ3、4は別格だということが改めてわかった。彼らはとても速く、僕たちは何もできなかった」
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みんなのコメント
エンジンは勿論、ブレーキやタイヤの温度コントロールも オーバーヒートしがちになる
さらにドラッグが減るので ストレートはいいが、
ダウンフォースも減り マシンが不安定になる
詰まり 多少ドラッギーでも、必要なパワーが安定して出て 突き進むマシンが有利
そして高速ターンが 最終コーナーだけと言うのも、効率性で走るコーナーリングマシンの アプリリアには不利に働く