ビー・エム・ダブリューは、プレミアム・セグメントにおけるミドルクラス「5シリーズ ツーリング」の新型モデル(全面改良)を、2月7日(水)より販売を開始する。納車は、本年第三四半期以降を予定している。
1972年に初代モデルが誕生した5シリーズは、プレミアム・ミドル・セグメントにおけるモデルであり、今回発表の新型5シリーズ ツーリングは、2023年7月発表の5シリーズ セダン同様に、BMW伝統のデザインを踏襲しつつ、コンセプトを一新し、格式のある存在感とエレガントさを同時に高めている。
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走行性能面では、ステーション・ワゴン・タイプのボディとして日本初、また、BMWのツーリング・モデルとして初となる、電気のみで走行する電気自動車i5ツーリングを量販モデル、Mパフォーマンス・モデルの2モデルを同時にラインアップする。
さらに、新型5シリーズ ツーリングにおいて初となる48Vマイルド・ハイブリッド・システムを、ディーゼル・エンジン搭載モデルに採用する等、パワートレインを充実させている。
さらに、先進のデジタル技術で、高い安心、安全、快適な機能を提供し、ビジネス・シーンのみならず、スポーツやレジャーといったあらゆるシーンにおいて、すべての望みを多彩な才能で実現する。
新型5シリーズ ツーリングは、日本においては、BMW社が初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能なドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の搭載等、最先端の運転支援システムに加え、最新世代のコネクティビティも有し、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。
Apple CarPlayへの対応、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性が大幅に高められたモデルとなる。
また、BMWデジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能となっている。
なお、新型5シリーズ ツーリングは、先代モデル同様に、ドイツのディンゴルフィング工場において、生産が行なわれる。
スポーティでエレガントなデザイン
新しいデザイン言語により、新型5シリーズ ツーリングは、スポーティさに加え、エレガンスとセダンらしい格式のある存在感を強調している。
フロント・デザインは、現代的な解釈によるツイン・ヘッドライトとBMW伝統のキドニーグリルを垂直方向に拡大し、やや前方に突き出たシャーク・ノーズ&ロング・ボンネットが特徴的となっている。
ほぼ垂直に配置されたLEDはデイライト・ライニングおよびウィンカーとして機能する。キドニーグリルには、夜間走行時にBMWブランドの象徴である造形を印象的にライトアップするBMWアイコニック・グローを備えている。
サイド・デザインにおいては、高いショルダー・ライン、金属を削り出したような塊感のある力強くデザインされたドア・パネルおよびフェンダーの造形、正確にトレースされた2本のキャラクター・ラインが、プレミアムな佇まいを醸し出している。
ツーリング・モデルのキャクターを表すDピラー部を大胆にスラントさせスタイリッシュ感を高めると同時に、サイド・ウィンドー下部を大胆にキックアップしてリヤ・フェンダーの力感を強調することで躍動感を表現し、ツーリング・モデルでありながらBMWらしいスポーティかつエレガントな独自のデザインを実現した。
リヤ・デザインにおいては、リヤ・ガラスをより立体的な造形とし、Dピラーから続くスタイリッシュ感を強化している。ツーリング専用デザインのリヤ・コンビネーション・ライトは低い位置に配置され、ワイド感とスポーティ感を高めている。
インテリアにおいては、BMW特有の駆けぬける歓びを感じられ、長距離走行においては、高次元の快適性を提供するデザイン・エレメントが採用されている。
広々としたスペース、随所に取り入れられたモダンな機能、高次元のオーディオ性能、高品質で精密に加工された素材、素晴らしい完成度、高度なデジタル・サービスがインテリアの雰囲気を特徴づけている。
運転席は、先代モデルに比べてボタン類が大幅に削減され、無駄を省いた洗練された印象を与えている。BMWカーブド・ディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成されている。
インストルメント・パネル中央からドア・トリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクション・バーを標準装備し、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間をアーティステックに演出。
ステアリング・ホイールも再設計され、下部セクションが平らになり、ステアリング周りに空間を与え、コントロール・パネルとセンター・コンソールのセレクター・レバーには、操作時のフィードバックが追加されている。
新型5シリーズは、シート、ダッシュボード、ドア・パネルの表面に加え、ステアリング・ホイールを、地球環境に配慮し、植物を主原料とした持続可能な素材で、上質なレザーと同等の柔らかさと風合い、耐久性を実現したビーガン・インテリア仕様を一部モデルに標準装備とした。
多様なライフスタイルに対応する実用的なラゲッジ・ルーム
新型5シリーズ ツーリングには、様々なニーズに対応可能な、多才で機能的、かつ、広々としたラゲッジ・ルームを採用している。ラゲッジ・ルーム容量は570Lを実現し、リヤ・シートのバックレストを倒せば最大で1,700Lまで拡張することが可能となっている。
さらに40:20:40分割可倒式リヤ・シート、ラゲッジ・ルーム下に小物を収納できる床下収納、リヤ・シートを完全に折りたたんだ状態でも荷室が使用でき、かつ、前席乗員の安全が確保されるラゲージ・パーティション・ネットが標準で装備される。
パワートレイン
新型5シリーズ ツーリングには、大幅に進化を遂げた第5世代のBMW eDriveテクノロジーが搭載された電気自動車i5がラインアップされ、電気自動車において2つのバリエーションがあり、さらに、クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルがある。
■523d Touring xDrive
BMWグループが誇るEfficientDynamicsエンジンの新世代モジュール式高効率2L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載する523d Touring xDriveは、ピストンの軽量化等の改善に加え、低速側を可変ウィングとしたシーケンシャル・ツイン・ターボの電子制御精度を向上。
48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力197PS(145kW)、システム・トータル最大トルク400Nmを発揮する。
■i5 Touring M60 xDrive
同モデルは、最高出力261PS(192kW)を発揮する電気モーターが前輪に1つと、最高出力340PS(250kW)を発揮する電気モーターが後輪に1つある、4輪駆動モデルのMパフォーマンス・モデルとなる。
システム・トータルでの最高出力は601PS(442kW)、最大トルクは795Nmとなり、Mスポーツ・ブーストまたはMローンチ・コントロール機能が作動している場合、0-100km/hを僅か3.9秒で駆けぬける。
ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池の総エネルギー量は83.9kWhとなり、一充電での走行可能距離は445km-506kmとなる。
■i5 Touring eDrive40
同モデルは、最高出力340PS(250kW)を発揮する電気モーターにて後輪を駆動するBMW伝統の後輪駆動モデルとなる。
最大トルクは400Nmであり、スポーツ・ブーストまたはローンチ・コントロール機能が作動している場合、0-100km/hを僅か6.1秒で駆けぬける。
ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池の総エネルギー量は83.9kWhとなり、一充電での走行可能距離は483km-560kmとなる。
【メーカー希望小売価格】
■クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデル(48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載)
523d Touring xDrive Exclusive 8,900,000円(税込)
523d Touring xDrive M Sport 9,600,000円(税込)
■電気自動車
i5 Touring eDrive40 Excellence 10,400,000円(税込)
i5 Touring eDrive40 M Sport 10,400,000円(税込)
i5 Touring M60 xDrive 16,000,000円(税込)
※右ハンドル、AT仕様
【主要諸元】
■523d Touring xDrive
全長5,060mm、全幅1,900mm、全高1,515mm、ホイールベース2,995mm、排気量1,995cc、直列4気筒ディーゼル・エンジン、システム・トータル最高出力197PS(145kW)、システム・トータル最大トルク400Nm。
■i5 Touring eDrive40
全長5,060mm、全幅1,900mm、全高1,515mm、ホイールベース2,995mm、最高出力340PS/250kW、最大トルク400Nm、リチウム・イオン・バッテリー容量83.9kWh、一充電での走行可能距離483-560km。
■i5 Touring M60 xDrive
全長5,060mm、全幅1,900mm、全高1,505mm、ホイールベース2,995mm、最高出力601PS/442kW、最大トルク795Nm、リチウム・イオン・バッテリー容量83.9kWh、一充電での走行可能距離445km - 506km。
※上記の数値は、すべて欧州仕様値
関連情報:https://www.bmw.co.jp/
構成/土屋嘉久
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