メルセデス・ベンツVクラス EVに
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】メルセデス・ベンツEQV、プジョーeトラベラー、シトロエンeスペースツアラー【ライバル比較】 全60枚
新しい電気自動車のメルセデス・ベンツEQVが、英国市場で受注開始された。
メルセデスEQブランドの第2番目のモデルは、英国での販売価格が7万665ポンド(964万円)から。
1種類のパワートレインと3つのグレードで提供され、今秋に納車開始となる。
ベースモデルには、最新のEQ専用MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)、およびカーナビが付属する。
注目の装備としては、運転支援パッケージ、マルチビームLEDヘッドライト、電動スライドドア、バックカメラ、アンビエント照明が搭載されている。
スポーツ・プレミアム(7万2895ポンド:994万円)では、360度俯瞰カメラ、電動メモリーシート、アップグレードされたエクステリアデザイン、スマートフォン対応、リアシート用のテーブルパッケージが提供される。
トップグレードのスポーツ・プレミアム・プラス(7万7145ポンド:1052万円)には、ブルメスター・サウンドシステム、エアサスペンション、18インチ・ホイールが追加される。
航続可能距離/充電は?
先駆的な電動プレミアムMPVを目指してデザインされたEQVは、実用性と快適性の両方に重点が置かれている。
EQVの公式航続距離は、フル充電の状態で343kmとなっており、広いインテリアスペースを提供するため、フロア下に取り付けられた90kWhリチウムイオン・バッテリーパックから動力を得る。
また充電については、45分以内にバッテリー容量10%から80%までのチャージが可能となっている。
パワーは、シングルギア・トランスミッションを介してフロントの電気モーターに送られ、204ps/36.9kg-mを発揮。
実に3トンを超える重量のEVを、最高速度160km/hまで加速するのに十分なパワーと言えるだろう。
メルセデス・ベンツ・バン部門のeドライブ責任者である、ベンジャミン・ケーラーは、「数値はあまり重要ではありませんが、高速道路や都市部での運転の際、常にほかのクルマの速度に合わせられるようにしたいと考えています」
「すぐにクルマの流れに乗れるような感覚が欲しいと思っています」
ドライバーは航続距離を延長するために、ステアリングホイールの後ろのコントローラーで、回生ブレーキのレベルを調整することも可能だ。
低価格グレードの登場は?
EQVのインテリアスペースは、ベースとなっている標準Vクラスと同じで、6人乗り、7人乗り、8人乗りに対応。
EQVは2つのサイズで製造されるが、英国ではロング・ホイールベース仕様のみが販売される。
標準装備される、メルセデスのMBUXインフォテインメント・システムは、高解像度の10インチ・ディスプレイがバッテリーの消費状況などを表示。
このシステムは、ボイスコントロールに加え、アプリを介してあらかじめナビゲーションを設定したり、快適な温度に調節することができる。
ヨーロッパのEQVのカスタマーは、2020年末までに欧州全土に400の急速充電ステーションを備える、イオニティ(IONITY)充電ネットワークを使用できるようになる。
EQVは、Vクラスのシルエット、サイズ、スタイリングを引き継いでいるが、グリルの代わりにブラック・フロントパネル、18インチのアロイホイール、ゴールドとブルーのインテリアトリムアクセントを備えている。
生産は、メルセデスのスペイン・ビトリア商用車工場で、ヴィトーおよびVクラスと並んで製造される。
EQVのイギリスにおける価格設定は、エントリーレベルのVクラスより約2万ポンド(273万円)高い。
メルセデスは、ビジネスユースに振ったeヴィトーがすでに提供されており、新しいeスプリンターが間もなく登場することを考えると、EQVの低価格グレードがデビューする可能性は低いと述べている。
ケーラーは「長く運転すればするほど、投資を回収できる可能性が高まります」と述べ、特にロンドンの渋滞税と超低排出ゾーンでは、カスタマーにとって有利となる可能性が高いと話している。
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