かつてはセダン人気もありハイパワー車が数多く登場した
スポーツカーといえば、やはりクーペ、そしてハッチバックだろう。セダンにはスポーツというイメージがあまりないかもしれないが、なかにはハイパワーなエンジンを積んだセダンも存在する。初代GT-Rもセダンであるハコスカに設定されたが、昔からハイパワーなエンジンのセダンには独特の世界観があった。
走り屋たちが恐怖した! 手に汗握るジャジャ馬スポーツカー4選
1)三菱ランサーエボリューションとスバル・インプレッサ
ハイパワーセダンの代表格といえば、永遠のライバルでもあるこの2台だろう。ミディアムクラスの扱いやすいサイズだけに、家族を説得しやすいなどと言われたものだ。
2)トヨタ・カローラGT
そもそもカローラからはレビン(トレノ)がスポーツグレードとして独立したこともあり、スポーティなイメージはなかった。しかし、1995年に登場したAE111系にはGTが登場。心臓部はレビン譲りの4A-Gで、4連スロットルなどを装備し、1.6リッターから165馬力を発揮した。ちなみにミッションも6速MTだった。
3)トヨタ・チェイサー ツアラーV
いまでもドリ車のベースとして人気。2.5リッターの直6ターボ、1JZ-GTEを搭載していたが、5代目チェイサー(90系)から登場し、6代目で真骨頂となる。6代目(100系)はシングルターボ化されたが、規制いっぱいの280馬力を発揮し、5速MTも用意されていた。またマークIIにもツアラーVはあったが、クレスタ(100系)はルラーンというグレード名となりMTもなかった。
RB26やVTECなど名機を載せたセダンも!
4)日産セドリック/グロリア グランツーリスモ
セドグロベースから派生したシーマはまさにスポーツセダンというかサルーンだが、本家のセドグロではグランツーリスモが注目だ。1991年のY32では丸目4灯の迫力あるフロントマスクで登場して大いに人気を博した。なかでも最高峰のグランツーリスモ アルティマなどには、VG30DETの3.0リッターV6ターボが搭載され、走りも熱かった。
5)日産スカイライン オーテックバージョン
R32で登場したのがこちら。名機RB26DETTからターボを外してNA化、それを4ドアボディに搭載していた。パワーは220馬力とまずまずで、ブレーキなどはGT-Rのものを使用。ハコスカ以来、セダンのGT-Rが復活したとして話題になった。
6)日産スカイラインGT-R 40thアニバーサリー
NAではやはり真のGT-Rとも呼べないという意見もあったからか、次のR33ではR32のときと同じく、オーテックジャパンが4ドア化。心臓部はツインターボのままで、まさに4ドアセダンのGT-Rと呼ぶにふさわしい内容だった。ちなみに次のR34ではオーテックジャパンなど、日産関係では用意されなかったが、某ショップがワンオフで作って販売していた。
7)ホンダ・シビックフェリオ
それまではシビックのセダンとして存在していたが、1991年の5代目からセダンはシビックフェリオとして切り離された。当時話題だったのはVTECを搭載したSiRで、ハッチバックだけでなく、フェリオにも用意された。1.6リッターから170馬力を発生していたのは、まさにスーパーセダンだ。2代目でも同様のグレードが用意されたが、名称はSiとなった。
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