トヨタGAZOO Racing WECチャレンジプログラムドライバーの宮田莉朋が、5月11日に開催されるWEC世界耐久選手権の第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースにアコーディスASPチームのレクサスRC F GT3で出場する予定であることが分かった。
Sportscar365によると、先日ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ開幕戦を制した宮田が、ケルビン・ファン・デル・リンデに代わり、アーノルド・ロバン/ティムール・ボグスラフスキーとともにLMGT3クラスにエントリーする78号車レクサスRC F GT3をドライブする予定であると語った。
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ファン・デル・リンデは、スパと同じ週末に開催されるABB FIAフォーミュラE選手権のベルリンラウンドに向け、ABTクプラチームにおけるニコ・ミューラーの代役として招集されたため、WECの第3ラウンドには出場できない。
なおWECのスパ戦は、宮田がレギュラー参戦するELMS、そしてFIA F2選手権のイベントとはバッティングしない。宮田はもともと、トヨタGAZOO Racingのハイパーカーチームのリザーブドライバーとしてスパに帯同する予定となっていた。
宮田にとってこれは、WECへの2度目の参戦となる。昨年9月の富士6時間レースでは、ケッセル・レーシングのフェラーリ488 GTE Evoでシリーズデビューを果たし、GTEアマクラスの表彰台を獲得している。
彼はまた、1月のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のデイトナ24時間でバッサー・サリバンから参戦したとき以来となる、レクサスのGT3車両のコックピットに戻る。
一方、ファン・デル・リンデは、負傷したロビン・フラインスの代役として昨年3レースに出場して以来となる、フォーミュラE参戦だ。
なお、ミューラーがベルリンでのフォーミュラEのレースには出場できないのは、プジョーにおけるWEC出場契約が優先されるためだ。プジョーはすでに、ジャン・エリック・ベルニュとストフェル・バンドーンのいずれもが、スパに参加しない見通しに直面している。
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