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従来型そっくりの新型Gクラスにはマニア泣かせの改良トリビアが満載

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日本でもいよいよ新型「Gクラス」が発表されました。さっそく編集的に気になる部分を見ていきましょう。

まず、なんと日本では新型と従来型が併売されます。もちろん旧型は在庫がなくなれば終わりですが、4月に発表され話題になった最後の限定車「ヘリテージエディション(写真4、5、32~36枚目)」なども、色によってはまだあるとか。

メルセデスが新型Gクラスを発表。伝統のフォルムを継承しつつ大幅進化

とはいえ新型の実車を確認すると、プレスの美しさやチリの合わせ、パーツの精度や塗装の品質と、どれも最新の生産技術で作られていることは一目瞭然。クラシックな雰囲気で勝るとはいえ、従来型を買う人がいるのか心配になりますが、ゲレンデヴァーゲンを原点とするオリジナルらしさや駐車スペース問題(大型化した新型の全幅は1930mmに)などから、まだまだ売れているとのこと。

発表会では上野金太郎社長自ら、今回のためにBEAMSとコラボしたスタッフTシャツを着用。背中には白抜きロゴで「STRONGER THAN TIME」と、Gクラス生誕39年の歴史を誇るメッセージが書かれていましたよ。

やはりGクラスはゲレンデヴァーゲンを先祖とするオリジナルありきのクルマなんですね。タイヤカバー、ドアハンドル、ヘッドライトウォッシャー以外はすべて作り変えたとは思えないほど、全部がそっくりなのも納得です。例えばフロントフェンダーの台形のウインカーも、今のトレンドならヘッドライトユニット内に組み込むのが普通ですが、従来型の形状そっくりのユニットを開発。さらに現代の安全基準に合わせ、歩行者がぶつかったときにはユニットを支えるツメが折れて引っ込むようにしてあるなど、マニアな話題が満載です。

従来型の味を引き継ぐという意味では、ドアを閉める「ガチャッ」という音も再現されていました。前後ドアどころか、リアハッチからも同じ音が(笑)。

一方、従来型では評判が悪かった、バックドアウインドウ上部の後方カメラ(下半分にタイヤカバーが映り、ちゃんと見えなかった)は、タイヤカバーの下に移動して、きちんと見えるようになっています。

さらにマニアックな部分では、一見、従来型と同じ平面に見えるガラスが、リアハッチのガラス以外、実は中心線から4mmほど、断面が“くの字”にオフセットしているんだとか。高速道路の跳ね石や虫に悩まされるGクラスオーナーは少なくないそうですが、わずかに角度が付いた新型のガラスの効果はどうでしょうか?

ちなみにメルセデスの中の人に乗り心地を聞いたところ、従来型がトラックとすれば新型は乗用車とのことで、これは相当高級感が増しているのが期待できそう。後席も着座位置がずっと乗用車的になっているようです。

大幅進化は走りも同様。先ほどの中の人曰く、従来型のステアリングはボール循環式(リサーキュレーティングボール)という昔ながらの機構だったのが、新型は一般的なラック&ピニオン式に替わり、オンロードからオフロードまでずっと正確なハンドリングになっているとか。AMGの最高速度は220km/h。しかもハンドリング向上によって、ラフロードでの平均速度も高まっているんだそうです。ちなみにサスペンションは「G550」がリジッド、「AMG G63」がG550のリジッドにスタビライザーを加えたもので、メルセデスではこれを5リンク式とも呼んでいるようです。

最後に、新型Gクラスがどんなもんか見たい、という人は6月7日(木)~24(日)まで六本木メルセデス ミー ネクストドアで開催される「Gクラス エクスペリエンス」を覗いてみてください。箱庭のような広場に最大斜度45度のブリッジ、コブ路面を再現したモーグル&バンク、最高地点9mまで45度の登坂をするマウンテンクライムの3つのアトラクションがところ狭しと並べられ、予約すると、実際に専属ドライバーの運転する新型Gクラスに乗ってスリリングなアトラクションが楽しめます。7月14日(土)~16(祝・月)にはメルセデス ミー 大阪でもイベントがあるとのことです。詳しくはオフィシャルHPまで(https://www.mercedesme.jp/nextdoor/)。

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