9月2~3日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦がドイツのホッケンハイムで開催され、トレゾア・オレンジ1の40号車アウディR8 LMSエボII(リカルド・フェラー/マティア・ドルディ組)が土曜のレース1を制した。翌日曜のレース2ではアコーディスASPチームの88号車メルセデスAMG GT3エボ(ラファエル・マルチェッロ/ティムール・ボグスラフスキー組)が優勝を飾っている。
88号車メルセデスがウイナーとなった前戦ニュルブルクリンクから約1カ月のインターバルを置いて行われた“ドイツ連戦”の後半ラウンドは、スプリント・カップの今季3戦目だ。週末に60分レースを2回実施するこのフォーマットでの最初の予選では、ジョーダン・ペッパー駆る60号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2(VSR)がポールポジションを獲得し、2日(土)14時から開始されたレース1で主導権を握った。
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しかし予選2番手につけた40号車アウディがVSRの逃げを許さず。レース中盤にピット・ウインドウ・オープンとなった直後に、フェラーのアウディが最終コーナーから1コーナーにかけてペッパーに並びかけオーバーテイクに成功すると、直後のピット作業で交代したドルディがトップでコースに復帰。後半スティントで後続を引き離し今季2度目のトップチェッカーを受けた。
3番手スタートの12号車アウディR8 LMSエボII(コムトゥユー・レーシング)がトップと6.614秒差の2位に。32号車BMW M4 GT3(チームWRT)がこれに続き3位となった。
なお、32号車はファイナルラップで69号車フェラーリ296 GT3(エミル・フレイ・レーシング)にかわされ4番手でフィニッシュしたが、オーバーテイク時の接触に対し、32号車を0.192秒上回ってチェッカーを受けたフェラーリに1秒のタイム加算ペナルティが下ったため、レース後に2台の順位が入れ替わっている。
■マルチェッロが魅せた華麗なオーバーテイク
明けた3日(日)は前日のレースウイナーである40号車が予選を制し、レース2のポールポジションを獲得したが、この日も“予選最速車”の逃げ切り勝利とはいかなかった。レースはオープニングラップにマルチクラッシュが発生し、いきなりのセーフティカーランとなる。
約10分後にリスタートが切られると、予選3番手からスタートで25号車アウディR8 LMSエボII(サンテロック・ジュニアチーム)をかわして2番手に浮上していた88号車メルセデスが40号車アウディを強襲。ドルディとマルチェッロによる攻防の末、巧みなライン取りでオーバーテイクに成功した88号車がトップに。
その後マルチェッロは後続を引き離していき6秒以上のギャップを築いてボグスラフスキーに交代する。あとを受けたロシア出身の23歳も危なげない走りを披露し、2位に7秒の差をつけてトップチェッカーを受けた。
その2位には、予選6番手からスタートしピットイン前は8番手に順位を下げていた11号車アウディR8 LMSエボII(コムトゥユー・レーシング)が入った。このアウディはアンダーカットにより大きく順位を上げることに成功した。一方、ポールシッターの40号車はジャンプスタートによる5秒ペナルティによりポジションを落とし、3位に入った25号車アウディに次ぐ4位でのフィニッシュに。
コムトゥユーの11号車と同じタイミングでピットに入った32号車と46号車BMW M4 GT3(チームWRT)は、レース後半にペースが上がらず32号車が5位。ピットストップ前は4番手を走っていた46号車は、バレンティーノ・ロッシが5番手でのコース復帰後2台にかわされ7位でレースを終えている。
VSRのロフル・イネイシェン/根本悠生組163号車ランボルギーニは、レース1を総合16位/シルバーカップ4位、日曜のレース2は18位/クラス4位でフィニッシュした。
ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの次戦第8戦バルセロナは、9月16~17日にスペインのカタロニア・サーキットで開催される予定だ。2週間後のレースも今回と同じスプリント・カップとなり、土曜と日曜にそれぞれのレースの予選と決勝が行われる。
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