■アストンマーティンらしいスポーティでエレガントな外観
2019年11月20日、中国北京にてアストンマーティン初のSUVとなる「DBX」を発表しました。2015年から開発が始まったDBXは、一体どんな姿なのでしょうか。
アストンマーティン初のSUV「DBX」が2019年12月にデビュー
すでに偽装したDBXの写真は公開されていましたが、ついにその姿が明らかになりました。まず、その外観から見ていきましょう。
DBXのエクステリアは、アストンマーティン・スポーツカーのエレガンスをSUVの世界に取り入れ、徹底的にデザインが練り込まれています。
DBXのエクステリア・デザインは、一目でそれがアストンマーティンのクルマであることが分かります。
たとえば、フロントエンドの象徴的な「DB」グリルから、彫刻的な曲面を描くサイドパネル、フィーチャー・ライン、「ヴァンテージ」からインスピレーションを得たフリップ付きテールゲートといった具合です。
フレームレス・ドアは、サイドガラスのシールが巧みに隠され、Bピラー・フィニッシャーといった美しいディテールが、エレガントで自信に満ちたスタイルを演出しています。
また、スリムなドアシル・エリアにより、豪華なキャビンへの乗降性が改善している一方で、ドレスやスーツの裾が汚れるリスクを低減しています。
エアロダイナミクスは設計の段階から重要視されていました。
DBXのフロントには、デイタイム・ランニングライトに統合された空力ダクトが設置され、フロントホイール・アーチとサイドパネルに沿ってエアを送り、ブレーキを冷却しながら抗力と揚力の両方を削減しています。
車両上方のエアは、ルーフの上、リア・ウイング、リア・ウィンドウ、リア・フラップへと綺麗に流れます。このユニークなアプローチとデザインにより、リア・ウィンドウがほかのSUVとは比較にならないほどクリーンな状態に保つことができます。
次にインテリアを見てみましょう。DBXの豪華なハンドクラフト・インテリアは、前席/後席のどちらでも、広いスペースと快適性を提供するように設計されました。
クラス最高レベルの広さを持つヘッドルームとレッグルームは、フルレングスのガラス・パノラマルーフとフレームレス・ドアガラスと組み合わされ、明るく広々としたキャビン環境を提供します。
前席にはスポーツカーのシート・パッケージが採用され、並外れたサポート性とロングドライブにおける快適性が保たれ、さらに後席乗員用の膝と足元の追加スペースも確保されています。
シート表皮には、長年のパートナーである“Bridge of Weir Leather”から調達した最高級フルグレイン・レザーが採用されています。
ヘッドライニングと電動ルーフ・ブラインドは、どちらも業界初の豪華なアルカンターラ仕上げが施されており、ヘッドルームを損なうことなく調和の取れたデザインと遮光性が両立されています。
インテリアでの最注目は、エレガントなブリッジタイプのセンター・コンソールです。このコンソールは、下部の収納スペースと美しい造形が特徴です。
また、モダンなウッドパネル、複合材、金属パネルなど、オーナーの好みに従って、インテリアをさまざまな組み合わせに変更することも可能です。
これには、革新的な各種素材と、80%のウールで作られたファブリックといった業界初の試みの素材もあります。最高級の亜麻と同じ植物から得られた新しい複合材は、カーボンファイバーの代わりに使用され、独特の美学を表現しています。
これらの装飾パネルに囲まれたディスプレイには、最先端のテクノロジーが採用されています。センターコンソールには10.25インチのTFTスクリーンが収まり、12.3インチの巨大なTFTスクリーンは豊富な情報をドライバーに提供します。また、Apple CarPlayに加え、360°カメラシステムと、ふたつのゾーンで64種類のカラーを提供するアンビエント・ライトも標準装備されています。
■オン/オフ、両方で使えるラグジュアリーSUV
スポーツカーブランドであるアストンマーティンがつくる初のSUVであるDBXは、オンロードでの走行性能はもちろんのこと、悪路での走破性も求められます。このクラスのSUVを求めるカスタマーの要求を満たしているのでしょうか。
DBXには、「DB11」およびヴァンテージにも搭載されている4リッターV型8気筒ツインターボエンジンの最新バージョンが搭載されます。
最高出力は550馬力、最大トルクは700Nmです。DBXは、アクティブ・エキゾースト・システムにより、ラグジュアリーなSUVモデルの洗練されたサウンドから、アストンマーティンならではの爽快なスポーツカーのエキゾーストノートまで、幅広いサウンドを奏でます。
このエンジンは、シリンダー休止機能も備えています。0-100km/hは4.5秒、最高速度は291km/hです。
このエンジンに組み合わされるのは、9速トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションで、アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リア・リミテッドスリップ・ディファレンシャル(eデフ)を備えた4輪駆動システムに合わせて調整されています。
これにより、車両の前後および左右のリア・アクスル間で、トルクを正確に配分することが可能です。
また、スポーツカーのようなフィールとレスポンスを実現するようにチューニングされた専用のステアリング・システムと組み合わせられ、DBXはどのような条件でも圧倒的なコントロール性能を発揮します。
アストンマーティンは、スポーツカーの開発を通して改良を重ねてきた接着アルミニウム構造の技術を活用して、極めて軽量かつ堅牢なDBX専用のプラットフォームを設計しました。
DBXの車両総重量は、このクラスにしては軽量な2245kgです。
DBXはクラスをリードする広々とした空間を生み出すことに成功し、その一方で、新しいプラットフォームによる優れた剛性により、オンロードとオフロードの両方で並外れたダイナミクスを発揮します。
アダプティブ・トリプルチャンバー・エアサスペンションは、最新の48Vエレクトリック・アンチロール・コントロール・システム(eARC)およびエレクトロニック・アダプティブ・ダンパーと組み合わされ、幅広い走破力を実現しています。
またエアサスペンションにより、ライドハイトを45mm上昇、または50mm下降させることが可能で、あらゆる地形に対応することができます。
アダプティブ・トリプルチャンバー・エアスプリングは、スプリングの硬さを変化させることが可能で、ラグジュアリー・サルーンの快適性とダイナミックなパフォーマンスを両立させています。
eARCは、コーナリング中のロールを抑制することで、スポーツカーのようなハンドリングを実現しました。
これらのアダプティブ・トリプルチャンバー・エアサスペンション、ダンパー、eARCを組み合わせたシステムにより、最大5人の乗員と荷物を積載した場合でも、DBXは優れた乗り心地をキープしつつ、鋭いレスポンスと動力性能を発揮します。
※ ※ ※
アストンマーティン・ラゴンダ社長兼グループ最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマー氏は次のようにコメントしています。
「DBXは、これまでアストンマーティンを所有したことのない、多くの人々を魅了することになるでしょう。そのため、スポーツカーで確立されたコアバリューに忠実であると同時に、ラグジュアリーSUVモデルに期待される多用途性も提供する必要がありました。
美しいスタイル、最高のクラフトマンシップ、そして高度なテクノロジーを備えたこのクルマは、アストンマーティンの誇りです」
希望小売価格は、それぞれ15万8000ポンド(英国、2200万円)、19万3500ユーロ(ドイツ、邦貨換算約2320万円)、18万9900ドル(米国、邦貨換算約2060万円)からとなります。
現在、DBXは注文を受け付けており、デリバリーは2020年第2四半期に開始される予定です。
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