僕(筆者:木下隆之)が以前から所有するホンダ「モンキー50」では飽きたらず、現行モデルの「ダックス125」を購入すると、門外漢は首を傾げる。モンキー50は原付1種でダックス125は原付2種。同じ「原付」でも排気量に差があるから、走りも異なる。
モンキー50は、曲芸師が玉乗りをするような感覚で、バイクを転がすような気分なのに対して、ダックス125は、いわゆるバイクのライディング感覚にひたれる。所有してみるとその差は明らかであり、別世界の乗りものなのだ。だが友達は、こう言って呆れる。
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「原チャリ2台所有って、意味あるの?」
いやはや、確かにモンキー50と大きな排気量のスーパースポーツバイクならばまったく別物だが、どちらもホンダの伝統的ファンバイクだから、2台所有は不自然に見えるのだろう。
ところが、先日ジムニーの乗り比べ試乗をしてハタと気がついた。僕の2台は、まるでジムニーとジムニー・シエラの関係性に似ているのではないか、と。
ジムニーとジムニー・シエラは、ともにスズキが世界に誇るクロスカントリーモデルであり、無骨な梯子型ラダーフレームで構成される。そのプラットフォームはまったく共通だ。
だが、ジムニーは直列3気筒660ccターボを搭載する軽カー(軽乗用車)なのに対して、ジムニー・シエラは直列4気筒1500ccエンジンを積む。法規的には小型自動車(小型乗用車)である。
ジムニーの生命線は軽カーであることだから、ボディサイズもギリギリ軽カー枠に留めている。だがジムニー・シエラには自由度があるから、ド派手なオーバーフェンダーが張り出している。ボディは共通しているから室内の余裕もラゲッジスペースの容量も同じなのに、一方は経済的な軽カーであり、一方は小型自動車だ……門外漢に言わせれば「それって意味ある?」であろう。
それでも、オフローダーにとっては大きな違いなのである。ジムニーのオフロード性能は侮れない。軽カーだと甘く見ると怪我をする。コンパクトで軽量な分だけ、荒地の踏破性に優れている。股ぐらで抱え込んだロデオのようでもある。
一方のジムニー・シエラは、どこかツアラー的な落ち着きがある。つまりは、モンキー50とダックス125の違いであり、ルックスは似ていても、乗り味は異なるのだ(モンキー125であればなおさら)。
もっとも、ジムニーとジムニー・シエラの2台所有って聞いたことがないから、やはりモンキー50とダックス125を所有するという僕の選択は奇妙なのかもしれない……。
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