アレクサンダー・アルボンはウイリアムズの今季マシンFW46について、開幕2戦を終えた時点ではポテンシャルを最大限に引き出すことができていないと考えている。
アルボンは2024年シーズンの開幕戦バーレーンGPでオーバーヒートに見舞われ15位。サウジアラビアGPでは、チーム戦略でライバルを制したハースのニコ・ヒュルケンベルグの後ろ11位とポイントを獲得できなかった。
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上位5チームが先行していることから、ハース、ウイリアムズ、アルピーヌ、RB、キック・ザウバーの下位5チームの間では今後も激しいポイント争いが繰り広げられると予想されるが、アルボンはFW46にはまだ多くの可能性があるとして、チームの改善を予想した。
「とても単純に、僕らは昨年よりも良いマシンを手にできたと思う」とアルボンは言う。
「でも、それは他のみんなも同じだ。ハースは全体的にサプライズなパッケージだと言えるし、戦闘力を増したようだ」
「自分たちの弱点は分かっている。ラップタイムを引き出せると分かっているし、どこで稼げるかも分かっている。次の6~7戦でパフォーマンスを引き出し、ライバルを凌駕できることを期待している」
「マシンから十分にタイムが引き出せると分かっている。今はそこに手が届かないんだ。少なくとも今回(サウジアラビアGP)はポイントを獲得するチャンスがあったと思うだけに、ちょっと残念だ。僕らにはできるはすだ」
「これからの数レースで、少しずつでも速くなることを期待している」
「シーズン開幕としてはあまり良い結果じゃなかった。もっと良いモノを求めていたけど、始まったばかりだし、巻き返すことはできる」
2023年シーズンでウイリアムズは持ち前の直線スピードの強さで、特定のサーキットで速さを見せ、アルボンは総合的なスピードで勝るライバルを抑え込んでポイントを稼ぐことができた。
今年、チームはより安定したパッケージづくりを試みており、アルボンはストレートでのアドバンテージがなくなったことを認めた。
「昨年みたいなストレートスピードはない」とアルボンは言う。
「だから僕らとしては、オーバーテイクが本当に難しいんだ」
「(サウジアラビアGPでは)かなり驚いたよ。オーバーテイクは全てコーナーでやらなきゃいけなくて、僕にとっては普通じゃないんだ! 面白かったよ。DRSトレインがあると追い抜きは不可能だ」
「集団がばらけると、DRSがないマシンにアタックできるようになった。それは上手くいって、集団を抜いていくことができた。レースペースは良かったから、フラストレーションがたまるね。僕らのペースは悪くなかったんだ」
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