ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)はMotoGP第17戦オーストラリアGPの決勝でウイング無しのバイクを使用した。これがかなり好調な走りだったようだ。
現在のMotoGPバイクは空力領域の発展が著しく、競争力を上げていく上でエアロダイナミクスは必要不可欠なモノとなっている。
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ウイングをバイクの至る所に備えたマシンは見慣れたものとなって久しいが、オーストラリアGPではそれらが無い、シンプルなかつての姿を彷彿とさせる”特殊”なバイクも使われた。これはオーストラリアGPが唯一ウイングを外して走ることができるサーキットとなっているからだ。
というのも、舞台であるフィリップアイランドはその海に面した立地から非常に風が強く吹くことがあり、現在の空力パッケージが風の影響を受けて制御不能になる可能性を考慮し、ウイングを外すことのできる特別なルールが設定されているためだ。
今回、このルールを利用したのがフェルナンデスだ。彼は今週末まずまず好調で、予選はQ2へ直接進出し、6番手を確保。スタートでは集団に飲み込まれてしまったことが響き、10位争いに留まったが、走りはかなり好調でウイングが無くても素晴らしい感触だったと語っている。
「昨日(ウイング無しを)試してみたんだけど、とても上手く行った。このコースは強風のためにチャンピオンシップで唯一ウイングを外すことが許されているからね」
フェルナンデスはそう語る。
「ウイング無しで走るのは最高だったよ。マジで飛んでいた」
「スタートでかなり遅れてしまったのは残念だったけど、僕のペースは4位フィニッシュできるものがあったと思う」
「あの感覚は素晴らしかった。土曜日にチームで話し合って、(ウイング無しで)やると決めたんだ。来年に向けてデータを集められたのはとてもよかった」
「レースは少しクレイジーだったけど、とても良い走りだった。残念なのはスタートでポジションをかなり失ったことだ。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46/4位)とのギャップは変わらなかったけど、僕らのペースは同じで、最後には僕の方が速くなっていた」
「ウイング無しで走ったことはこれまでに無かったけど、本当に素晴らしかった。アプリリアが僕を信じてくれたし、僕はより良いバイクにするための実験台を申し出たんだ。とても楽しかった。こんなバイクを経験したのは久しぶりだ」
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みんなのコメント
しかしそれはタイヤを使いこなせていない ライダーとチームのマシンであり、上位の者達には とても大事なアイテムであり
-0.7だ