■爆速! 新型「Zレースカー」どんなクルマ?
2022年5月10日、スーパー耐久シリーズ2022の公式テストが富士スピードウェイでおこなわれました。
そこでは、新型「Nissan Z」(日本名:フェアレディZ)をベースにしたレースカーをお披露目し、実際のテスト走行模様も公開しています。
【画像】これはカッコイイ! 爆速な新型「NISSAN Z」の実車を見る!(25枚)
日産とNISMOは、2022年4月28日に同年6月4日・5日に富士スピードウェイで開催される「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に新型Nissan Zで参戦することを明かしています。
富士24時間レースは、スーパー耐久シリーズの第2戦として開催されるもので、参加車両は改造範囲によってクラス分けされ競い合います。
今回、新型NISSAN Zがエントリーするのは「ST-Qクラス(他クラスに該当しない、スーパー耐久機構[STO]が認めた開発車両が参戦するクラス)」です。
このST-Qクラスには、現在水素エンジンを搭載するトヨタ「カローラスポーツ」、カーボンニュートラル燃料を使用したトヨタ「GR86」とスバル「BRZ」、バイオディーゼル燃料を使用するマツダ「MAZDA 2」などが参戦をしており、自動車メーカーの開発車両が多く参戦しています。
今回の新型NISSAN Zは、標準車をベースとしつつレースカーへと改造されています。
エクステリアでは、白いボディカラーに赤いドアミラーというアクセントを施しており、「白×赤」というNISMOカラーをイメージしているようです。
フロントでは、けん引フックやボンネットピンを装着するほか、ボンネットに大型ダクトを左右2つ設けています。
リアには、GTウィングが装着されているほか、標準車では左右2本出しマフラーでしたが、新型NISSAN Zでは右後方のみへと変更されているようです。
また、インテリアでは左ハンドル仕様なのがわかるほか、レースカーならではのロールケージが張り巡らされているようです。
今回、富士24時間レースの参戦に向けては、テスト参戦という形式でNISMOから1台。
また「フェアレディZ」での同シリーズ(ST-3クラス)への参戦経験が豊富なMax Racingを加えた2台でを戦います。
参戦ドライバーは、NISMO 230号車が平手晃平選手、松田次生選手、ロニー クインタレッリ選手、星野一樹選手、佐々木大樹選手の5人体勢。
Max Racing 244号車が田中哲也選手(監督兼任)、田中徹選手、三宅淳詞選手、高星明誠選手、安田裕信選手の5人体勢となります。
日産/NISMOは今回の参戦について「新型Nissan Zのさまざまなモータースポーツカテゴリーでの活用の可能性を探るための実戦データを得るため、また24時間というタフなレースを通じてクルマを鍛え、Zにふさわしい、ワクワクするレースカーの開発を目指すため」と説明しています。
※ ※ ※
なお、公式テストにおいて平均して1分50秒台を記録。その速さを見せつけておりホームストレート上で何台ものクルマを追い抜いていく様子が印象的でした。
6月4日・5日の富士24時間レース本番にどのような走りを見せるのか、注目されること間違いなしです。
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みんなのコメント
ですますで当たり前のことを書いてるだけで、タイトルのド迫力のウイングって見たらめっちゃ控えめやん。