■国内唯一の直営店、市街地の外れに建てられた理由とは?
1967年、1970年に全日本モトクロス選手権のチャンピオンに輝いたレジェンドライダー、吉村太一氏が現役を引退後、1975年に設立したのが『ライダーズスポットタイチ』でした。バイク乗りなら知る人も多い『アールエスタイチ』の始まりです。
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日本のバイク用品専門店の先駆け的存在となった同店は現在の『アールエスタイチ大阪』へと受け継がれ、その場所は製品メーカーとしてのアールエスタイチの基点とも言える聖地です。
1975年に創業された『ライダーズスポットタイチ』は、大阪府大東市の環状線沿いに建てられました。吉村氏は現役ライダーの頃から『クシタニ』や『南海部品』などと懇意にしていたこともあり、2輪用品と深く携わっていたようです。南海部品は当時、四輪用品も扱っていたためこのライダーズスポットタイチが初の本格的な2輪用品専門店となりました。
1983年に現在の大東市中垣内(3-1-25)に新社屋が建ち、現在の『アールエスタイチ大阪』へと進化しています。その後全国各地に支店が建ちましたが、現在は用品メーカーとしての位置付けを中心として活動しており、この大阪店が唯一のショップ展開となっています。
大きな店舗もさることながら、さすが2輪用品専門店だけあり、広い駐輪スペースが嬉しいところ。屋外には自販機だけでなく、テラス風の休憩スペースもあり、居心地の良い空間となっています。
賑やかな市街地の喧騒から離れた立地で移転当時は周囲から猛反対されたようですが、「居心地の良い方がいい」と吉村氏が決めたそうです。確かに、ツーリングがてら立ち寄る気にさせてくれる場所です。
店内に入ると、同社が取り扱う『トロイリーデザイン』などオフロード用品コーナーが視界に入ります。オンロードバイク中心の製品展開かと思っていましたが、こうして眺めてみると、原点であるオフロードを大事に取り扱っていることが感じられます。
2階建ての店内には、ジャケットやレーシングスーツ、シューズ、ブーツ、ヘルメット、車体パーツ、ケミカル類など、ジャンルごとに見やすい展示となっています。また各コーナーのスペースも広く、ゆっくり吟味できます。もちろん自社ブランドだけでなく、様々なブランドの商品も充実しています。
モノ選びで何か分からないことがあれば、プロショップとして各ジャンルの専門知識のあるスタッフが相談に乗ってくれます。また、併設された整備スペースではメンテナンス作業も行なわれています。
気になったのは、1階と2階にあるコーヒーメーカーです。コンビニでよく見かけるタイプで、本格的なドリップコーヒーを抽出します。そこに“TAKE FREE ご自由にお飲みください”と書かれており、思わず2度見してしまいました。太っ腹です。
ほかにもキッズコーナーが常設されているなど、ユーザー目線の店舗づくりが感じられます。そしてスタッフの方の丁寧な応対がまた、居心地の良さとして感じられるのかもしれません。
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みんなのコメント
駐車場がバイクで一杯でなかなか停められなかった。
30年以上前の話です。