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GRカローラの抽選申込の受付が開始。車両価格は525~715万円に設定

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GRカローラの抽選申込の受付が開始。車両価格は525~715万円に設定

 トヨタ自動車傘下のTOYOTA GAZOO Racingは2022年12月2日、スポーツカーシリーズ「GR」の新型車となる「GRカローラ」の抽選申込の受付を開始した。

 車種展開は「GRカローラRZ」と、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男社長が作り込んだ2シーターモデルの「GRカローラ モリゾウエディション」をラインアップし、車両価格はGRカローラRZが525万円、GRカローラ モリゾウエディションが715万円に設定。抽選申込の受付から納車までの流れは以下の通りで、販売台数は新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響により、GRカローラRZがまずは500台(今後生産状況を見ながら追加販売を検討)、GRカローラ モリゾウエディションが70台としている。

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 改めてGRカローラRZとGRカローラ モリゾウエディションの特徴を解説していこう。まずはGRカローラRZから。

 エクステリアについては、機能美として昇華されたモータースポーツ起点のデザインを採用する。5ドアハッチバックのカローラスポーツのボディを基調に、フロントフェンダーとリアフェンダーを片側約30mmずつ拡大。ワイドなスタンスで、野性味のある走りを予感させるスタイリングに仕立てた。また、フロントバンパーにはインテークを、フロントフェンダーとフードバルジにはアウトレットを設置。これはサーキットやダート、雪道などあらゆる道で冷却性能および空力性能を徹底的に鍛え上げた成果だ。さらに、エンジンの高出力化を狙って3本出しマフラーを新設計し、これをディフューザー内に組み込んで力強くスポーティなリアビューを創出した。外板色はスーパーホワイトII、プラチナホワイトパールマイカ、プレシャスメタル、プレシャスブラックパール、エモーショナルレッドIIという5色を用意。ボディサイズは全長4410×全幅1850×全高1480(アンテナを含む数値。ルーフ高は1455)mm/ホイールベース2640mm、車重は1470kgに設定している。

 内包するインテリアは、スポーティかつシックなブラックまたはブラック×レッドの内装色を基調に、ショートストローク化して素早い操作を可能としたシフトレバーや、ドリフト走行など限界域での車両コントロール用途を視野に入れた手引き式のパーキングブレーキを標準で採用。また、レーシングカーを手本にプロドライバーの意見を取り入れた、GR車両専用開発のFull TFTメーターを新規に組み込んだ。

 肝心のパワーユニットは、GRヤリスに採用するG16E-GTS型1618cc直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンをベースに高出力化を実施。ピストンなどのエンジンパーツを強化するとともに、バルブ付きの3本出しマフラーを組み込んで排圧低減と消音性能を両立させ、10.5の高圧縮比から最高出力304ps(224kW)/6500rpm、最大トルク37.7kg・m(370Nm)/3000~5550rpmを発生する。トランスミッションには専用セッティングのiMT(6速MT)を組み合わせ、変速比は1速3.538/2速2.238/3速1.535/4速1.162/5速1.081/6速0.902/後退3.831、減速比は1~4速4.058/5,6,後退3.45に設定。駆動機構にはGRヤリスと同機構の電子式多板クラッチによる前後駆動力可変式のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」と前後トルセンLSDを採用する。また、駆動配分を制御する4WDモードと、アクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードを分けることで、ドライバーの好みや走行環境に応じた選択を可能とした。

 シャシー面に関しては、カローラスポーツの前マクファーソンストラット式/後ダブルウィッシュボーン式をベースに、ブッシュのピロボール化やスプリング&ショックアブソーバーおよびアライメントの最適化を実施。シューズには18インチのBBS製グロスブラック塗装10スポーク鍛造アルミホイール(センターオーナメント付)と235/40R18サイズのヨコハマADVAN APEX V601を装着する。トレッドはベース車比でフロントを60mm、リアを85mmワイド化して前1590×後1620mmにセット。制動機構には、前アルミ対向4ポットキャリパー/後アルミ対向2ポットキャリパーを組み込む前後ベンチレーテッドディスクブレーキを配備した。

 ドライバーの操作に俊敏に反応する走りを目指して、ボディ剛性を徹底強化したこともトピック。GRファクトリーでの生産で実現する高剛性の基本骨格に加えて、リアホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースを追加し、スポーツ走行時の操縦安定性能を高める。また、GRヤリスと同様に形状自由度の高いSMC(Sheet Molding Compound)工法で成形したCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)素材のルーフパネルを設定し、剛性を引き上げるとともに軽量化も果たした。

 モリゾウこと豊田章男社長が強くこだわりを持つ「お客様を魅了する野性味」を追求した、2シーターモデルの「GRカローラ モリゾウエディション」に話を移そう。

 最大のトピックは、リアシートを省いて乗車定員を2名とし、約30kgの軽量化(1440kg)を果たしたこと。また、構造用接着剤を3.3m追加で塗布し、同時にボディ補強ブレースを加えて、車体剛性のさらなる強化を図った。

 パワートレインにも変更を加える。G16E-GTSエンジンは、最大トルクを37.7kg・m(370Nm)/ 3000~5550rpmから40.8kg・m(400Nm)/3250~4600rpmへとアップ。中回転域のトルクを高めることで、加速性能を向上させる。合わせて、iMTの1速を3.214、3速を1.592に変更して1~3速をクロスギアレシオ化(1~4速の減速比は4.250に変更)。ディファレンシャルギアのローギアード化も行い、動力性能の向上と気持ちのよいギアのつながりを実現した。

 懸架機構に関しては、フロントに倒立式モノチューブアブソーバーを、リアにモノチューブアブソーバーを採用。また、シューズには10mm拡幅した245/40R18サイズのミシュランPILOT SPORT CUP2 CONNECTタイヤを装着する。BBS製18インチ鍛造アルミホイールには、TOYOTA GAZOO Racingのロゴを配した。

 エクステリアでは、マットスティールの専用ボディカラーを設定。さらに、ウィンドシールドガラスにモリゾウサインを貼付する。

 一方、インテリアではドアトリムオーナメントやインストルメントパネル、シフトレバーベースなどに鋳物ブラック塗装を施し、ステアリングやコンソールにはウルトラスエード表皮を採用。さらに、しっかりと体をホールドする専用セミバケットシートを装着した。

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