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ミニバンも「クロスオーバー」がアツい! SUV風がイカすミニバン5選

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ミニバンも「クロスオーバー」がアツい! SUV風がイカすミニバン5選

■ミニバンとSUVが融合した「クロスオーバーミニバン」とは

 昨今、「クロスオーバーSUV」というジャンルがトレンドとなっていますが、ステーションワゴンとSUVの特徴を両立し、オフロード性能よりも乗用車としての使い勝手を重視するモデルのことを指します。

【画像】シエンタがSUV風でワイルドに! ミニバン×SUVがイケてる(48枚)

 SUV(スポーツユーティリティビークル)ならぬ、「CUV(クロスオーバーユーティリティビークル)」と呼ばれることもあり、街乗りメインのスタイリッシュなSUVとしてさまざまなモデルがラインナップされています。

 そんななか、「クロスオーバーミニバン」という新たなジャンルも台頭しており、ミニバンとSUVが融合したモデルが登場。

 今回は、そんなミニバンとSUVが融合したクロスオーバーミニバンを5台ピックアップして紹介します。

●トヨタ「シエンタクロスオーバー」

 2020年12月7日に突如台湾で発表された「シエンタクロスオーバー」。日本でも人気のコンパクトミニバン「シエンタ」の現地仕様をベースに、SUV風に仕上げたモデルです。

 シエンタクロスオーバーのボディサイズは、全長4350mm×全幅1695mm×全高1700mmと、シエンタ(日本仕様)に比べて全長は+90mm、全高は+25mm拡大しています。

 全高が高くなっているのは最低地上高も関係しており、最低地上高は20mm高められた165mmに変更。専用サスペンションを採用し、悪路走破性が向上しました。

 デザイン面では、クロスオーバーらしさを表現するために、前後にスキッドプレート調のパーツやルーフレールなど、専用デザインを採用。

 また、日本仕様にある、ヘッドライトからフォグへとつながる涙のようなフロントサイドガーニッシュがなくなり、代わりにフォグランプ周辺にブラックの樹脂パーツが装備されるなど、力強い印象になっています。

 内装色は、ブラックとブラウンでシックにコーディネートされました。

 台湾で販売されるシエンタクロスオーバーは全車1.8リッターエンジンを採用。最高出力140馬力・最大トルク17.5kgmを発揮します。なおハイブリッド仕様の設定はありません。

 安全装備としては、予防安全装備「トヨタセーフティセンス」などが標準装備されました。

 いまのところ日本で発売される予定はなさそうですが、もし販売されることになればヒットしそうなモデルだといえます。

●ホンダ「フリードクロスター」

 シエンタの直接のライバルとなるホンダ「フリード」ですが、2019年10月のマイナーチェンジでSUV風モデルとして「フリードクロスター」が追加されました。

 ベースのフリードは3列シートで6人乗りと7人乗りがありますが、フリードクロスターは6人乗りのみ。

 1.5リッターガソリンおよび1.5リッターハイブリッドがあり、2WD(FF)と4WDが選べます。

 なお、もともとが2列シート5人乗りの「フリード+」にも同様に「クロスター」が設定されています。

 SUV風の外観デザインは遊び心と力強さと表現。専用のフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグランプを装着しました。

 さらに、ルーフレールやアルミホイール、専用色のドアアウターハンドルとドアミラーを採用し、アウトドアで映えるクロスオーバーなスタイルが特徴です。

 内装も随所に遊び心が感じられる仕様となり、木目パネルはクロスター専用のプライウッド調を採用。コンビシートは汚れが目立たないデジタル柄とすることで、アウトドアの非日常感を演出しました。

 フリードのマイチェン後1か月の販売では全体の3割をクロスターが占めるほど、SUV風のデザインが好評となっているようです。

●三菱「デリカD:5」

 三菱「デリカD:5」は、多人数乗車ができて荷物がたくさん積めるミニバンとしての機能性と、本格的な四駆性能を備えたSUVとしての性能を高次元で両立するモデルです。「オールラウンドミニバン」と呼ばれています。

 2019年2月のビッグマイナーチェンジでは、外観のデザインを大きく刷新。当初は賛否両論あったデザインですが、いまでは三菱を支える主力モデルとして、同ブランドの登録車でもっとも多い販売台数を記録しています。

 外観は三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」とマルチLEDヘッドライトを採用し、タフでありながら上質なデザインとしました。

 内装は、直線基調で構成されたインパネに、立体木目を採用。オールラウンドミニバンとしての機能性と質感を兼ね備えています。

 デリカD:5には、通常モデルとは別に、エアロ仕様として、スタイリッシュな「アーバンギア」グレードも設定されています。

 パワートレインは2.2リッターコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルターボエンジンと新開発の8速スポーツモードATが組み合わされ、よりパワフルで滑らかな走行性能が可能になりました。

 さらに、電子制御4WDシステムに新たなヨーレイトフィードバック制御を追加したことで、旋回運動を的確に判断できるようになり、ドライバーのハンドル操作により忠実な車両挙動を実現しています。

 独自のポジションを築くデリカD:5は、ミニバン×四駆の長所を兼ね備えた唯一のモデルとして人気を博しています。

■軽のスーパーハイトワゴンもクロスオーバー化!

●スズキ「スペーシアギア」

 スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」をクロスオーバー化したのが、「スペーシアギア」です。

 もともとアクティブな印象のスペーシアでしたが、SUVと融合することで、タフなイメージを強調しています。

 外観は、丸型のヘッドランプに、専用のフロントグリル、フロント・リアバンパー、サイドドアガーニッシュはガンメタリック色に統一。

 ルーフレールを標準装備することで、アウトドアなどの用途でも活用できるアイテムも備えました。

 ブラック基調の内装は、メーターやシートステッチなどにオレンジのアクセントカラーを施し、ツールボックスをモチーフにしたインパネアッパーボックスを採用。遊び心が感じられる空間を演出しています。

 パワートレインは、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを全車に搭載。

 スリムサーキュレーターや後席両側ワンアクションパワースライドドアなど快適装備を充実させるとともに、水濡れや汚れを気にせず使える、撥水加工を施した専用ファブリックシートや防汚タイプのラゲッジフロアやシートバック背面を採用するなど、使い勝手の良い仕様としました。

 ベーシックなスペーシア、圧倒的な迫力と存在感の「スペーシア カスタム」とはひと味違う、軽ハイトワゴンをもっとアクティブに使いたいと考える人にピッタリのモデルです。

●三菱「eKスペースクロス」

 三菱の軽スーパーハイトワゴンの「eKスペース」ですが、2020年3月のフルモデルチェンジで、それまでのカスタムグレードに代わり、SUV風の「eKクロススペース」が設定されました。

 なお、2019年3月にフルモデルチェンジした軽ハイトワゴンの「eKワゴン」にも、SUVテイストを取り入れた「eKクロス」がラインナップしています。

 eKクロススペースは、前出のデリカD:5によく似た外観デザインを実現。三菱の「ダイナミックシールド」を軽自動車にも取り入れることで、車格以上の力強さを演出しています。

 内装は、水平基調のすっきりとしたインパネ形状とすることで良好な前方視界と開放感を確保するとともに、ブラックのインテリアカラーにキルティングパターンを採用したシートなど、スタイリッシュで上質な空間としました。

 使い勝手も優れており、後席足元の空間を広く確保。リアシートはクラストップのスライド量を誇り、広々とした室内を実現しています。

 パワートレインは、全車ハイブリッドシステムを搭載。自然吸気エンジンとターボエンジンを設定し、CVTと組み合わせることで、力強く滑らかな加速性能と優れた燃費性能を両立しました。

 日本国内では三菱自動車初となるヒルディセントコントロールを採用することで、急な下り坂などでも、電子制御により車速を抑えて安心して走行することができます。

 エアロパーツが装備されたカスタムグレードではなく、SUVテイストを盛り込んだ仕様を軽自動車にも用意するところは、SUVを強みとする三菱らしさであるといえるでしょう。

※ ※ ※

 さまざまなSUVやミニバンがラインナップされていますが、その両方の良いところを取り入れたクロスオーバーミニバンは、個性的なデザインや機能性を備えた新たなジャンルとして、今後のトレンドになるかもしれません。

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みんなのコメント

3件
  • 悲しいことに、この記事の中でSUVとしての機能を果たすのはデリカだけ。
  • クロスオーバーってセグメントを超えてるって意味だから
    軽を大きくしてもある意味クロスオーバー(笑
    なんでもクロスオーバーにできるよ

    日本人は英語理解できない人多すぎて
    そういう言葉をたくさん作りたがるよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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