アストンマーティンF1チームは、Wシリーズに参戦し、ジェームズ・ボンド映画のスタントドライバーでもあるジェシカ・ホーキンスを新ドライバーアンバサダーとして迎えることを発表した。
イギリス出身26歳のホーキンスは、フォーミュラ・フォード、F4、イギリスツーリングカー選手権、ジャガーIペースeトロフィーなどに参戦、ミニチャレンジUKプロクラスでは2017年に5勝を挙げて選手権2位を獲得した。2019年には女性だけのシングルシーター選手権であるWシリーズで2回入賞を果たしている。
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なお、ホーキンスはスタントドライバーとしても幅広い活動をしている。最初は『Fast and Furious Live』、その後はジェームズ・ボンド映画シリーズで仕事をしており、そのなかには公開間近の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』も含まれている。
「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームに加入し、新たにドライバーアンバサダーとなることに本当に興奮しています。ランス・ストロールやセバスチャン・ベッテル、ニコ・ヒュルケンベルグ、そしてチームのその他のスタッフと仕事をするのがとても楽しみです」とホーキンスは語った。
「非常にハードな仕事になることは間違いないでしょうが、私にとっては夢の実現ですし、喜んでハードワークに立ち向かっていきたいと思っています」
「今年もWシリーズでのレースを続けます。アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームでのエキサイティングな新しい役割に取り組む一方で、2021年のWシリーズ選手権でできる限り多くのポイントを獲得するために努力をし、今後も全力を尽くしていきます」
アストンマーティンF1チーム代表のオットマー・サフナウアーは、ホーキンスをチームに迎えるにあたり、次のようにコメントした。
「彼女はこれまで非常に苦労をしてレーシングキャリアを築いてきた。若手ドライバーなら誰でもそうだが、女性であればなおさら、シートを獲得するのは容易なことではない。逆境に打ち勝つという強い決意を持ち合わせていることは明らかであり、立派なものだ」とサフナウアーは語った。
「ジェシカは2019年のWシリーズ初シーズンに参戦し、ランキング12位でフィニッシュした。その成功により彼女は翌シーズンのWシリーズへ進むことができた。Wシリーズは今年のF1グランプリのうち8戦のサポートレースとして開催される」
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