本物志向のオーナーを満足させる作り込み
日本を代表するスポーツカーといえば日産GT-R。現行モデルは570馬力を発揮する3.8リッターV6ツインターボエンジンを搭載し、空力性能を考慮したボディワークなど、ノーマルでも十分に高いパフォーマンスを持っている。しかし、人とはちょっと異なる個性を求めるユーザーは存在するわけで、それに応えるため今なおチューニングパーツメーカーはさまざまなパーツをリリースしている。今回は、R35型GT-R用のマフラーフィニッシャー、ストリートを意識したエアロパーツ、競技用マフラーを紹介しよう。
6000万円で買える究極の市販レーシングカー「NISSAN GT-R NISMO GT3」
ブリッツ「ニュルスペック フィニッシャーVSR」
まずは手軽なドレスアップアイテムとしてマフラーフィニッシャー。現行モデルの上位2グレード、プレミアムエディションとブラックエディションには、フジツボ製チタンマフラーが装着されているが、ピュアエディションはステンレス製。マフラー出口もチタン特有の青い焼き色は入っていない。もちろん、それ以前のモデルもステンレス製マフラーだ。
そんなGT-Rのマフラー出口を彩るのが、ブリッツ「ニュルスペック フィニッシャーVSR」だ。純正マフラーのテールエンドを交換するだけで装着可能。本体は高い耐久性を誇るSUS304製で、その周囲をチタンで覆う構造を採用。鏡面仕上げの上質な輝きとチタンならではの青い焼き色を入れている。先端は斜めにカットされているが、ロゴが入っていないので装着は上下方向、左右方向がオーナーの好みで選べるような配慮がされている。価格は16万円(税別)。
ブリッツ「エアロスピード R コンセプト」
純正の意匠を残しながら、少しほかの人とは違う個性を持たせたいというオーナーのために開発したのが、ブリッツの「エアロスピード R コンセプト」だ。
前方に引き延ばすことでさらに迫力を持たせるリップスポイラーと、そのラインに合わせたシンプルなサイドスポイラーを設定。どちらも FRP製のほか、質感を重視したウエットカーボン製も用意する。
純正ウイングへのアクセントとして、自然な装着が可能なガーニーフラップ。外装パーツをカーボンで統一可能なウエットカーボン製のほかFRP製も用意。
純正のマッドガードに被せることで、フロントからの統一感をより際立たせるウエットカーボン製のリヤマッドガードカバーもラインアップ。
そしてサーキット走行をするオーナーにオススメなのが、フロントにリア同等の285/35R20サイズのタイヤの装着を可能にするフロントフェンダー。片側約12mmのワイド化がはかられるFRP製だ。
東名パワード「Tiレーシング チタニウムマフラー」
東名パワードの競技用デュアルマフラー「Tiレーシング」シリーズにR35型GT-R用がラインアップ。純正より14.5kgの軽量化を実現するチタン製。触媒をストレート化したセンターパイプからフルキット。理想的な排気効率を実現する。
センターパイプの第2触媒部分にはサイレンサーを配し、メインパイプをΦ80-102-80という径を採用しつつも、競技専用品に求められる各サーキットの排気音規制をクリアできる設計になっている。
ハードな使用にも耐えられるように負荷が掛かる部分には補強板を配し、剛性と耐久性を確保している。
テールエンドは、スラッシュカット・デザインとなっている。さらに社外バンパー装着も考慮して、エンド部の出幅を調整できるスライドテールを採用。もちろん、チタン製らしくチタンブルーの焼き色入り。
排気抵抗を軽減し、効率を追究したパイプ径やレイアウトを採用。さらに最低地上高も確保できるように配慮されている。
適合車種は、2007~2016年6月までのモデルと、2016年7月以降のMY17はピュアエディションのみ。価格は46万8000円(税別)。
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