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「スバル車チューンの名門“シムス”がVABアプライドDベースの新プロジェクトを始動」WRX STIの可能性を追い続ける!

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「スバル車チューンの名門“シムス”がVABアプライドDベースの新プロジェクトを始動」WRX STIの可能性を追い続ける!

快適かつタイムが出るストリート仕様を目指す

後期ベースの新プロジェクトが始動!

「スバル車チューンの名門“シムス”がVABアプライドDベースの新プロジェクトを始動」WRX STIの可能性を追い続ける!

スバル車のチューニング、パーツ開発・販売に加え、長年ラリーなどへのレース参戦も行っているシムス。VABのデモカーとしては、いわゆる前期型となるアプライドCをベースとしたマシンを使ってタイムアタックを行っていたが、ついに後期型のアプライドDをベースとしたデモカー製作プロジェクトが開始された。

現在はまだプロジェクトがスタートしたばかりということで、仕様は吸排気と足まわりを中心としたライトチューンスペック。今後はよりチューニングを進め、ナンバー付きのストリートカーとしての姿は残しつつ、最終的には筑波サーキット1分フラットを目指すというから楽しみだ。

シムスが目指すのは、あくまで「ストリートでの快適性を保ちつつ、スポーツ走行までこなせるマシンメイク。それでいてタイムが出るクルマ」というもの。そこで現在試作の最終段階に入っているという新作のサスペンション(2019年夏発売予定)は、比較的ソフト目(550ポンド)というストリート仕様のコイルをチョイスしている。

さらに、この試作サスペンションに加え、コックス・ボディダンパーやリアのトー角の調整などで、4WD特有のアンダーステア傾向を抑制するセッティングが施されている。

ホイールはワークのエモーションM8R(9.5J/+38)で、タイヤはダンロップディレッツアZIIスタースペックの265/35R18をセット。ハブを固定しているセンターのナットは、特殊な形状によってサーキット走行などでも緩みがでないIRSのアクティブクロスをセット。これはシムスが、全日本ラリーでも使用していてノートラブルのアイテムなのだという。

エンジンに関しては、ストリートクラスということで機関的にはノーマル、現状ブーストアップ程度にとどめているが、吸気系では純正置き換えのエア・インダクション・ボックスをセット。これは、エアインテーク、エアクリーナーロアケース、レゾネーターを一体成型して下部からもフレッシュエアを取り込むというシムス自慢のインテークシステムだ。

横Gなどによるエンジンオイルの偏りを防止するために、オリジナルのオイルパン&バッフルセットも装着済み。オイル切れなどによるエンジン損傷を防ぐというわけだ。

サーキットでは、ブレーキリザーバータンクのキャップをテーピングなどで固定するが、オリジナルアルミ削り出しパーツで機械的にキャップ外れを防止。機能性はもちろん、ドレスアップ効果も高いアイテムだ。

排気系はエキマニから触媒、センター&リヤマフラーに至るまで全てをシムス製に変更。素材はステンレスをメインとしながら、タイコ部分にチタンを採用するハイブリッド仕様となっている。排気経路にチャンバー室を設けて、排気脈動を利用して次の排気を吸い出すことで、アクセルのレスポンスを高めているのだ。

室内はノーマル然としたメイキング。ステアリングは操作性に優れるダムド製をチョイス。アルカンターラ仕様となっており、手触りも良いモデルだ。

ドライビングに重要なシートは、ドライバーズシートのみレカロのフルバケットモデル「RMS」に変更する。

「D型をベースとした新しいデモカーの製作はまだスタートしたばかり。現状はストリート仕様ですが、デフなどの開発を含め、サーキットのスポーツ走行までが楽しめるセッティングを出しつつ、最終的にはストリートラジアルのまま筑波タイムアタックで1分フラットを狙います」とはシムス遠山さん。

いよいよ動き出したシムスのVAB新プロジェクト。その完成された姿が、待ち遠しいかぎりだ。

●取材協力:シムス 群馬県太田市本町43-15 TEL:0276-25-1055

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