現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > フェラーリ ポルトフィーノの改良新型が日本上陸! 「M」の称号を得た跳ね馬GTスパイダーの進化点とは

ここから本文です

フェラーリ ポルトフィーノの改良新型が日本上陸! 「M」の称号を得た跳ね馬GTスパイダーの進化点とは

掲載 更新 1
フェラーリ ポルトフィーノの改良新型が日本上陸! 「M」の称号を得た跳ね馬GTスパイダーの進化点とは

Ferrari Portfino M

フェラーリ ポルトフィーノ M

ルノー、2025年までの5ヵ年計画「RENAULUTION」を発表。アルピーヌも100%EVへ

「走り」と「環境」をグレードアップ

フェラーリ ジャパンは2021年1月14日に、改良新型「ポルトフィーノ M」を国内初披露した。車名の「M」はイタリア語のModificana、英語のモディファイを意味するもので、フェラーリでは「パフォーマンスを向上させ、進化を遂げたモデル」に使われてきたシンボルだ。

リトラクタブルハードトップを備えた2+GTスパイダーのポルトフィーノにもたらされた“進化”のハイライトは、大きく分けて3つ。「パワートレインの進化」「マネッティーノの5モード化」「ADAS(先進運転支援システム)やインフォテインメントのアップデートなどコクピット環境の進化」が改良の目玉となった。

20馬力アップしたV8ユニット

ポルトフィーノ Mに搭載する3855ccのV型8気筒ガソリンターボエンジンは、出力を従来より20馬力引き上げた620cvを発生(最高出力620cv/5750~7500rpm、最大トルク760Nm/3000~5750rpm)する。

新たにガソリンパティキュレートフィルターを装着し、ヨーロッパの最も厳しい排出ガス基準(Euro-6D)に適応させながらも、V8のポテンシャル自体も一段階高めた。

完全新設計の8速DCTを搭載

組み合わせるトランスミッションもこれまでの7速から、新設計の8速デュアルクラッチギヤボックスに変更している。ちなみに、オープントップのフェラーリモデルが8速を採用するのはこれが初。

8速ギヤボックスは従来の7速とはまったく異なる設計のユニットで、オイルバス式デュアルクラッチ構造を採る。クラッチモジュールを20%小型化するとともに、トルクデリバリーを35%向上するなど、これまで以上に効率の良いユニットとなっている。

マネッティーノに「Race」モードを追加

走行モードをシチュエーションによって切り替えることのできる「マネッティーノ」には、これまでの「ウェット」「コンフォート」「スポーツ」「ESCオフ」に加えて「Race(レース)」を追加。

レースモードの追加は、ポルトフィーノ Mのもつ優れたハンドリングとトラクション性能を一層強化することが目的だという。各キャリパーのブレーキ圧を調整してコーナリング時の車両の挙動をコントロールする「フェラーリ ダイナミック エンハンサー(FDE)」のアシストを得て、よりシャープなハンドリングを実現する。

最新のADASもオプションリストに登場

デザイン面での変更は最小限に抑えているが、フロントにはよりアグレッシブなバンパーを採用し、リヤもディフューザーの形状を刷新するなど、よりスポーティで精悍さを増した印象に。

コクピットにも10.25インチのタッチスクリーンや助手席用ディスプレイなど、最新の車載インフォテインメント環境を整えた。

また、ACCや自動ハイビーム、ブラインドスポットモニター、標識認識機能、車線逸脱警告、緊急ブレーキ、リヤクロストラフィックアラート、3Dサラウンドビューを含むADAS(先進運転支援システム)を新たにオプション設定。さらに、ベンチレーション及びヒーター機能搭載シートもラインナップし、ポルトフィーノが生来備えてきた快適性の高さを一層引き上げている。

オープンカーにも、クーペにも

V8ターボならではの軽快な走りをオープンエア、クーペ、いずれのスタイルでも堪能できるポルトフィーノ M。“M”の称号を得てさらに進化した跳ね馬は、単なる「改」モデルではなく、真新しい8速ギヤボックスと5ポジションのマネッティーノを、フェラーリのGTスパイダーとして初採用した意欲作といえる。

フェラーリ ジャパンのフェデリコ・パストレッリ代表取締役社長は次のように語っている。

「ポルトフィーノ Mは、真のGTパフォーマンスに、ドライビングプレジャー、敏捷性、日常的に活躍する卓越した汎用性を兼ね備える、まったく前例のないモデルとなっています。日本のお客様には、乗るたびに再発見の旅を提供するでしょう」

【SPECIFICATIONS】

フェラーリ ポルトフィーノ M

ボディスサイズ:全長4594 全幅1938 全高1318mm

ホイールベース:2670mm

車両乾燥重量:1545kg

エンジンタイプ:V型8気筒DOHCツインターボ

総排気量:3855cc

最高出力:456kW(620ps)/5750-7500rpm

最大トルク:760Nm(77.5kgm)/3000-5750rpm

トランスミッション:8速DCT

駆動方式:RWD

サスペンション:前ダブルウィッシュボーン 後マルチリンク

ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク(カーボンセラミック)

最高速度:320km/h

0-100km/h加速:3.45秒

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

1件
  • ADASはローマにもついてるね。あと、あまり知られてないけどYM19以降のルッソにもADASついてますよ。GTカー狙いならご検討してみては。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2530.02737.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2450.03480.0万円

中古車を検索
ポルトフィーノの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2530.02737.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2450.03480.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村