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マルティン首位、KTMやアプリリアも上位に。ヤマハのクアルタラロがQ2進出決定/第5戦フランスGP

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マルティン首位、KTMやアプリリアも上位に。ヤマハのクアルタラロがQ2進出決定/第5戦フランスGP

 5月10日、2024MotoGP第5戦フランスGP 初日のセッションがル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)がトップタイムをマークした。KTMやアプリリア、ヤマハのファビオ・クアルタラロも健闘した金曜日となった。

 ル・マンは一日を通して晴れており、午前中のフリー走行1回目はドライコンディションで、気温19度、路面温度27度で始まった。

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 開始5分でフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、マルティン、マルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)、マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)とドゥカティ勢が上位を占める。

 アプリリアのマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)は5番手、母国ラウンドでヤマハを駆るファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が7番手、そして4番手に上げるなど午前のこの時点では調子の良さを見せていた。

 十数分が経ってもマルク・マルケス、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)、バニャイア、マルティンとトップ4がドゥカティ勢だ。

 アベレージタイムも揃ってきたこの段階でクアルタラロは13番手、中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)が17番手、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が18番手、その他のホンダ勢は20~22番手と最後尾に並び、多くのライダーがピットインした。そのまま走行を続けていたブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は5番手まで順位を上げた。

 20分を過ぎると多くのライダーが2度目の走行に入る。残り18分にはジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が6番手に上げて、KTMが6・7番手につける。残り10分を切ると、ペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が首位につけ、バスティアニーニ、マルティンのトップ3に。その後アコスタはさらにタイムを縮めて1分31秒658を記録している。

 最後のアタックでは、アコスタがスーパーセーブを見せる場面もあったが、ビンダーが11コーナーで転倒。最終的にマルティンが1分31秒421でトップに立ち、アコスタが2番手、ビニャーレスが3番手、バスティアニーニ、バニャイア、アレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)と続いた。

 ヤマハのリンスは13番手、クアルタラロは20番手、ホンダ勢はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が16番手、中上が19番手、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)が21番手、ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)が22番手だった。

 午後のプラクティスは、気温25度、路面温度39度だ。マルク・マルケスが開始約8分に12コーナーで転倒していまい最後まで苦戦することに。最速のビニャーレスは1分31秒359をマークして午前のトップタイムを早々に上回る。序盤はバニャイアが2番手、アコスタが3番手、ビンダーが4番手で、今大会はKTM勢が上位に食い込みそうだ。

 開始15分にはビンダーが13コーナーでスリップダウン。その後、折り返し地点の30分までは上位に変動はなかったが、残り29分にバスティアニーニが3番手に浮上すると、マルティンがトップに立つ。さらにビンダーが3番手に順位を上げた。

 残り19分にバスティアニーニがさらにタイムを上げて2番手に浮上。ピットでは予選Q2ダイレクト進出ギリギリの10番手に位置するマルク・マルケス車の修復が進んでいる。

 その後、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が1分31秒113を記録して一気にトップに躍り出ると、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)が1分30秒683に塗り替え、アコスタも2番手に入る。

 残り10分を切るとマルティンが1分30秒531でトップに。残り2分でバニャイアが2番手に上がると、最後のアタックでバスティアニーニとビンダーがクラッシュ。そして最後にマルティンが1分30秒388で首位を確実にして見せた。また、ギリギリ最後のアタックができたマルク・マルケスだったが途中でミスをして13番手に終わった。

 最終的に、マルティンがトップ、以下バニャイア、アコスタ、ビニャーレス、ディ・ジャンアントニオ、ミラー、エスパルガロ、フランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)、ベゼッチ、クアルタラロがダイレクトで予選Q2に進出することになった。

 もう1台のヤマハを駆るリンスは14番手、ホンダ勢トップは18番手のミルで、20番手からザルコ、マリーニ、中上と最後尾に並ぶ。

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みんなのコメント

1件
  • kzi********
    中上選手最後尾。
    ライダーとして自信を無くさず
    自分を信じて戦ってほしい。
    悪いのは彼ではなくバイク。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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