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メルセデスAMG GT4、2020年仕様にアップデート! 耐久レースでのパフォーマンスをアップ

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メルセデスAMG GT4、2020年仕様にアップデート! 耐久レースでのパフォーマンスをアップ

Mercedes-AMG GT4

メルセデスAMG GT4

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プライベーターから絶大な人気を誇ったGT4仕様

メルセデスAMGはカスタマー・レーシング・プログラム立ち上げから10周年を迎えた2020年、メルセデスAMG GT3に続き、プライベーターから絶大な人気を博してきた「メルセデスAMG GT4」の2020年仕様を発表した。

2020年仕様のメルセデスAMG GT4は、耐久レースにおけるパフォーマンス向上を目的に様々な改良が施された。特に気温の高いコンディションにおける戦闘力は大幅に向上。ホモロゲーション取得後、2020年3月からデリバリーがスタートする。

進化を遂げたブレーキとエンジンのクーリング

新型メルセデスAMG GT4最大の変更点は、フロント周辺のブレーキクーリングの向上と、エンジンの冷却効率アップにある。ブレーキ・エアインレットのサイズが拡大され、大径仕様に変更されたブレーキエアラインにより、ブレーキシステム全体を安定して冷やすことが可能になった。この結果、特に耐久性レースにおいて厳しい負荷にさらされるブレーキの摩耗が減少。安定したドライバビリティが提供される。

新形状のカーボン製ブレーキエアダクト、最適化されたブレーキキャリパー・アダプターの採用もあり、ブレーキ周辺のエアフローも改善。信頼性と耐久性向上を目的に新たに開発されたブレーキディスクも採用され、安定したブレーキ冷却を実現した。

さらに、オイルクーラーのレイアウトを変更。AMG製4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンの冷却効率は大幅に向上。カーボン製エキゾーストダクトの形状も変更され、ボンネット上のエアフローを調整するべく新たにエッジが加えられた。ブレーキやエンジンの改良により、特に気温が上昇したコンディションにおいてもパフォーマンスレベルを落とすことなくレースを戦うことができるようになったという。

ナイトレースでアドバンテージとなるLEDライト

ヘッドライトとテールライトは、先に投入されたメルセデスAMG GT3と同様に、現行型ロードカーと同じ仕様に変更された。エクステリアの印象が変わっただけでなく、LED高性能ライトはサーキットでの照射性能が大きく向上している。

これはナイトレースや悪天候における視界不良時に、安全性とパフォーマンス面でのアドバンテージになる。足まわりは、リヤアクスルのトラックロッドが改良されて耐久性が向上。この結果、例えばニュルブルクリンク24時間レースといった過酷な長丁場においても戦闘力アップを見込めるという。

安全性が大幅に向上したコクピット

安全性の進化も2020年仕様の大きなトピックとなる。高張力鋼製ロールケージはアルミニウム製スペースフレームにボルトオン。シートのヘッドレストと統合された「カーボン製ドライバーセーフティセル」は、通常のレース用バケットシートよりも高いレベルでドライバーを保護する。

新型メルセデスAMG GT4のオーダーはすでにスタートしており、ホモロゲーション取得後、2020年3月からカスタマーにデリバリーされる。基本構造と主要なコンポーネントは現行モデルから変更されてないため、これまでに販売された全てのメルセデスAMG GT4を2020年型にアップデートすることができる。

高温多湿なアジアや南アメリカでのレースにも対応

メルセデスAMGのカスタマーレーシング部門のトップを務めるステファン・ウェンデルは、GT4のアップデート仕様について、以下のようにコメントした。

「2年前にGT4セグメントへの参入を決めたとき、我々はすぐに勝てるマシンを開発することが目標でした。これまで世界中でメルセデスAMG GT4が挙げてきた印象的なリザルトを見れば、その目標を達成できたと言えるでしょう」

「多くのカスタマーチームが、今後もこれまでのような最高の成果を残し、アジアや南アメリカなど新たに参入したマーケットでもパフォーマンスを発揮するために、GT4に様々な改良を施しました」

「ライバル車両と比較しても、2020年仕様はパフォーマンス、安全性、経済性を兼ね備えていますし、カスタマーチームの求める仕様を実現するべくカスタマイズが可能です。そして国際GTレース以外にも、トラックデイやクラブマンレースでも楽しめるマシンです」

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