現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【国内試乗】「アウディ SQ2」縦横無尽に駆け回れる弾丸コンパクトSUV!

ここから本文です

【国内試乗】「アウディ SQ2」縦横無尽に駆け回れる弾丸コンパクトSUV!

掲載 更新 4
【国内試乗】「アウディ SQ2」縦横無尽に駆け回れる弾丸コンパクトSUV!

アウディのコンパクトSUVのQ2に待望のスポーティモデルが加わった。専用デザインのシングルフレームグリルやバンパーといったエクステリアはもちろん、なんといってもトピックは、Q2として国内初のクワトロを組み合わせていることだ!

見た目も走りもアウディのSモデル

日本仕様の「アウディQ2」では初のクワトロ! 高性能版の「SQ2」が発売

Q2デビュー時のポップでフレンドリーな訴求色のイメージが強く残っていたせいか、専用色のデイトナグレーをまとった初対面のSQ2のシックな装い、精悍なイメージには新たな驚きがあった。「やっぱり、これでこそアウディじゃない?」と感じる人は、きっと筆者だけではないはずだ。

もちろんボディカラーだけが、そう感じさせた理由ではない。専用デザインとされたシングルフレームグリルにバンパー、5ダブルスポークの19インチ大径ホイールといったアイテムによるコーディネートも、SQ2をひと味違ったものに見せているのだろう。

さらに、試乗車にはオプションのSQ2インテリアデザインパッケージが装備されていたから、キルティングステッチが入れられたファインナッパレザーのシートや、エアコン吹き出し口のアクセントリングには印象的なレッドが差し色として使われていて、こちらもシックながら艶のある雰囲気を醸し出していた。そんな具合で、初対面の印象は上々だったのだ。

もちろん一番の見どころは、そのドライブトレインである。エンジンは直列4気筒2Lターボで、最高出力はベースモデルの倍上にもなる300ps、最大トルクは400Nmに達する。実はコレ、アウディS3の290psを凌ぐ数値でもある。

トランスミッションはお馴染みSトロニックと名付けられた7速のDCT。そして駆動方式は、電子制御式4WDのクワトロ。実はQ2にはクワトロの設定はないから、これがこの車体では初の4WDということになるのだ。
細かなスペックの差異はともかくとしてエンジン自体はすでにお馴染みのものとは言え、全域でパンチがあり、吹け上がりも鋭く、そのフィーリングはやはりとてもスポーティ。低音の効いた排気音、瞬時に行なわれる変速も相まって、アクセルを踏み込むのが楽しい。

動力性能は大したもので、0-100km/h加速は4.8秒。トップスピードは250km/hに達するというから、コンパクトな車体と相まって、日本の路上ではまさに無敵という印象。一方で、アウディドライブセレクトをEfficiencyモードにセットすれば、アクセルオフでコースティング状態となり燃費向上に貢献する。参考までにWLTCモードの燃費は11.6km/L。もう少し頑張ってもいいかもしれない。

クワトロ化に伴いリアサスペンションがマルチリンク化されたシャシーには、専用のSスポーツサスペンションが組み合わされる。たしかにロールは抑えられていてフットワークは活発。内輪に軽くブレーキをかけて旋回を助けるホイールセレクティブコントロールも、きっと軽快な走りに繋がっているのだろう。

ただし、乗り心地は硬めである。S4など他の車種でもそうなのだが、RSではなくSモデルは、もう少ししなやかな仕立てでもいいのではないだろうか。まあ、アウディらしくはあるのだけれど。
まさに見た目も走りも、アウディのSモデルに期待するものを余さず揃えたSQ2。コンパクトなボディにクワトロということでも引きはありそうだが、価格は車両本体が599万円。試乗車はオプション込みで722万円であった。その意味では確かに、あまりフレンドリーな存在とは言えないようである。

【Specification】AUDI SQ2/アウディSQ2
■車両本体価格(税込)=5,990,000円
■全長×全幅×全高=4220×1800×1525mm
■ホイールベース=2595mm
■トレッド=前1545、後1540mm
■車両重量=1570kg
■乗車定員=5名
■エンジン型式/種類=DNU/直4DOHC16V+ターボ
■内径×行径=82.5×92.8mm
■総排気量=1984cc
■圧縮比=9.3
■最高出力=300ps(221kW)/5300-6500rpm
■最大トルク=400Nm(40.8kg-m)/2000-5200rpm
■燃料タンク容量=55L(プレミアム)
■燃費(WLTC)=11.6km/L
■トランスミッショッン形式=7速DCT
■サスペンション形式=前ストラット/コイル、後ウイッシュボーン/コイル
■ブレーキ=前Vディスク、後ディスク
■タイヤ(ホイール)=前後235/45R18(8J)

お問い合わせ
アウディジャパン 0120-598-106

関連タグ

こんな記事も読まれています

トヨタ「GR86」用のHKS GATE専売サスが凄すぎる! まるで「スムーズな運転養成ギプス」と呼びたい仕上がりとは【デモカー試乗】
トヨタ「GR86」用のHKS GATE専売サスが凄すぎる! まるで「スムーズな運転養成ギプス」と呼びたい仕上がりとは【デモカー試乗】
Auto Messe Web
輸入車で旅に出よう【ディーゼル/PHEV/BEV】パワートレイン別おすすめの旅車
輸入車で旅に出よう【ディーゼル/PHEV/BEV】パワートレイン別おすすめの旅車
グーネット
河西工業、社長交代で経営再建へ 日産出身の古川幸二氏を内定
河西工業、社長交代で経営再建へ 日産出身の古川幸二氏を内定
日刊自動車新聞
4月に「イチバン売れたクルマ」は何? “背の高いモデル”が人気か!? 納期「長すぎ問題」は解消か 24年4月の販売台数ランキング発表
4月に「イチバン売れたクルマ」は何? “背の高いモデル”が人気か!? 納期「長すぎ問題」は解消か 24年4月の販売台数ランキング発表
くるまのニュース
世界で人気の高級SUVにBEV化の波が押し寄せる! Gクラスにレンジローバーと続々登場予定!!
世界で人気の高級SUVにBEV化の波が押し寄せる! Gクラスにレンジローバーと続々登場予定!!
WEB CARTOP
見事なデザインに脱帽! ここ10年で秀逸なエクステリアの国産車5台をデザインのプロが選出した
見事なデザインに脱帽! ここ10年で秀逸なエクステリアの国産車5台をデザインのプロが選出した
WEB CARTOP
日産、河西工業に60億円出資し筆頭株主に 主要サプライヤー支援で供給網を維持
日産、河西工業に60億円出資し筆頭株主に 主要サプライヤー支援で供給網を維持
日刊自動車新聞
リバティメディアCEO、買収したMotoGPへの期待を語る「魅力的な価値がある……そして我々には良いアイデアがあるんだ」
リバティメディアCEO、買収したMotoGPへの期待を語る「魅力的な価値がある……そして我々には良いアイデアがあるんだ」
motorsport.com 日本版
苦戦続くホンダMotoGP、目指す方向性はまだ定まらず?「それは確かだが、ホンダは眠っていない」
苦戦続くホンダMotoGP、目指す方向性はまだ定まらず?「それは確かだが、ホンダは眠っていない」
motorsport.com 日本版
【日本企業で初】トヨタが“営業益5兆円”24年3期に 「商品と地域を軸にした経営」により増収増益に
【日本企業で初】トヨタが“営業益5兆円”24年3期に 「商品と地域を軸にした経営」により増収増益に
くるまのニュース
ホンダ フリードが3代目となってデビュー スクエア感が増してステップワゴンライクに
ホンダ フリードが3代目となってデビュー スクエア感が増してステップワゴンライクに
Auto Prove
大分~神戸航路のフェリー「さんふらわあ ごーるど/ぱーる」の船内設備がリニューアル!
大分~神戸航路のフェリー「さんふらわあ ごーるど/ぱーる」の船内設備がリニューアル!
バイクブロス
激戦の瑞浪で藤原迪永がEXGEL MAX CHAMPミニクラス連勝! アメリカ交換留学の切符を林樹生が掴む
激戦の瑞浪で藤原迪永がEXGEL MAX CHAMPミニクラス連勝! アメリカ交換留学の切符を林樹生が掴む
motorsport.com 日本版
[15秒でわかる]ルノー『キャプチャー』新型…エレガントな都市型SUV
[15秒でわかる]ルノー『キャプチャー』新型…エレガントな都市型SUV
レスポンス
マセラティジャパン、「グランカブリオ」のオーダー受付を開始!公式サイトでコンフィギュレーターも始動
マセラティジャパン、「グランカブリオ」のオーダー受付を開始!公式サイトでコンフィギュレーターも始動
LE VOLANT CARSMEET WEB
新東名「新秦野ー新御殿場」もう車が走り出す!? できたところで「実証実験」5月開始 開通は結局いつ?
新東名「新秦野ー新御殿場」もう車が走り出す!? できたところで「実証実験」5月開始 開通は結局いつ?
乗りものニュース
日本でもまもなく発表か? “素のマツダ「CX-80」”欧州で初公開! 直6エンジン&FRシャシーの「3列シートSUV」にガンガン使い倒せる仕様が登場
日本でもまもなく発表か? “素のマツダ「CX-80」”欧州で初公開! 直6エンジン&FRシャシーの「3列シートSUV」にガンガン使い倒せる仕様が登場
VAGUE
適度なサイズ感で運転しやすい! シンプルで使いやすいボックスシートも魅力の日産NV200バネットがベースのキャンパー
適度なサイズ感で運転しやすい! シンプルで使いやすいボックスシートも魅力の日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

4件
  • 722万円にしては、安っぽすぎ、ガキっぽすぎだね。
    いかんせんQ2自体がチープなので、こんなチグハグな商品買うよりは、元のQ2をチープに乗り倒すほうがマシと思います。
  • 最高出力はベースモデルの倍上にもなる300ps、最大トルクは400Nmに達する
    0-100km/h加速は4.8秒、トップスピードは250km/hに達する
    Sトロニックと名付けられた7速のDCT、そして駆動方式は電子制御式4WDのクワトロ

    価格は車両本体が599万円。試乗車はオプション込みで722万円であった。
    その意味では確かに、あまりフレンドリーな存在とは言えないようである。

    はぇえええ、ひぇえええ、、ふぇえええ、、へぇえええ、、ほぇえええ。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

628.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

249.9668.0万円

中古車を検索
SQ2の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

628.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

249.9668.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村