3億円の新型アルファロメオ33ストラダーレ、遂に登場！──GQ新着カー

アルファロメオが放ったスーパーマシンに迫る！

33台限定

8月30日、アルファロメオは、新型「33ストラダーレ」を発表した。

新型33ストラダーレは「8Cコンペティツィオーネ」以来のスーパーマシンだ。2021年より、たった49人のチームによって開発が進められたという。1967年から1969年にかけて作られた「33ストラダーレ」がモチーフだ。

搭載するパワーユニットは、完全なBEV（バッテリー式電気自動車）と3.0リッターV型6気筒ガソリンツインターボ・エンジンの2種類。

BEV版はアルファロメオ初採用の電動ユニットで、搭載するモーターからは750psの最高出力を発揮する。満充電時の航続可能距離は480マイル（約772km）を謳う。駆動方式はマセラティの新型「グラントゥーリズモ・フォルゴーレ」にも採用された電子制御式4WDとなる。

ガソリン版は「ジュリア」および「ステルヴィオ」のクアドリフォリオが搭載するエンジンと基本はおなじであるが、パワーアップを図る。結果、最高出力は650psに達する。ZF製の8ATを介し、後輪を駆動する。MTは用意されない。

ガソリン版の加速性能は0～100km/h、3.0秒未満。最高速度は333km/hに達する。BEV版の0～100km/hは、2.5秒未満となるそうだ（最高速度は不明）。

足まわりでは電子制御式サスペンションを採用。ストッピングパワーを強化するべく、フロントに6ピストンキャリパー、リヤに4ポットを備えたカーボンセラミックブレーキを装備する。

車両重量を抑えるべく、モノコック・シャーシにはカーボンファイバーを使う。さらにボディ フレームはアルミニウムさ。窓枠もカーボンファイバーとするなどし徹底した軽量化を図る。フロントグリルやエアインテークなどはオーナーの好みに応じ、デザインの異なるパーツに変更出来るそうだ。

インテリアもアルミニウムやカーボンファイバーなどの軽量パーツを各所に使う。シートトリムなどには人工皮革「アルカンターラ」だ。コクピットには物理的なスイッチはほとんどないのも特徴である。メーターは、3Dヘッドアップディスプレイと組み合わせることで視認性を高める。

新型33ストラダーレの価格は1台あたり約3億円！ 33台限定だ。

文と編集・稲垣邦康（GQ）

Comments

8Cや4CあたりからTipo33のディテールはあったけど、遂に本家のオマージュ出ますか。
レシプロ版用意してるのも素晴らしいし、ヘッドライトがプロトティーポのイメージなのも良い。
このまま出せるといいけど。まぁ値段が値段なのでもちろん夢想のみですが。

｢･････｣全てが、コレじゃない感w