現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > アストンマーティン新型「ヴァンテージ」は665馬力2690万円から!「One-77」からインスピレーションを得た最新モデルとは

ここから本文です

アストンマーティン新型「ヴァンテージ」は665馬力2690万円から!「One-77」からインスピレーションを得た最新モデルとは

掲載
アストンマーティン新型「ヴァンテージ」は665馬力2690万円から!「One-77」からインスピレーションを得た最新モデルとは

フルモデルチェンジしたヴァンテージ

「ヴァンテージ」がアストンマーティン史上最速を誇るロードゴーイングモデルとしてフルモデルチェンジしました。イギリス本国での発表会の翌日、2024年2月13日に東京で開催されたジャパン・プレミアで明らかにされた新型ヴァンテージの詳細をお伝えします。

「ボンドカー」の自爆スイッチもそのまま! アストンマーティン「V8 リビング デイライツ」が2億円オーバーで売出中です

アストンマーティン史上最速を誇る

1950年に誕生したアストンマーティン「DB2」の高性能バージョンとして、2.6Lの直列6気筒エンジンを125psの最高出力で搭載した「ヴァンテージ」が追加設定されたのは、翌1951年のことだった。その後もヴァンテージの称号はアストンマーティンにとって特別なものであり続け、1961年にデビューした「DB4」のシリーズ4には、最高出力が266psという3.7Lの直列6気筒エンジンがオプション設定されるとともに、「DB4ヴァンテージ」と呼ばれ、また1964年にはDB5に314psの4Lエンジンを搭載した「DB5ヴァンテージ」も登場。その伝統は「DB6」、そして「V8ヴァンテージ」などに受け継がれていった。

フルモデルチェンジを受け、ハンドメイドされた4LのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する新型ヴァンテージは、もちろんアストンマーティン史上最速を誇るロードゴーイングモデルだ。ターボの大型化やカムプロファイルの変更などにより、前作からさらに得たエクストラは155psと115Nm。じっさいの最高出力と最大トルクは、665ps/800Nmというスペックを誇ると同時に、これまで以上にシャープでドライバーの感情に訴えかけるサウンドを奏でる、特徴あるエンジンに仕上げられているという。エンジンの冷却システムも再設計され、さらにその冷却効率が高まっている点にも注目したい。

組み合わされるトランスミッションは前作と同様に8速ATのままだが、最終減速比をショート化(3.083)したことと、シフト制御を見直したことで、その加速力はさらにダイナミックなものに進化しているという。参考までに、0-100km/h加速は3.5秒。8速ATはデファレンシャルとともにリアにレイアウトされるトランスアクスル方式を採用しているため、前後の重量配分は50:50と理想的な比率を得ることが可能になった。アストンマーティンがすでに長い伝統とする押し出し接着法によるアルミニウム製のボディ構造、そして複合素材パネルによるボディを採用したことで1605kgの乾燥重量を実現したことも、この運動性能を可能にした大きな理由といえる。

パワーとともにエレガントさが秘められたデザイン

新型ヴァンテージで、誰よりも効率的なスタートを切ることはとても容易だ。新たに装備されたローンチコントロール・システムは、パワーユニットはもちろんのこと、エレクトロニックスタビリティプログラム(ESP)とも連携。後輪のホイールスピンを最小限に抑えるためにトルク・コントロールはもちろんのこと、ESPやEデフなど、あらゆるデバイスがそれをサポートしてくれる。

サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクを採用。スカイフック・テクノロジー付きのアダプティブ・ダンピング・システム、インテリジェント・アダプティブ・ダンパーがそれに備えられている。前後のタイヤは21インチ径となり、サマータイヤはヴァンテージ専用の「ミシュラン・パイロット・スポーツ S5 AML」でサイズは前275/35ZR21、後325/30ZR21が設定されている。

そして新型ヴァンテージの魅力を語るのに欠かせないのは、やはりエクステリアとインテリアのデザインだろう。フロントではまず、グリルの大きさがさらに拡大されたことと、マトリクスLEDランプの採用が大きな特徴。じっさいグリルの開口面積は38%も拡大されており、エアフローは最大で29%も増加しているというから、これはただのデザイン上の演出ではないのだ。前後のホイールアーチは見るからにダイナミックなデザイン。リアセクションもじつにスポーティな仕上がりを見せている。

デザイナーのマレク・ライヒマンによれば、あの「One-77」からもインスピレーションを得たという新型ヴァンテージ。たしかにその姿を見ただけで、このクルマにはパワーとともにエレガントさが秘められていることが理解できる。

イギリス本国での発表会の翌日、東京で開催されたジャパン・プレミアで明らかにされた新型ヴァンテージの価格は2690万円(消費税込)から。デリバリーは2024年の第2四半期以降に開始されるという。

こんな記事も読まれています

リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を取得へ。保有比率65%の主要株主に
リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を取得へ。保有比率65%の主要株主に
AUTOSPORT web
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
くるまのニュース
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
GQ JAPAN
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
レスポンス
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
GQ JAPAN
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
くるまのニュース
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
レスポンス
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
motorsport.com 日本版
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
乗りものニュース
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
バイクのニュース
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
AUTOSPORT web
【ホンダ CB650R/CBR650R E-Clutch 試乗】“小さなおじさん”が入ってる!? ガツンと来ない「電光石火の変速」に驚いた…西村直人
【ホンダ CB650R/CBR650R E-Clutch 試乗】“小さなおじさん”が入ってる!? ガツンと来ない「電光石火の変速」に驚いた…西村直人
レスポンス
ロレンソ VS ペドロサのボクシング対決、ガチで実施! 6月20日に激烈ライバル同士の”再戦”が実現
ロレンソ VS ペドロサのボクシング対決、ガチで実施! 6月20日に激烈ライバル同士の”再戦”が実現
motorsport.com 日本版
フィアット『パンダ』がファミリー拡大、『グランデパンダ』発表…新型コンパクトSUV
フィアット『パンダ』がファミリー拡大、『グランデパンダ』発表…新型コンパクトSUV
レスポンス
エンジンは「トヨタ」製!? マツダ新型「“斬新”SUV」発表へ! めちゃカッコイイ「CX-50 HV」米中登場に「日本でも欲しい」の声も
エンジンは「トヨタ」製!? マツダ新型「“斬新”SUV」発表へ! めちゃカッコイイ「CX-50 HV」米中登場に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
タフな仕立てのメルセデス・ベンツ「Eクラス」はマルチな才能が魅力的! 街乗りからアウトドアまで活躍!! 新型「オールテレイン」の真価とは
タフな仕立てのメルセデス・ベンツ「Eクラス」はマルチな才能が魅力的! 街乗りからアウトドアまで活躍!! 新型「オールテレイン」の真価とは
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

364.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

60.0440.0万円

中古車を検索
155の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

364.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

60.0440.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村