2連覇を目指し今大会も参戦
2022年11月にタイ~カンボジアを舞台にして行われた「第27回アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2022」に復活した「チーム三菱ラリーアート」は、3台体制でエントリー。三菱トライトン105号車チャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組が、復活したチーム三菱ラリーアートでデビューウィンを飾っている。新型トライトンの日本導入のニュースが流れたばかりだが、この新型で2023年大会もチーム三菱ラリーアートが参戦を発表した。
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参戦2年目にして全車新型車両に入れ替え
「アジアクロスカントリーラリー」は東南アジアを中心に開催されるFIA・FIM公認国際クロスカントリーラリーで、1996年に初開催され、今回で28回目を数える。2023年大会は8月13日(日)~19日(土)の日程で、タイとラオスの2カ国にまたがって開催される。2022年に三菱ラリーアートとして復活参戦し、デビューウィンを果たした「チーム三菱ラリーアート」も2連覇を目指し、この大会に継続参戦する。
「チーム三菱ラリーアート」が使用する車両は、三菱自動車工業がタイで生産し全世界で販売するピックアップトラック「トライトン」。今回フルモデルチェンジを受け、新型車両が2023年7月26日にタイで世界初公開されたばかりだ。3代目トライトンは、新開発したラダーフレーム、そしてクリーンディーゼルエンジンを採用。先代モデルよりもトレッドを拡大し、ボディサイズもひとまわり大きな車両に生まれ変わっている。
AXCRの今大会へは、この新型のトライトンでの参戦となる。ベースとなるのはタイ仕様のダブルキャブ車。これにFIAグループ T1規定(改造クロスカントリー車両)に沿った改造を施している。ロールケージやアンダーガードなどのラリー装備を装着し、軽量化のためにカーボン製のエンジンフード、前後ドア、荷箱を採用し、車体重量は従来車と同等に抑えているという。
軽量アルミホイールに昨年の仕様よりも細いパターンのヨコハマ・ジオランダーM/T G003を装着。今大会での悪路走破性を意識しての採用となる。前後サスペンションにはツインダンパーを採用し、さらにバンプストッパーを追加したことで、路面からの強烈な衝撃を吸収するなど、堅牢性の高いシャシーをさらに強化する。
新開発の2.4Lディーゼルターボエンジンは、フリクションロスの低減と軽量化を中心としたチューニングを実施するとともに、新しいターボチャージャーを搭載したことによって全域で出力向上を実現。AXCRのスペシャルステージに合わせ、各部のシーリングの強化やシュノーケル(吸気ダクト)の装着など、水まわりの対策も抜かりはない。
ついに日本人が新生ラリーアートに乗ることに
チーム三菱ラリーアートは、2023大会も3台体制で挑むこととなった。2022年の覇者であるチャヤポン・ヨーター(タイ)/ピーラポン・ソムバットウォン(タイ)、そして5位であったリファット・サンガー(インドネシア)/シューポン・シャイワン(タイ)組が継続参戦。
そしてここに1999年と2010年のアジアパシフィックラリー選手権王者の田口勝彦/保井隆宏の日本人コンビが加わることとなった。総監督は昨年に引き続いて増岡 浩が務め、三菱の開発部門のエンジニアが現地のラリークルーとともに「デリカD:5」のサポートカーで帯同する。
チーム三菱ラリーアート増岡 浩総監督は次のようにコメント。
「全てが一新され、全方位で進化した新型トライトンでの参戦に、私自身、期待で胸が高鳴っています。ラリーカーは国内とタイで延べ2000kmを超える耐久試験を行い、特段のトラブルもなく、フラットダートの高速ステージからマッディなステージまであらゆるステージで昨年以上のパフォーマンスを発揮できることを確認しました。それぞれが優勝を狙える3台体制であり、必ず表彰台の真ん中を勝ち取り、連覇を果たしたいと思います」
三菱のワークスドライバーとして活躍した田口勝彦選手は、
「これまで乗用車タイプでの競技ばかりで、初めてのピックアップトラック、初めてのクロスカントリーラリーへの参戦となります。道が悪い中でかなり無茶苦茶に走ったのですが、全然壊れなくて、その上走りやすくて、驚いています」とコメント。
コ・ドライバーについては、田口選手のリクエストにより、保井隆宏選手が選定されたという。
「コ・ドライバーってものすごい優秀な人であれば優秀な人ほどドライバーの走りが生きてくる。そういう意味で日本のトップクラスのコ・ドライバーから選ばないといけなかったわけです。時間的に空いている、クロスカントリーの経験がある、組んだことがあるってことで最初から保井さんだな、と。トップクラスの人ってラリー以外のことにも気が付いたり臨機応変に対応してくれたり、ドライバーに有利な情報を持ってきてくれる。そういったセンスがあるんです」
と、コ・ドライバーについて語ってくれた。日本人ペアとして今回参戦する田口・保井ペアの活躍にも期待したい。アジアクロスカントリーラリー2023は8月13日(日)にタイのパタヤでのセレモニアルスタートから始まり、19日(土)まで総走行距離2000kmに及ぶラリーレイドが行われる。
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みんなのコメント
楽しみですね。
特に中国製でひどいものなどとする、虚偽の事実を述べるものは、民事上の賠償責任だけではなく、名誉棄損等の刑事責任にもなり得ます。
長期間同様の投稿をしていたことがわかると、1回のみの場合と比べ罪は重くなります。
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/500cbc30ac566ecea2a83a85ea09fb040da33632/comment/
カービューでやりたい放題メーカーに対して嘘、名誉毀損のコメントを続けるとどうなるか、上記、法律家の見解です。
メーカーに対して中国製だ、試乗したけど駄目だった等繰り返しコメントを続け、指摘されると私は無実と言い続ける
まずは弁護士に相談してみては如何ですか?裁判ではどう言い訳するんですか?