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デザインは「小さなCLS」 メルセデス・ベンツCLA 250eへ試乗(1) インテリアも華やか

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デザインは「小さなCLS」 メルセデス・ベンツCLA 250eへ試乗(1) インテリアも華やか

初代は約75万台もラインオフした成功作

2代目メルセデス・ベンツCLAクラスは、スタイリング重視のコンパクト・プレミアム。多くをハッチバックのAクラスと共有するが、4ドアクーペのボディをまとう。そんな人気モデルが、中期のフェイスリフトを受けた。

【画像】フェイスリフトで訴求力増強 メルセデス・ベンツCLA 競合サイズのモデル 親分のCLSも 全132枚

基本的なポジショニングに変わりはない。ハッチバックは個性が足りず、サルーンは落ち着きすぎ、クロスオーバーほど大きいサイズは望まない、少しリッチな層へ向けた小さなメルセデス・ベンツだ。実際、CLAは魅力的なモデルだと思う。

同社のビジネス的にも、非常に重要な役割を果たしている。2013年の発売以降、北米でも人気を獲得。ここ20年間で、最も成功したメルセデス・ベンツのモデルとなっている。初代のCLAは、6年間に約75万台もラインオフしたという。

2代目ではボディサイズがひと回り大きくなり、先代のCクラスとほぼ同じ全長を持つ。ベースとするプラットフォームは、最新のMFA2。エンジンやインテリア、サスペンションなどをAクラスやBクラスと共有し、手頃な価格設定が狙われている。

ただし現在の英国では、ディーゼルターボのCLA 180dやガソリンターボで四輪駆動の250 4マティックなどの販売は終了。選べるパワートレインは、マイルドハイブリッド・ガソリンターボを積んだ2種類と、少し強力なディーゼルターボの1種類へ絞られた。

とはいえ、ボディは4ドアクーペの他にシューティングブレークも設定されている。プラグイン・ハイブリッドの250eも選択可能だ。

先代以上にエレガントな雰囲気 小さなCLS

CLAのホイールベースは、現行のAクラスと同じ。しかし、見た目の印象はだいぶ異なる。ルーフは低くラインは伸びやか。リアのオーバーハングは1m以上と長く、先代以上にエレガントな雰囲気を漂わせる。

ダウンサイジングされた、CLSのようにも見える。フレームレス・ドアが、特別感を生んでいる。

フェイスリフトでは、前後のバンパーとラジエターグリル、LEDヘッドライトなどのデザインを一新。アルミホイールには、3種類の新デザインが追加された。ボディ色には、ハイパー・ブルーとスペクトラル・ブルーが加わった。

英国での主力エンジンは、10年ほど前にルノーと共同で開発された、1.3L 4気筒ガソリンターボ。CLA 180では136ps、200では163psを発揮する。

250eも163psだが、横置きのトランスミッションに駆動用モーターが組まれ、108psをアシスト。システム総合での最高出力は218psで先代と変わらないものの、アップデートでバッテリー電圧とモーターの出力特性が増強されたという。

ディーゼルターボは2.0L 4気筒で、220dでは189psと40.7kg-mを発揮する。メルセデス・ベンツの主張によれば、AMGモデル以外では、最も加速の鋭いCLAになるそうだ。また、前輪駆動が基本となる。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式で、リアがマルチリンク式。AMGラインを選ぶと車高が低くなり、ブレーキもアップグレードされる。

250eでは、ハイブリッド・システムを積む都合上、リアはトーションビーム式に。さらに、AMGラインでも車高は低くならない。

華やかで高級感に不足ないインテリア

左右のタイヤの間隔、トレッドが広い分、スプリングとダンパーなどはCLAの専用設定。ハッチバックよりアンチロールバーが硬く、フロントアクスル側にはノイズとブレを防ぐ、油圧サスペンション・ブッシュが組まれる。

AクラスやBクラス、GLA、GLBなどと同じく、CLAのインテリアは高級感に溢れる。ダッシュボードにはインフォテインメント用とメーター用の2面が繋がったモニターが載り、クロームメッキのトリムがゴージャスだ。間接照明は、色が変化する。

フェイスリフトでは、ステアリングホイールとセンターコンソールなどのデザインが改められた。とはいえ、グロスブラックとクローム・トリムの処理は変わらず、素材の質感にも変化はないようだ。

インフォテインメント・システムは、MBUXの最新世代が実装される。デジタルメーターのグラフィックも新しくなった。基本的に、同社のコンパクトモデルと技術的には共通する。

触感で感心することはないとしても、華やかで高級感には不足ない。傷の付きやすそうなプラスティック製トリムも散見されるが、頻繁に触れる部分の仕上げには気が配られている。お好みのカラーでコーディネートすれば、居心地の良い空間へ仕上がるはず。

AMGラインを指定すると、ヘッドレストが背もたれと一体になった、スポーティなシートが組まれる。ヘッドレストは独立していた方が望ましいと思うものの、特に不満は感じられなかった。

この続きは、メルセデス・ベンツCLA 250eへ試乗(2)にて。

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みんなのコメント

4件
  • Lore in
    小さい4ドアクーペってほんと使えないしカッコ悪い
    ハッチバックでもないから後部座席もトランクも激狭い
    内装の質感はメルセデスらしくていい
    エンジンが中国製で生産がアフリカやメキシコなのを
    忘れさせてくれる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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