注目の新車、追加モデル……。気になる実態はどうなっている!?
2020年も、すでに様々な大物新車が登場しているが、現在も水面下で開発が進行し、あるいはすでにほぼ発売が確定的となっているモデルもある。
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ここでは、そんな噂のスクープ情報にまつわる疑問に対して、Q&A形式で、現時点での最新情報をお答えします!
文:ベストカー編集部
CG:ベストカー編集部、写真:TOYOTA、NISSAN
ベストカー 2020年3月26日号
【画像ギャラリー】(全8枚!!)2020年に登場&登場予定の国産新車は??
【Q1】パワーアップで注目!! スープラに「GRMN」はあるのか!?
スープラGRMN(予想CG)。マイチェンモデルのスープラをさらにブラッシュアップさせた頂点モデルとして発売の可能性が高まる
『ベストカー』2/26号でお伝えしたとおり、スープラの出力アップが発表された。6気筒ターボモデルの出力は、これまでの340psから387psへ一気に50ps近くも引き上げられた。
そのほかフロントにブレースを追加したことでボディ剛性が向上、サスペンションなどの再調整も行われ、スープラの戦闘力は大きく向上した。
と、ここまで読んで「トヨタの(国内向け)サイトのどこにもそんな情報ないぞ?」と思ったアナタは正しい。以上の話はすべて北米仕様の話だ。スクープ班のアンテナ感度がよすぎて北米の情報を先行キャッチしてしまっていたのだ。
しかし、日本にも同様の改良が施されたモデルは必ず導入される。そのタイミングは今秋が濃厚と言われている。
さて、387psのスープラが登場したことで次に気になるのはGRMNモデルの存在だろう。かねてより本誌ではその存在を伝えていたが、50ps近い出力アップを通常のカタログモデルで達成したとあっては、GRMNの設定に疑問を持つのはわかる。
が、こちらももちろん登場する。出力アップ版との違いは、ボディ剛性のさらなる向上のほか、軽量化も行われる点だ。もちろん出力もさらに向上し、430ps近くまで引き上げられることになる。
GRブランドモデル共通の迫力あるエクステリアと併せ、究極の存在となって登場するスープラGRMN。2021年の冬にはその姿を見せてくれるだろう。
【Q2】スープラと並ぶ国産FRの雄!! フェアレディZはどうなる??
フェアレディZの大幅マイチェンモデル(予想CG)。フロントマスクを中心に、久々にデザインへも手を入れられる見込み
最近、独・ニュルブルクリンクでテストしている様子が目撃されている現行Z34型フェアレディZだが、これこそが2021年初夏に登場が予想されている大幅マイチェンモデルといわれている。
外観も大きく変更されるが、一番のトピックはエンジン。スカイライン400Rが搭載する3ℓのV6ターボを積むと言われているのだ。
フェアレディZには6速MTの設定があるが、400ps超のエンジンをMTで走らせられるのは、大きな魅力となるだろう。
【Q3】カローラスポーツにGR!? 今後出るコンパクトスポーツは??
カローラスポーツ GRスポーツ。すでに欧州では発表されており、国内導入も秒読みの段階だ
先の東京オートサロンで発表されたGRヤリスは間違いなく魅力的だが、ラリーベース車両だけあって、お値段は400万円弱~とお高め。
そこでより現実的な選択肢を探すと、まず挙げられるのが2020年の6月に登場予定のカローラスポーツ GRスポーツ。チューンレベルはさほど高くないが、ボディ剛性は引き上げられ、パワーユニットも2Lハイブリッドを搭載予定というから期待できそうだ。
お次もトヨタ車でヤリス GRスポーツ。東京オートサロンに出展されていた「GRヤリスCVTコンセプト」の市販モデルで、1.5L・NAエンジンに発進ギア付きCVTが組み合わされる。ボディはGRヤリスと同じものを使うため軽量で、キビキビとした走りが期待できる。
最後に2021年10月の登場が予想されている新型アルトワークスの名を挙げたい。出力的には64psのままだが、軽量化にさらに磨きをかけるというので、ファンな走りを見せてくれるだろう。
【Q4】次期ランクルはどうなる? HV以外はあるの??
2020年登場が見込まれる新車の超大物、新型ランドクルーザー(予想CG)
歴代モデル中、最長寿となっている現行ランドクルーザー(200系)だが、ついにこの7月にも新型に切り替わる予定。
強固なラダーフレームで卓越した悪路走破性を持ちながら、ラグジュアリーな内装やオンロードでの乗り心地も確保するといった従来からのキャラクターに変更はないが、注目すべき変更点はパワーユニット。
国内仕様には現行モデルが搭載する4.6LのV8エンジンに替わり、3.5LのV6ターボと、その3.5L・V6ターボをベースにしたハイブリッドの2種が用意される。
この3.5Lターボは、レクサス LS500が搭載するものをランクル用にチューニングしたもの。LSは422ps/61.2kgmの出力だが、よりトルク重視のセッティングとされるだろう。
ハイブリッドの出力は、それをさらに上回るわけで、陸の王者の地位は、さらに盤石なものなる。
【Q5】この先出る小排気量&手頃な価格のSUVは?
日産 キックスの海外仕様。人気の高い小型SUVの新車だけに期待度は高い
ロッキー/ライズのヒットを見てもわかるように、ユーザーはリーズナブルな価格のSUVを求めている。
当然、メーカーもそこに狙いを定めたモデルを投入してくるわけだが、その先鋒となるのが今夏に登場する日産のキックスだ。
全長4295×全幅1760×全高1590mmのボディを持つキックス。搭載パワーユニットは1.5L・NA、1.6Lターボ、1.2Lのe-POWERが用意される。
もう1台の注目モデルは、2021年夏デビューが予定されているホンダのコンパクトSUVだ。
5ナンバーサイズのボディに1Lの直3ターボ搭載が予定されているが、パワーユニットに関しては流動的で、1.5L・NAと1.5Lのハイブリッド「e:HEV」になる可能性もある。
両車とも100万円台からの値付けでの登場が予想されている。
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