オーストラリア・メルボルンに位置するアルバート・パーク・サーキットにて、F1 2023年シーズンの第3戦オーストラリアGPが開幕。レース週末最初のセッションとなるフリー走行1回目では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがセッショントップタイムをマークした。
FP1開始時点の現地時間12時30分では、気温18度、路面温度30度。メルボルンの空には大きな雲も浮かんでいたが、ドライコンディションの中1時間のセッションが開始された。
■レッドブルはもはやフェルスタッペン“1台体制”のチームではない? ペレスはチームのサポート体制、マシンの開発方向性に満足
このアルバート・パーク・サーキットは公園の外周路や駐車場を利用したコースのため、FP1では路面のグリップがまだまだ低い状態。ただ、多くのチームがここでマシンにアップデートを投入しており、各ドライバーはマシンのチェックも兼ねて序盤からコース上でマシンを走らせた。
多くのドライバーが1セット目のタイヤにハードタイヤやミディアムタイヤと硬めのコンパウンドを選択する中、唯一マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はソフトタイヤを投入。序盤からタイムシートのトップに立った。
フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスもミディアムタイヤで同等のペースを見せ、レッドブルがセッション序盤からワンツー体制に。その後ろは群雄割拠という状態となった。
セッションが20分を経過すると多くのドライバーが1回目の走行を終えて、ガレージにマシンを戻した。
そんな中ジョージ・ラッセル(メルセデス)を皮切りに2セット目のタイヤを投入。1セット目にミディアムタイヤやハードタイヤを使ったドライバーはそれに続いて、ソフトタイヤに履き替えて走行を再開した。
各ドライバーがチャージラップとアタックラップを交互に行なう中、トラフィックに遭遇したり、コースオフを喫したりするドライバーも増加した。角田裕毅(アルファタウリ)はターン1への飛び込みで車速を落としきれずスピン……マシンをウォールに当てることは免れたものの、芝生やグラベルを跳ねたことでマシンからパーツが飛び散った。
トラフィックによる進路妨害や、それを避けようとコースオフするドライバーが増える中、残り22分というところで赤旗が提示された。ただ、これはパーツ飛散などが原因ではなく、GPSの障害によるもの。この問題によって、レースコントロールやF1チーム側が各車の位置を正確に把握することができていない状況となっていたという。トラフィックによる”ヒヤリハット”が相次いだのもそのためだ。
セッションは残り14分となる現地13時16分から再開。多くのドライバーがユーズドタイヤを履いて再びコースに戻る中、フェルスタッペンは3セット目のタイヤとして、またソフトタイヤを投入した。ただ、走行4周目のターン3でスピンを喫し、このタイヤにフラットスポットを作ってしまった。
その直後には、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)が機械的なトラブルによってターン11にマシンを止めた。これによりセッション2度目の赤旗が提示され、数分を残してFP1は終了となった。
結果、FP1最速はフェルスタッペンの1分18秒790。2番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が0.433秒差で2番手と3番手ペレスを上回り、レッドブル勢の間に割って入った。
4番手には開幕から2戦連続表彰台獲得中のフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)で、フェラーリ勢を先行した。7番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、8番手にピエール・ガスリー(アルピーヌ)、9番手にラッセル、10番手にランス・ストロール(アストンマーチン)が並んだ。
2番手ハミルトン以下は16番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)までが1秒圏内と第3戦でも混戦模様。1回目の赤旗再開後、マシンの修復が続いていたのか角田はガレージにとどまったまま17番手でセッションを終えた。
角田を含め、赤旗やコースオフが続いたことで消化不良に終わったドライバーも多いFP1。予選や決勝がドライコンディションで行なわれると予想される中で、FP2やFP3では雨の可能性もあるとされており、未知数な部分は多く残されている。
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