米GMは9月27日(現地時間)、「シボレー コルベット」のハイパフォーマンスバージョン「コルベットZ06」のエクステリアを初披露。10月26日に予定される実車のワールドプレミアを前に、ファンを大いに盛り上げている。
ショートムービー「TIME TO GET REAL(現実を見るときが来た)」の中で擬装を脱ぎ捨てたシルバーの新型コルベットZ06は、大方の予想とは異なる比較的抑制の効いたルックスで登場。そうした印象を与える理由のひとつは、プロトタイプに装着されていた大型のリアウイングが見当たらないこと。エアロパーツはオプションパッケージとして用意されるのかもしれない。
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もっとも、よく見ればアルミホイールは専用デザインとなり、フロントグリルの開口部も押し出しの強い形状へと変更。さらにサイドエアインテーク付近もベースモデルよりアグレッシブなデザインとなっている。リア周りについてはベールに包まれたままだが、テスト車で見られた中央4本出しエキゾーストが搭載されている可能性が高い。もちろん、インテリアにも特別な仕立てが施されるはずだ。
今回の事前予告ではスペックに関する情報はなかったものの、一説には新型Z06は伝統のOHVユニットに代え、レースマシン「C8.R」由来の5.5L V8DOHCを搭載すると言われる。このDOHCエンジンは自然吸気ならではの許容最高回転数9000rpmが自慢で、最高出力は100hp/L超の617hpに到達するモンスターユニットだ。
この見立てが本当なら、先代Z06のスーパーチャージドV8 OHVから大きな路線変更となるが、燃費や排出ガス等何かと世知辛いご時世に、レブリミットまで淀みなく吹け上がる大排気量NAユニットを味わえるのは無上の喜びだろう。
ミッドシップ化で話題を呼んだC8コルベットに、高回転型のDOHC搭載となれば、ドライバビリティには大きな期待がかかる。あと一か月足らずに迫った最新のアメリカンスーパースポーツの降臨を楽しみに待ちたい。
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