現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【くるま問答】2ドア “セダン” はなぜ絶滅してしまったのか。その存在意義はなんだったのか

ここから本文です

【くるま問答】2ドア “セダン” はなぜ絶滅してしまったのか。その存在意義はなんだったのか

掲載 更新
【くるま問答】2ドア “セダン” はなぜ絶滅してしまったのか。その存在意義はなんだったのか

世代によって異なると思うが、若い世代であれば“2ドア”と聞くとクーペを思い浮かべるかもしれない。しかし、過去には2ドアセダンが主流の時代が続いていた。ではなぜ2ドアセダンが生まれ、そして消えていったのか、モータージャーナリストの片岡英明氏に聞いた。

SEDANの本来の意味は運転席と後席を仕切っていない箱型の乗用車のこと。しかし、現代におけるセダンは、エンジンルームと居住スペース、トランクルームの3つで構成される3ボックス型の乗用車を指すことがほとんどだ。さらにいえば、4ドアのクルマを思い浮かべる人も多いのではないか。

“日産 GT-R 50”、これがGT-Rの最終形なのだろうか!?

ただ、1960年代より以前の日本で、軽自動車とコンパクトクラスのほとんどは2ドアセダンだった。その理由のひとつはボディサイズだ。スバル360に代表される軽乗用車は3mに満たない全長のためドアを4枚設定できなかった。

もうひとつの理由はコストだ。ドア枚数を増やせばヒンジやボディ補強のための部品点数が増え、車両価格も高くなってしまう。だから当時の4ドアモデルは2ドアモデルより高価で、高嶺の花だったのである。

人気のあったトヨタ パブリカや三菱 コルト600は2ドアのセダンだったし、マツダ ファミリアやダイハツ コンパーノベルリーナも2ドアの商用車(バン)ベースの2ドアセダンからスタートしたモデルだ。

タクシー需要の多かったミドルクラス(ブルーバードやコロナなど)より上位クラスであれば4ドアセダンも設定されていたものの、それでも売れ筋は2ドアモデルだった。

そして1966年に日産 サニーとトヨタ カローラが相次いで登場し、マイカー時代の幕開けとともに2ドアセダン一強の状況が変化しはじめた。この両車とも発売当初は2ドアだけの設定だったものの、その翌年に相次いで4ドアセダンを追加。ドアが多ければ乗り降りしやすいし、高級感もアピールできることから徐々にユーザーの人気を得て増えていくことに。

1970年代はコンパクトカーでも3BOXデザインが主流だったが、1980年代にはその役割を3ドアハッチバックに取って代わられてしまったわけだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

F1参戦計画が再加速か。アンドレッティ・グローバル、シルバーストンの開発チームを増員へ
F1参戦計画が再加速か。アンドレッティ・グローバル、シルバーストンの開発チームを増員へ
AUTOSPORT web
旧伊勢神トンネルの”魔物”は健在? オジェ&勝田貴元がパンク。SS4ではヌービル謎の出力低下|WRCラリージャパンDAY2午前
旧伊勢神トンネルの”魔物”は健在? オジェ&勝田貴元がパンク。SS4ではヌービル謎の出力低下|WRCラリージャパンDAY2午前
motorsport.com 日本版
ミツオカ「新型エムダブルファイブ」世界初公開! “丸目4灯”の「旧車デザイン」採用! MTのみ設定&ターボエンジンの「Zero Edition」ついに発売
ミツオカ「新型エムダブルファイブ」世界初公開! “丸目4灯”の「旧車デザイン」採用! MTのみ設定&ターボエンジンの「Zero Edition」ついに発売
くるまのニュース
FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か
FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か
motorsport.com 日本版
ラッセルはFP1でのルーキー起用増加を歓迎も、マシン損傷があった場合の修復費用はコスト制限から外すべきだと提案
ラッセルはFP1でのルーキー起用増加を歓迎も、マシン損傷があった場合の修復費用はコスト制限から外すべきだと提案
AUTOSPORT web
マツダ新型「CX-5」まもなく登場!? 独自「ハイブリッド」&ダイナミックデザイン採用か? デビュー7年目の大進化予想CGがスゴイ
マツダ新型「CX-5」まもなく登場!? 独自「ハイブリッド」&ダイナミックデザイン採用か? デビュー7年目の大進化予想CGがスゴイ
くるまのニュース
来季のレース情報も盛りだくさん! 世界最大のモーターサイクルショーEICMAレポート レーシングライダー大久保光の海外生活
来季のレース情報も盛りだくさん! 世界最大のモーターサイクルショーEICMAレポート レーシングライダー大久保光の海外生活
バイクのニュース
ロゴを刷新した新生ジャガー、デザインビジョンコンセプト発表へ…12月2日
ロゴを刷新した新生ジャガー、デザインビジョンコンセプト発表へ…12月2日
レスポンス
【遂に価格決定】フォルクスワーゲン新型ティグアン 3世代目は7年ぶりのモデルチェンジ
【遂に価格決定】フォルクスワーゲン新型ティグアン 3世代目は7年ぶりのモデルチェンジ
AUTOCAR JAPAN
もうこんな[クルマ]作れないかも?? 買うなら今よ初代[コペン]!!
もうこんな[クルマ]作れないかも?? 買うなら今よ初代[コペン]!!
ベストカーWeb
レクサス「UX300h」に特別仕様車/「LBX」にエントリーグレードを設定! 511万円と420万円からというお値段以上の中身を紹介します
レクサス「UX300h」に特別仕様車/「LBX」にエントリーグレードを設定! 511万円と420万円からというお値段以上の中身を紹介します
Auto Messe Web
はみ出した看板! 酔って道路に座り込み! ヘタしたら打ち水も! そこかしこで見かける道路交通法違反
はみ出した看板! 酔って道路に座り込み! ヘタしたら打ち水も! そこかしこで見かける道路交通法違反
WEB CARTOP
欧州フォード、2027年末までにさらに4000人削減 EV工場も生産調整
欧州フォード、2027年末までにさらに4000人削減 EV工場も生産調整
日刊自動車新聞
【ヨーロッパ以外で初】本日から開催! アルピーヌA110RGTが「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」参戦
【ヨーロッパ以外で初】本日から開催! アルピーヌA110RGTが「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」参戦
AUTOCAR JAPAN
今年は飛びませんように……ラスベガスGP、マンホール/水道管の蓋を舗装&補強。昨年とばっちりのサインツも「安全が何よりの願い」
今年は飛びませんように……ラスベガスGP、マンホール/水道管の蓋を舗装&補強。昨年とばっちりのサインツも「安全が何よりの願い」
motorsport.com 日本版
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
レスポンス
ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
AUTOCAR JAPAN
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

-万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

80.0256.0万円

中古車を検索
スバル360の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

-万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

80.0256.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村