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「日本車」なのに「輸入車」! 走りにも見た目にも「帰国子女感」漂うモデル4選

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「日本車」なのに「輸入車」! 走りにも見た目にも「帰国子女感」漂うモデル4選

 国産車ながらシフトゲートやバッテリーが欧州規格のものも!

 輸入車の魅力は、なんといっても国産車とは一味違った乗り味や内外装といった個性にある。これはどちらが優れているという話ではなく、そのクルマが生まれた国の風土や国民性、そして道路事情などさまざまな要因が折り重なって生まれたものといえるだろう。

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 しかし、日本メーカーの車種のなかにも海外で生産されたものを輸入して販売している車種が存在し、そのクルマたちはどことなく輸入車っぽさが残っていたりするのだ。今回はそんな日本メーカーの輸入車をピックアップしてみたい。

 1)トヨタ・アベンシス

 1997年に登場したアベンシスは、欧州市場をターゲットとしたミドルクラスの乗用車であり、英国で生産されていたモデル。ボディタイプは4ドアセダンとステーションワゴン、そして5ドアハッチバックが設定されていた。

 日本には2003年から2代目モデルのセダンとワゴンが輸入販売されており、2リッターと2.4リッターのガソリンエンジン仕様をラインアップ。欧州仕込みの足まわりなどはコアなファンから高い評価を集めていた。

 2代目モデルは2008年いっぱいで輸入を終了し、3代目登場後もしばらく販売される気配がなかったが、トヨタのラインアップから3ナンバークラスのステーションワゴンが消滅したことで2011年にワゴンのみ輸入販売が再開され、2018年まで販売が続けられた。

 2)スズキ・スプラッシュ

 スズキのコンパクトカーといえばスイフトの評価が高いが、その2代目スイフトをベースとし、さらにひとまわりコンパクトにしたモデルがスプラッシュだ。こちらのモデルも欧州市場をメインターゲットとした車種であり、生産はハンガリーにある製造子会社のマジャールスズキが担当していた。

 欧州では5速MTか4速AT仕様となっていたミッションがCVTに変更されてはいるが、欧州車のような軽快なハンドリングはそのままで、車格からすれば大型のフロントシートなど欧州さらしさを感じられるモデルに仕上がっていた。

 その一方で左ハンドル圏がメインターゲットだったため、シフトゲートが左ハンドル用であったり、バッテリーも欧州規格のものが採用されていたりと輸入車らしいポイントも多々存在していた。

 アメリカのミニバンを感じられるモデルも存在!

 3)ホンダ・ラグレイト

 日本では大ヒット車種となった初代オデッセイであったが、北米市場では排気量もボディサイズも小さいという評価があったため、日本とは異なる路線を歩むことになった。そんな北米向けの2代目オデッセイを日本で販売したのが1999年に登場したラグレイトである。

 エンジンは3.5リッターのV6のみとし、ボディサイズも全長1935mm、全長5105mmとビッグサイズ。この数値は現行型のトヨタ・アルファード/ヴェルファイアを軽くしのぐサイズであった。

 それだけに室内空間は大柄なアメリカ人が余裕をもって座れるほどの広さがあり、大排気量エンジンも相まってアメリカのミニバンを感じる1台に仕上がっていた。

 4)日産デュアリス

 エクストレイルとプラットフォームを共有しながらも、欧州戦略車として「キャシュカイ」の名前で販売されていたモデルを2カ月遅れで日本にも導入したものがデュアリスだ。

 オフロード志向の強いエクストレイルに対し、オンロード性能も追求したデュアリスには日本車として初めてザックス社製のハイスピードコントロールショックアブソーバーを採用し、同クラスの欧州SUVにも負けない走行性能を実現していた。

 ただし、英国で生産したモデルを輸入していたのは2007年12月までであり、それ以降は日本の九州工場での生産に切り替えられている。

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みんなのコメント

3件
  • 帰国子女感を漂わせていたとしても、日本に馴染まなかったり、溶け込めなかったら駄目だよね
  • デュアリスは初め悪くなかったが、パワーの無さや、ダルいCVTや、違和感のある軽すぎる電動パワステや、駆動のかかり方が不自然な4WDシステムがだんだんイヤになって2年で乗り換えた。帰国子女もやっぱり日本人だったということ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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