2024年F1第11戦オーストリアGPのスプリントは、全車がグリッドに着いて隊列後方でグリーンフラッグが振られたものの、レットシグナルが点灯せず、1回目のスタートが中止された。
その理由をFIA国際自動車連盟に確認したところ、「ターン1アウト側のバリアの後ろに多くのカメラマンがいたため、安全上のリスクを考慮して、カメラマンを別の場所に移動させるためだった」と説明した。
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
ターン1のアウト側は、レッドブルリンクの人気撮影スポット。ホームストレートの正面はランオフエリアの向こう側にあるため、1コーナーまでの距離が遠いが、ターン1のアウト側はガードレールを1枚隔てているだけで、フェンスもなく、コース上を走るマシンを間近で撮影できるからだ。
筆者も金曜日のフリー走行では、その場所で撮影していた。私以外にも多くのカメラマンがいたように、この場所は撮影禁止場所(レッドゾーン)ではない。
ただし、私は以前から危険だとも感じていたし、多くのカメラマンもそのことは認識していた。
フェンスがないため、もしも2台が並んで1コーナーに進入し、接触事故が発生してマシンが宙を舞った場合、カメラマンを直撃する可能性が高いからだ。
私も2年前のオーストリアGPのスタートで肝を冷やしたことがある。ピエール・ガスリー(当時アルファタウリ)が1コーナーで他車と接触事故を起こしたからだ。
幸運にもガスリーのマシンは宙を舞うことなく、スピンしただけで怪我人は出なかった。
今年のモナコGPのスタートでは、2コーナーの“ボー・リバージュ”でセルジオ・ペレス(レッドブル)とケビン・マグヌッセン(ハース)が接触事故を起こし、飛び散った破片がフェンスを通り抜けてカメラマンに直撃していた。幸い、カメラマンは大事に至らなかったが、FIAが神経を尖らせるのも当然かもしれない。
なおFIAによると、日曜日のオーストリアGP決勝レースでは、1コーナーのアウト側は“レッドゾーン”となり、フォーメーションラップの5分前から2周目までは立ち入り禁止区間とされた。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
さらなる体制強化か。アストンマーティンF1の上層部にフェラーリから新たなメンバーが加入へ
【MotoGP】マルケスの商業的な価値にドゥカティは屈した? LCRのチェッキネロ代表「アジア市場の鍵になる可能性がある」
TGM Grand Prix、55号車のドライバーを松下信治から変更へ。富士テストでは大津弘樹と大草りきを起用……第4戦以降の正式起用者を“熟考中”
F1パワーユニット開発に取り組むアウディ、すでにレース距離のシミュレーションも実施。他カテゴリーでの経験が大きな資産に
レッドブルF1の内紛に失望するマックス・フェルスタッペン。父親ヨスを擁護し問題終結を望む
なぜ免許証とマイナカード「24年度末」までに一体化? 紛失したら運転できない? 国民にメリットあるのか
えっ!「車検」通らなくなる!? “2026年夏”から始まる「ロービーム検査」って何? “延命処置中“に考えたい対策とは
運転免許をもつ[日本人の8.1%]が75歳以上の高齢ドライバーってマジ!? その世代に向けての警察庁の[策]も気になる!
ホンダ「“2列6人乗り”ミニバン」がスゴイ! 「前列に3人座れる」斬新シート&“全長4.3m”の小柄ボディ! めちゃ“クセ強”な「エディックス」とは?
トヨタの新型「プリウス“スーパーカー”」発表!? 6本出しマフラー&ド迫力ワイドボディ採用! 585万円の「完全仕様」発売
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?