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軽やかな走り。718ボクスターは、頑張れば手が届くポルシェ、乗る価値がある!

掲載 更新 17
軽やかな走り。718ボクスターは、頑張れば手が届くポルシェ、乗る価値がある!

MR+オープン、スポーツカーの理想形

 1stボクスターのデビューは1996年。長い歴史を持つ空冷エンジン搭載の911シリーズに頼ったビジネスからの脱却を目指し、同じ水平対向6気筒ながら水冷化を果たした新エンジンと、ボディのフロントセクションを新世代911と共有するという合理的なシナリオを導入。ミッドシップレイアウトを備えたオープン2シーターのブランニューモデルとして誕生した。

ナナサンカレラことポルシェ911カレラRS2.7をオマージュした現行911(992)の「スポーツクラシック」がデビュー

 ボクスターはいまやポルシェの主力モデルに成長。現行718シリーズは、燃費効率に優れるターボ付き4気筒をメインとする4thモデルだ。アルミニウムを多用したボディは、3rdモデル(981型)をベースにしている。
 ボディサイズは全長×全幅×全高4385×1800×1280mm。車両重量は6速MT仕様で1360kg。ひと昔前であればこうしたスペックの持ち主を「ライトウェイト」とカテゴライズするのははばかられたかもしれない。しかし、車両の大型化とそれに伴う重量増が止まらない現在では、これでも相対的に「小さくて軽い」部類に入れていいだろう。

意のままの走り。パフォーマンスは超一級

 実際、718ボクスターで走り始めてまず感じるのは、何とも軽やかな感覚である。加速もハンドリングも意のままに反応する。同じボクスターでも2ndモデル(987型)以前のクルマから乗り換えると、その差は明確だ。前述のようにボディの多くの部分をアルミニウム化するなど、軽量構造が意識されたことが実感できる。

 パフォーマンスは一級品。ガソリンエンジンとしては稀有な可変ジオメトリー式ターボを装備した2.5リッターユニット(350ps)を積むSグレードはもちろん、通常のターボを組み合わせる2リッターエンジン搭載のベースグレードでも、最高出力が300psというデータから想像できるとおり、加速能力に不足はない。それでも、「やはりポルシェには官能的なフラット6サウンドがほしい」というユーザーには、ライフ途中で加えられた4リッターの自然吸気6気筒(400ps)を積むGTS4.0という選択肢もある。どんなユーザーでも、きっとお気に入りの1台が選べるに違いない。

 ポルシェは、次期型ボクスターとそのクーペ版のケイマンをピュアEVとする方針を発表済み。そうなれば、現行モデルよりも3桁kgの単位で車重が増す可能性が高い。そうしたハンディキャップをポルシェならではの技術力で跳ね返してくれることを期待するが、現行718とはキャラクターが大きく変わりそうだ。純エンジン搭載のポルシェ製ミッドシップ・オープン2シーター。その軽快な走りを堪能できるのは、そろそろラストチャンスかもしれない。

(PORSCHE718ボクスター 価格:6MT 768万円/7DCT 816万円)

ポルシェ718ボクスター主要諸元

グレード=718ボクスター(MT)
価格=6MT 768万円
全長×全幅×全高=4385×1800×1280mm
ホイールベース=2475mm
トレッド=フロント:1515×リア:1532mm
車重=1360kg
エンジン=1988cc水平対向4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=220kW(300ps)/6500rpm
最大トルク=380Nm(38.8kgm)/2050~4500rpm
WLTCモード燃費=未公表(燃料タンク容量54リッター)
サスペンション=前後ストラット
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=フロント:235/45ZR18/リア:265/45ZR18+アルミ
駆動方式=MR
乗車定員=2名
最小回転半径=5.3m
パワーウェイトレシオ=4.53kg/ps
※価格はすべて消費税込み
撮影協力:新宿パークタワー

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みんなのコメント

17件
  • オプションをふつうに付けて、ほとんど1千万近くいきますよ。頑張れば手が届くんですか?
  • この718(982)シリーズからテールがカッコ良くなったよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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