日々、世界各国の自動車にまつわるWEBサイトやSNSを隈なくチェックしているオートスポーツweb新車ニュース班が「これは面白い!」と感じた珍事(?)や情報をピックアップしてお届けする『オートスポーツweb的、世界の自動車』。
今回はドイツ・ベルリン郊外で2020年7月に開催された『RACE 1000』をお届けします。RACE 1000は5年以上前から年に数回開催されている最高速アタックレースで、一般ドライバーも参加できる大会です。
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開幕戦となった今大会では、1800馬力を発生するニッサン R35型GT-Rが最高速356km/hを記録して、優勝しました。早速、この“モンスターマシン”の全貌に迫ります。
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最高速度を競い合うハーフマイルレース RACE 1000は、ドイツで5年以上前から開催されている一般ドライバー参加型の最高速アタックレースで、多くのスポーツカー愛好家たちを楽しませてきた。
RACE 1000のルールは、2台のマシンが横並びの停止状態からフル加速して、ハーフマイル(804.67m)を走りきり、フィニッシュ時の速度が速い方が勝者というシンプルなものだ。
レースは馬力によってクラス分けされる。クラス1が1000馬力以上、クラス2が750~1000馬力、クラス3は500~750馬力、クラスエキゾチックは500馬力以下という4つのクラスで構成されていて、レース日程は1DAYとなる。
このRACE 1000をプロモートするのは、ドイツ・ベルリンに拠点を構えるチューニングショップ『A9パフォーマンス』だ。
A9パフォーマンスは、ポルシェ、BMW、メルセデスAMGなど、欧州の名だたるスポーツカーを対象に高出力・高性能化させるためのエンジンリビルドや、チューニングパーツとしてエキゾーストおよびターボシステム、ブレーキなどの販売を行っているチューニングショップだ。
対象車種にはトヨタ、ニッサン 、ホンダの日本のスポーツカーも含まれている。
なかでも、ニッサン GT-Rに関連したアイテムが充実しており、730~1300psまでの出力に応じたターボキットやリヤアクスル、トランスミッションのリビルド、エキゾーストパイプなどが取り揃えられている。
RACE 1000の2020年初戦は、7月25日にドイツの首都ベルリン郊外に位置するノイハルテンベルグ空港の800mの直線距離のコースを使って開催された。
会場には40台ほどのチューニングカーが集結。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止の観点から、観衆は限定500人とされ、チケットは前売り段階で完売したとのこと。
参加車両はニッサン GT-Rに加え、トヨタA80型スープラや、メルセデスAMG GT R、2代目アウディTTやBMW E30型M3など、バラエティに富んだクルマが揃った。
そして今大会に、A9パフォーマンスが満を辞して送り出したのが1800馬力化したニッサン R35型GT-Rだ。
この投稿をInstagramで見る #a9performance #gtr35 #gtrcartel #nuremberg #300kmhclub #nismo #syvecs #race1000 #gtrpower #gtrlovers #toxictvgr #globaltunerz #power A9 Performance GmbH(@a9performance)がシェアした投稿 - 2020年 8月月1日午前9時49分PDT
この投稿をInstagramで見る #a9performance #gtr35 #gtrcartel #nuremberg #300kmhclub #nismo #syvecs #race1000 #gtrpower #gtrlovers #toxictvgr #globaltunerz #power #r35gtr A9 Performance GmbH(@a9performance)がシェアした投稿 - 2020年 8月月5日午前6時02分PDT
エクステリアは、ノーマルと比べると少し車高がダウンしているように見られる。エキゾーストパイプは換装されており、もっとも目を引くのは長く突き出たダックテールだろう。
その下にはドラッグシュートが取り付けられている。ボディカラーはペールブルーとマットブラックの組み合わせだ。
エンジンは、ターボや専用エキゾーストパイプを搭載した以外に、どのようなアップデートが施されているのか、詳細は明らかにされていない。
冒頭でお伝えした通り、このA9パフォーマンスが手がけたニッサン R35型GT-Rが、最高速356km/hを記録して優勝を飾った。
2位は、1300馬力化された2世代目フォルクスワーゲン・ゴルフMK2で、340km/hを叩き出し、GT-Rとともに会場を盛り上げた。
ちなみに、このゴルフMK2は、ロールケージや特大のインタークーラーなど大幅なチューニングが施されていた。手掛けたのはドイツ東部、チェコとの国境に近いミューレンタールという街の近くに拠点を構える『SPEEDMAKERS』という団体で、RACE1000の常連のようだ。
なお、優勝賞品はタービンがデザインされたトロフィーとシャンパンが授与されている。
RACE 1000は参加費を支払えば誰でも参加することができる。ナンバー付きの愛車を持ち込むドライバーが多いのは、そのためだ。
第2戦は2020年9月26日に開催予定。ドライバー1名に付き参加費用は125ユーロ(日本円で約1万5500円)。観戦費は1名20ユーロ(日本円で約2500円)とのこと。
RACE 1000の様子は公式YouTubeチャンネル『RACE 1000』で公開されている。パワーアップした各マシンの様子をぜひチェックしてみてほしい。
こちらは2019年に開催されたRACE 1000の模様。
最高速を記録したニッサンGT-Rの走行シーン。A9パフォーマンスがチューニングした。
340km/hを記録したフォルクスワーゲン・ゴルフMK 2。
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みんなのコメント
出るべきして出た感じですが
ゴルフの二代目が?!
その仕様が気になる
最近は平べったいタイヤが多すぎて、逆にこうゆうチューニングがカッコよく見える。