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新型GRヤリスの超絶進化はモータースポーツでわかる! ダートトライアルで見せつけた圧倒的なポテンシャルとは

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新型GRヤリスの超絶進化はモータースポーツでわかる! ダートトライアルで見せつけた圧倒的なポテンシャルとは

 この記事をまとめると

■マイナーチェンジしたGRヤリスがモータースポーツで活躍中

重さがネックで苦戦していたGRカローラ! ついに全日本ラリーで初優勝を遂げた!!

■ダートトライアルにおいても好成績を収めている

■ATモデルとMTモデルを駆る選手たちにフィーリングを直撃した

 新型GRヤリスが大暴れ!

 ダートトライアルの最高峰シリーズ、全日本ダートトライアル選手権の第8戦が10月12~13日、広島県のテクニックステージ・タカタで開催。2024年の最終戦となる同ラウンドでは、各クラスで激しいバトルが展開さていたのだが、そのなかでもっとも注目を集めていたマシンが、新型GRヤリスだ。

 ご存じのとおり、トヨタの4WDターボモデル、GRヤリスは2024年4月にマイナーチェンジした最新バージョンが発売されており、すでにジムカーナの最高峰シリーズとなる全日本ジムカーナ選手権では、7月20日に富山県のイオックスアローザで開催された第7戦よりベテランドライバーの津川信次選手が新型のGRヤリスを投入。改造範囲の狭いPN4クラスでトップ争いを展開しているが、全日本ダートトライアル選手権においても、シリーズ後半戦には数台の後期型GRヤリスが参戦しており、素晴らしい走りを見せている。

 まず、8月3~4日にエビスサーキットで開催された第6戦に河田富美男選手が改造範囲の狭いNクラスに2ペダル仕様のDATモデルを投入すると、8月31日~9月1日に丸和オートランド那須で開催された第7戦には、岸山信之選手が同じくNクラスにMT仕様の新型GRヤリスを投入し、デビューウインを達成。

 そして、最終戦となるテクニックステージ・タカタには、岸山選手がMTモデル、河田選手がDATモデルでNクラスに参戦するほか、2ペダルの4WDモデルを対象にしたPNE2クラスに杉尾泰之選手がDATモデルを投入するなど、計3台の新型GRヤリスが国内屈指の高速グラベルコースにチャレンジしていた。

 高速コーナーの速さはピカイチ

 新型GRヤリスの最大の特徴が、車両剛性およびエンジンのトルク性能の向上で、この両面はダートトライアルにおいても効果が高く、「これまでGRヤリスのMTに乗っていたんですけど、この新型は剛性が高いうえに、エンジンのトルク性能が向上したことで、とても乗りやすくなりました。とくに高速コースは凄くいいですね。それにDATは極めてシフトがスムーズで、シフトミスも少なくなりました。NクラスはMTも参戦していますが、十分にDATモデルで戦えると思います」と河田選手が語れば、今大会で初めてGRヤリスを投入した杉尾選手も「ランサーの改造車からGRヤリスのDATに乗り換えたんですけど、車両は軽いし、足まわりとタイヤ、ホイール、あとは前後のデフとロールゲージやアンダーガードを入れた程度でほぼノーマルの状態なんですけど、剛性は十分に高いと思います」と好感触を掴んでいるようだ。

 そして、いち早くGRヤリスを投入し、旧型モデルでも優勝経験をもつ岸山選手は、「もともとGRヤリスは北海道のオートスポーツランド砂川や丸和オートランド那須のように車速が速くて高速コーナーの多いコースを得意としていて、逆にエビスサーキットやサーキットパーク切谷内のようなストップ&ゴーの中低速コースを苦手としていました。その傾向は後期モデルでも変わりませんが、前期モデルと比べるとボディ剛性が高くなったことで、ステアリングのレスポンスがよくなりました。いままでは反応は薄かったんですけど、わかりやすくなったので、ラインを外さなくなりました」と分析している。

 このように3名のドライバーともに、新型GRヤリスに対して好感触で、最終戦のテクニックステージ・タカタにおいても3名は迫力あるドライビングを披露。残念ながら、河田選手はNクラスで13位に留まったほか、杉尾選手が挑んだPNE2クラスは参加台数が1台のみで不成立となったが、岸山選手がNクラスで2位に入賞するなど、素晴らしい走りを披露しただけに、2025年は全日本ダートトライアル選手権においても新型GRヤリスが躍進するだろう。

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