現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 都会派コンパクトクロスオーバーSUVのレクサスUXが大幅改良を果たして発売。車両価格は400万3000円~553万3000円に設定

ここから本文です

都会派コンパクトクロスオーバーSUVのレクサスUXが大幅改良を果たして発売。車両価格は400万3000円~553万3000円に設定

掲載 28
都会派コンパクトクロスオーバーSUVのレクサスUXが大幅改良を果たして発売。車両価格は400万3000円~553万3000円に設定

レクサスが人気クロスオーバーSUVのUXをマイナーチェンジ。たゆまぬ進化を追求していくAlways Onの思想に基づいた走りと先進装備のアップデートを敢行。特別仕様車として 「F SPORT Emotional Explorer」と「Graceful Explorer」をラインアップ

 トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは2022年7月7日、都会派コンパクトクロスオーバーSUVのUXをマイナーチェンジし、同日より発売した。

新型レクサスRXがワールドプレミア。「Lexus Driving Signature」のさらなる進化を図る

車種展開は以下の通り。
■UX250h
UX250h“version L”:2WD519万2000円/AWD545万7000円
UX250h“F SPORT”:2WD504万1000円/AWD530万6000円
UX250h“version C”:2WD460万3000円/AWD486万8000円
UX250h:2WD435万9000円/AWD462万4000円
特別仕様車UX250h“F SPORT Emotional Explorer”:2WD526万8000円/AWD553万3000円
特別仕様車UX250h“Graceful Explorer”:2WD488万8000円/AWD515万3000円
■UX200
UX200“version L”:2WD483万6000円
UX200“F SPORT”:2WD468万5000円
UX200“version C”:2WD424万7000円
UX200:2WD400万3000円
特別仕様車UX200“F SPORT Emotional Explorer”:2WD491万2000円
特別仕様車UX200“Graceful Explorer”:2WD453万2000円

 今回の改良は、たゆまぬ進化を追求していく“Always On”の思想のもと、上質ですっきりとした奥深い走りの味の深化と、予防安全技術の機能拡充、最新のマルチメディアシステムを組み込んだ先進装備の進化などを果たしたことが特徴である。車種展開は従来と同様、ハイブリッドモデルのUX250hとガソリンエンジンモデルのUX200を設定し、それぞれにスポーティ志向のF SPORTをラインアップ。また、特別仕様車として「F SPORT Emotional Explorer」と「Graceful Explorer」を用意した。

 まずは走りの味の深化から解説していこう。
 基本骨格となるボディは、サイドドアおよびバックドア周辺の開口部のスポット溶接打点を計20点追加して剛性を向上。そのうえで、EPSやショックアブソーバーなどのセッティングを最適化し、テストの本拠地であるToyota Technical Center Shimoyamaで徹底的な走り込みを行って、あらゆる走行シーンで減速・操舵・加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を実現する。また、静粛性の向上を狙って新しい18インチランフラットタイヤをブリヂストンと共同開発。トレッドパターンなどを工夫することによって、ロードノイズを低減した。一方、version Lは標準装備の18インチタイヤを従来のランフラットタイヤから新規設定のノーマルタイヤ(225/50R18 95Vサイズ)へと変更。走りの上質感をいっそう高めるとともに、乗り心地と静粛性の向上を果たしている。

 F SPORTの走りの進化も鋭意追求する。足回りにはパフォーマンスダンパーとAVS(Adaptive Variable Suspension system)を標準で装備。車両後方に組み込んだパフォーマンスダンパーによってボディに生じるしなりや微振動を速やかに吸収し、ハンドリングの特性をいっそうシャープにするとともに、乗り心地と静粛性を向上。さらに、減衰力切り替え応答に優れたAVSを配し、大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面でもフラットな姿勢の維持とショックの遮断を両立して、優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を成し遂げた。また、ステアリングギアにブレースを追加することで、操舵応答性をさらに向上。ドライバーの操作に忠実でスポーティな走行性能を達成する。一方でインテリアには、F SPORT専用のスポーツシート、ステアリング、シフトノブ、メーター、アルミ製スポーツペダルに加えて、アルミ製フットレストとスカッフプレートを新たに採用。F SPORTの走りのイメージとスポーティさをさらに強化した。

 パワートレインに関しては従来を踏襲し、UX250hの2WD(FF)にM20A-FXS型1986cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力146ps/6000rpm、最大トルク19.2kg・m/4400rpm)+3NM型フロントモーター(最高出力80kW、最大トルク202Nm)を、AWD(E-Four)に同ユニット+1MM型リアモーター(最高出力5kW、最大トルク55Nm)を搭載。トランスミッションには電気式無段変速機を組み合わせる。一方、UX200の2WD(FF)にはM20A-FKS型1986cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力174ps/6600rpm、最大トルク21.3kg・m/4000~5200rpm)+Direct Shift-CVTを採用した。燃費性能はWLTCモードでUX250hの2WDが22.8km/リットル、UX250hのAWDが21.6km/リットル、UX200の2WDが16.4km/リットルを実現している。

 予防安全技術に関しては、Lexus Safety System+の機能を拡充したことがトピック。単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大したほか、車線認識にAI技術を活用することで支援範囲を拡大した「レーントレーシングアシスト(LTA)」、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加した「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、自損・加害事故の回避および事故被害の低減を支援するドライバー異常時対応システムなどを採用する。また、スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、画面からの操作によってドアのロック/アンロックやスタートスイッチによるエンジン始動が可能となるデジタルキーを設定。さらに、車両の前後左右に搭載したカメラの映像を合成してセンターディスプレイに表示するパノラミックビューモニターもバージョンアップし、過去に撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況やタイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加した。

 マルチメディアシステムについては、直感的な使いやすさを追求した最新のシステムを搭載。ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで優れたアクセス性を実現するとともに、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分け、使いやすさを向上させる。また、クラウド上の地図情報を活用して交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。さらに、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加えてディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能とした音声認識機能、従来のUSB接続のほかにWi-Fiによる無線接続にも対応したApple CarPlay、従来の車両設定(ドライビングポジションなど)に加えてナビやオーディオなどのマルチメディアの設定にも対応したマイセッティング機能、DCMによる無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能などを組み込んだ。

 コクピットの使い勝手の向上を果たした点も見逃せない。大型化/高解像度化した12.3インチおよび8インチタッチディスプレイは、よりドライバー側に接近して配置することで、運転姿勢を崩さずにタッチ操作が可能。また、ディスプレイのタッチスクリーン化に即してインパネおよびコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、インパネセンターに設置していたシートヒータースイッチ等をコンソール上部に配して、それによって生まれたコンソール前方のスペースに充電用USBコネクタ(Type-C)を新たに2個設定する。加えて、おくだけ充電のスペースを上下方向に拡張し、上部にLED照明も追加することで使い勝手を向上させた。

 エクステリアに関しては、ボディカラーに強い陰影により造形を際立たせるソニックイリジウムを新設定したことがアピールポイント。また、昨年8月に発売した特別仕様車「F SPORT Style Blue」に採用したソニッククロムを、全モデルで選択できるようにした。

 新設定の特別仕様車に話を移そう。
 まず「F SPORT Emotional Explore」は、通常モデルのUX250h/UX200“F SPORT”をベースに、走りのイメージを際立たせた精悍な内外装に仕立てことが訴求点だ。
 エクステリアでは、ブラックルーフを組み合わせた2トーンの専用ボディカラーを採用。また、ボディカラー同色のフェンダーアーチモールやブラック塗装のドアミラーおよびルーフレール(オプション設定)、専用切削光輝+ブラック塗装+ブラックナット18インチアルミホイール+225/50RF18 95Vランフラットタイヤなどを特別装備して、アグレッシブで引き締まったルックスを創出した。
 内装については、シートやステアリング、シートベルトなどにブラックを基調としたフレアレッドのアクセントを施すことでスポーティな印象に磨きをかけ、さらに運転席&助手席L texスポーツシートにはベンチレーション機能&ヒーターを内蔵して快適性を高める。一方、安全装備の面ではパノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)やブラインドスポットモニター[BSM]、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)[PKSB]などを標準で組み込んだ。

 次に「Graceful Explorer」は、通常モデルのUX250h/ UX200“version C”をベースに、大人の落ち着いたムードが感じられるエレガントかつ洗練された内外装に仕上げた点が特徴だ。
 エクステリアはシルバー塗装のスピンドルグリルやアルミ蒸着[エクステンション・サイドマーカー]のLEDヘッドランプ、ボディカラー同色のフェンダーアーチモールなどを特別装備して、UXの洗練されたスタイルをいっそう強調。足もとには、プレミアムメタリック塗装18インチアルミホイール+225/50RF18 95Vランフラットタイヤを装着した。
 内装ではシートに専用モーヴ&ブラックアクセント・モーヴステッチを、ドアトリムおよびアームレストに専用モーヴを、インストルメントパネルに専用モーヴステッチをあしらい、落ち着きがあり、かつエレガントなキャビン空間を演出。また、運転席&助手席L texスポーツシートにはベンチレーション機能&ヒーターを内蔵して快適性を高める。一方、安全装備の面ではパノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)やブラインドスポットモニター[BSM]、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)[PKSB]などを標準で採用。使い勝手をアップさせるハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)も標準で装備した。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス

みんなのコメント

28件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.3491.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

188.6588.0万円

中古車を検索
UXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.3491.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

188.6588.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村