電動バイクによって争われる世界選手権『FIM Enel MotoE World Cup』(以下、MotoE)の最終戦、第6戦サンマリノ大会の決勝レースが、2022年9月3日(レース1)、4日(レース2)にイタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで行なわれました。
金曜日の予選で11番手を獲得した唯一の日本人ライダー、大久保選手は、土曜日のレース1を4列目からスタートし、序盤に6番手に浮上します。
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トップ集団から少し離れた6番手を先頭とする集団でポジション争いを展開し、その後、トップ争いを繰り広げていたエリック・グラナド選手が転倒を喫したことでその集団は5番手争いのグループとなり、大久保選手は7位でフィニッシュしました。
日曜日のレース2では1周目で9番手に浮上し、そのままゴール。チャンピオンシップのランキングとしては6位で2022年シーズンを終えています。
大久保選手は前戦オーストリア大会を終えて、エクトル・ガルソ選手とニッコロ・カネパ選手という2人のライダーとチャンピオンシップのランキング6位を争っていました。サンマリノ大会ではランキング6位獲得を目標とし、それを達成したわけです。
MotoE参戦1年目の昨年はランキング11位で今年は6位と、フランス大会レース1の3位表彰台獲得を含め、着実に前進したシーズンだったと言えるでしょう。
大久保選手は最終戦サンマリノ大会について「ペースは昨日より0.5秒速かったんです。ベストラップを更新したんですけど、僕としてはフロントタイヤが滑る感触があって、プッシュしきれなかったんです。それが悔しかったです」と語ります。
「最後9位で終わってしまって、悔しい結果になってしまいました。最後なのにな、という気持ちもありますけど、ランキングは6位をキープできたので、その点はよかったかなと思います」
また、MotoE参戦2年目のシーズンについては「(今季は)すごく良いとも悪いとも言えないシーズンでした。昨年よりは良かったんじゃないでしょうか。表彰台に上ったし、トップ6に入る回数も増えたし。(シーズンの)レース数が増えたのもあるけど、ランキングが(昨年の)11位から6位に上がって終えられたのは、僕の中で大きなステップだったんじゃないかなと思います」と振り返っていました。
■FIMエネルMotoEワールドカップとは……
2019年にスタートした電動バイクによるチャンピオンシップ。MotoGPのヨーロッパ開催グランプリのうち数戦に併催され、2022年シーズンは各2レースで、フィンランド大会が中止となったために全6戦12レースが行なわれた。
バイクはイタリアの電動バイクメーカー『Energica Motor Company(エネルジカ・モーター・カンパニー)』の電動レーサー『Ego Corsa(エゴ・コルサ)』のワンメイク、タイヤはミシュラン。2022年シーズンのMotoEには11チーム18名のライダーが参戦し、唯一の日本人ライダーである大久保光選手は2年目のシーズンを迎えている。
2022年はサンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ大会をもってシーズンを終え、2023年からはドゥカティがMotoEにマシン供給を開始する。
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みんなのコメント
レースの帰り道で五百部さんと話してたら山口百恵が好きだって!ww
全日本でJGP3でチャンピオン取っています