現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【後編】スズキ『GSX250R』の走りは、どうあっても他の250ccバイクじゃ真似できない[SUZUKI GSX250R]

ここから本文です

【後編】スズキ『GSX250R』の走りは、どうあっても他の250ccバイクじゃ真似できない[SUZUKI GSX250R]

掲載 更新 18
【後編】スズキ『GSX250R』の走りは、どうあっても他の250ccバイクじゃ真似できない[SUZUKI GSX250R]

スポーティなスタイルとは裏腹に安定感と安心感を重視。それがGSX250Rというバイクのキャラクターです。そして、そのキャラクターは唯一のもの。他が真似しようと思っても、これだけは真似できない理由があるんです。

GSX250Rの秘密はエンジンに
【前編】からの続きです!

【バイク保険の選び方】ネット型と代理店型の違いを解説

本記事の車両は2017年モデルです

前編でお伝えしたとおりGSX250Rは余裕をもって走るのが楽しいバイク。

もちろん鉄壁の安定感を利用してのワインディングも楽しいですけど、それよりも風に乗ってスゥーっと、空気に溶け込むように走るのが気持ちいい。

そもそも、ガツガツと意気込んで走る気持ちになりません。

その理由、実はエンジンにあります。

GSX250Rはロングストローク設計のエンジンを採用
信じられないほど振動が少なくて恐ろしく滑らか&シルキー。優しい加速感なのに力強い。

あまりにも力強いから、今はギアが2速かな? と思うと、実は3速だったり……250ccクラスとして考えるとギア1段ぶんほどパワフルに感じます。

ただし、そのパワーフィーリングはとにかく角が無くて優しいもの。

なので、バイクの走りに『わかりやすいエキサイティングさ』を求めるライダーは物足りないと感じるかもしれません。

だけど、エンジンの扱い方が身体に馴染んでくると、欲しい時に欲しいパワーがいつでも取り出せる特性だと気が付きます。

これ、操りやすいバイクには絶対条件なんですよね。

そのためにスズキはピークパワーよりも扱いやすさ重視となるロングストローク設計のエンジンをGSX250Rに採用しました。

根本となるエンジンの設計方針や特性が違うんです。

だからGSX250Rのフィーリングは、他のバイクでは真似したくても真似することができません。だって真似しようと思ったらエンジンを根本的に作り直すことになりますから(笑)

速く走ることを第一としなかった。

GSX250Rは、他と目指したものが根本的に違うバイクだということなんです!

【いま話題の250ccにも注目!】

GSX250Rの『あんしん』は他にも!
そして、エンジン特性に寄り添うように、車体の設計も方向性も整えられてます。

身長176cmのボクが乗っても窮屈じゃないライディングポジションは、ゆったりとクルージングするには最高。ツーリングにもおすすめしたくなる。

合わせて、堂々としたボディのサイズ感も嬉しいポイントです。

ところでシート高は790mmですが、シートが前に向かってシェイプされてますから跨ってみると足着きはもっと良く感じます。

体格的には身長160cmもあれば充分に扱えるだろうな、っていうイメージでした。

のんびり走るっていう幸せ
このバイク、海沿いのクルージングとかホントに最高です。

いいんです、スピードなんて出さなくても。速くなくてもバイクは楽しいんだってGSX250Rが教えてくれます。

『二輪免許持ってて良かった。バイクに乗れてボクはシアワセだよなぁ』って気持ちが和みます。

そういう幸せに浸れたのは、運転に気を使わなくていいGSX250Rだったからでしょうね。

フルカウルのカッコ良さが好き! でも、のんびりゆっくり楽しみたいっていうライダーには、このバイクは最高だと思いますよ?

GSX250Rの『ココ』は伝えておきたい!
ちなみに燃料タンク容量は15Lもあるのでガス欠の心配も少なくて安心。

燃費を測ってみたら約360km走ってリッターあたりの燃費は約28kmでした!

もうひとつありがたかったのがシートの表皮。

滑りにくい素材が使われています。地味に思われるかもしれませんがその効果は絶大!

真剣に、全部のバイクがこうなってほしいと心の底から思うほどです。

(下に続きます)

【こちらも人気】

日本を味わう。GSX250Rはそのために
最後にひとつ。

当然ですけどスズキは日本のメーカーじゃないですか?

だからこそ日本でバイクを楽しむのに必要なこと、日本の道路事情、そして日本人のことを良く知っているんだなとGSX250Rに乗ると感じることができます。

必要以上に速くなくても良い。

街でも旅でも、いつでもどこでも、安心して楽しめるように。

GSX250Rには、乗る人に対するスズキの『思いやり』が詰まっているみたいでした。

人によって、良いバイクの基準なんていうのはバラバラ。

パフォーマンス重視の人もいれば、味わい重視の人もいる。

そんな中で、性別とか腕前とかに関係なく誰もが楽しめるように作られたGSX250Rは『みんなのフルカウルスポーツ』なんだろうと感じます。

こういう立ち位置の存在は『これからバイクの世界に入ってくる人』にとってすごく大切なもの、無くてはならないものです。

先鋭化の一途でエントリークラスの敷居が上がり、バイクの未来が閉鎖的になるのは、誰もが望むところじゃないはずですから。

日本は四季がある美しい国です。

そして、その美しさを感じるための余裕を、みんなに平等に与えてくれるバイクがGSX250Rなんだとボクは思う。

スポーティなスタイルしてるけど、実はすっごく大人っぽい。

そういうバイクなんです、 GSX250Rって!

まだの人は【前編】も是非お楽しみくださいね!
【前編】はコチラから!

最新『GSX250R』のカラーや価格は?
スズキファンのためのWEBサイト!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

今年もイケるか交換か? 数年経ったスタッドレスは「減り」に「ヒビ」に「溝の形」と色んなところをチェックして判断すべし!!
今年もイケるか交換か? 数年経ったスタッドレスは「減り」に「ヒビ」に「溝の形」と色んなところをチェックして判断すべし!!
WEB CARTOP
2024年のF1タイトル争い、鍵を握ったのは“フレキシブルウィング”? フェラーリ代表が指摘「少し不満」
2024年のF1タイトル争い、鍵を握ったのは“フレキシブルウィング”? フェラーリ代表が指摘「少し不満」
motorsport.com 日本版
ホンダの「N-BOX」の「ショッキングピンク」コンセプトカーが凄かった! 全身「ピンク☆MAX」×テッカテカ内装採用!? 電飾ピカピカの「斬新FLASH BOX」 TAS2012で話題に
ホンダの「N-BOX」の「ショッキングピンク」コンセプトカーが凄かった! 全身「ピンク☆MAX」×テッカテカ内装採用!? 電飾ピカピカの「斬新FLASH BOX」 TAS2012で話題に
くるまのニュース
【スクープ】トヨタ「bB」の再来か!? ジャパンモビリティショー2023でデビューした「KAYOIBAKO」に量産化の噂が! 人気爆発まちがいなし
【スクープ】トヨタ「bB」の再来か!? ジャパンモビリティショー2023でデビューした「KAYOIBAKO」に量産化の噂が! 人気爆発まちがいなし
LE VOLANT CARSMEET WEB
2024年の日本国内のEV販売は完全に失速! 2025年に明るい材料はあるのか?
2024年の日本国内のEV販売は完全に失速! 2025年に明るい材料はあるのか?
THE EV TIMES
免許不要で水上を滑走、Waydooの新型「電動フォイルボード」121万円で予約販売
免許不要で水上を滑走、Waydooの新型「電動フォイルボード」121万円で予約販売
レスポンス
スズキ「スーパーキャリイ マウンテントレイル」がスゴかった! もはや「“SUV”軽トラ」!? 「ジムニー」超えの“ゴツい”アシ&“斬新”ドアも装備! 前年「東京オートサロン」出展の「コンセプト」に期待大!
スズキ「スーパーキャリイ マウンテントレイル」がスゴかった! もはや「“SUV”軽トラ」!? 「ジムニー」超えの“ゴツい”アシ&“斬新”ドアも装備! 前年「東京オートサロン」出展の「コンセプト」に期待大!
くるまのニュース
通学・通勤に最適な充実装備が魅力!! ヤマハ「PAS CITY-SP5」2025年モデル発売
通学・通勤に最適な充実装備が魅力!! ヤマハ「PAS CITY-SP5」2025年モデル発売
バイクのニュース
佐藤万璃音を擁するユナイテッド・マクラーレンの布陣固まる。WRTからラーンとゲラエルが移籍加入
佐藤万璃音を擁するユナイテッド・マクラーレンの布陣固まる。WRTからラーンとゲラエルが移籍加入
AUTOSPORT web
ヴェゼルの燃費って実際のところどうなの?新旧モデルを調べてみた
ヴェゼルの燃費って実際のところどうなの?新旧モデルを調べてみた
グーネット
日産 セレナ オーテック スポーツスペックは走り好きにもファミリー層にも推したいスポーツミニバンだ【試乗記】
日産 セレナ オーテック スポーツスペックは走り好きにもファミリー層にも推したいスポーツミニバンだ【試乗記】
Webモーターマガジン
依頼主の喜ぶ顔が次の作品制作のエネルギーになる/小川和巳さんの好きな作品・代表作
依頼主の喜ぶ顔が次の作品制作のエネルギーになる/小川和巳さんの好きな作品・代表作
カー・アンド・ドライバー
「あおってないです!」「本当に?」  実は“無自覚”で「あおり・あおられ運転」やってたかも? 全ドライバーが気をつけたい「運転時の注意点」とは
「あおってないです!」「本当に?」 実は“無自覚”で「あおり・あおられ運転」やってたかも? 全ドライバーが気をつけたい「運転時の注意点」とは
くるまのニュース
伝統のラリー・モンテカルロのエントリーリストが公開。2025年WRC開幕戦にラリー1が10台集結へ
伝統のラリー・モンテカルロのエントリーリストが公開。2025年WRC開幕戦にラリー1が10台集結へ
AUTOSPORT web
アンテナ!? 圏央道「謎のフレーム密集地帯」まるで珍百景 ぶら下がり健康器?  NEXCOに聞いた
アンテナ!? 圏央道「謎のフレーム密集地帯」まるで珍百景 ぶら下がり健康器? NEXCOに聞いた
乗りものニュース
スバルの名車「ドミンゴ」がスゴかった! 全長3.4m級で「7人乗り」!? ほぼ“軽バン”サイズの「“超狭小”ミニバン」に再注目!
スバルの名車「ドミンゴ」がスゴかった! 全長3.4m級で「7人乗り」!? ほぼ“軽バン”サイズの「“超狭小”ミニバン」に再注目!
くるまのニュース
愛犬と楽しめるカスタマイズカーイベント「舘山寺ドッグカーEXPO」開催へ 5月24日・25日
愛犬と楽しめるカスタマイズカーイベント「舘山寺ドッグカーEXPO」開催へ 5月24日・25日
レスポンス
80年代バブル当時、六本木界隈で存在感抜群だったアルピナ「B9 3.5/1」が1000万円オーバーで落札! ヤングタイマー人気で今後の価格に要注目
80年代バブル当時、六本木界隈で存在感抜群だったアルピナ「B9 3.5/1」が1000万円オーバーで落札! ヤングタイマー人気で今後の価格に要注目
Auto Messe Web

みんなのコメント

18件
  • というならRでなくて
    伝統のFやSじゃね
  • ビギナーからリターンライダーまで安心して乗れるってモデルなのね。
    兎角難癖つけてるのは、80年代からずっと乗ってるベテラン層か、スペック至上主義のオッサンライダーあたりですかね。
    腹ボテが入り白髪混じってハゲ散らかしてても、心はあの時のまんまだから、毎年性能が右肩上がりで出てたニューモデルでなければ納得しない声が散見されます。
    しかし、このマシンはそういう層に向けたのではなく、エントリーライダーや足るを知るオトナなライダーにどうぞ、と裾野を広げてくれたスズキの提案を具現化したモデル。
    かつて馬力規制の先駆けであったメーカーも、地に足のついた物作りもするようになったということですかね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村