シフトポイントを光で知らせる フォードが発表

米フォードは、タコメーターを見なくても光でギアチェンジのタイミングがわかる、ヘッドアップディスプレイ式の“シフトライトインジケーター”を発表した。マスタングの高性能モデル「シェルビーGT350」シリーズに標準で採用する。

今回発表されたシフトライトインジケーターは、ドライバーが視線移動をせずにシフトポイントを知ることができる装備。主にサーキット走行やドラッグレースなど、コンマ一秒を競うようなシチュエーションで役立つ。

シフトライトインジケーターには「Tach（タコ）」「Track（トラック）」「Drag（ドラッグ）」の3つのモードを備え、状況に合わせて異なる光り方をする。「Tach」モードではエンジン回転数に合わせて左から右へと光る範囲が増えていき、エンジン回転の高まりを見やすくする。

「Track」モードでは左右それぞれから中心に向けて光が集まっていき、シフトポイントに達するとすべてのライトが点滅する。「Drag」モードでは普段はライトは光らず、シフトポイントに達したときのみ全ライトが点滅する仕組みとなっている。なおシフトポイントやライトの明るさは任意で設定できる。

このシフトライトインジケーターは、100台限定で販売される2015年モデル「シェルビーGT350」および「シェルビーGT350R」に標準装備される。