現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【最新モデル試乗】レガシィの伝統を継承したフラッグシップSUV、最新アウトバックの光る完成度

ここから本文です

【最新モデル試乗】レガシィの伝統を継承したフラッグシップSUV、最新アウトバックの光る完成度

掲載 17
【最新モデル試乗】レガシィの伝統を継承したフラッグシップSUV、最新アウトバックの光る完成度

アウトバックはSUBARUのフラッグシップSUV

 レガシィ・アウトバックは、いまやSUBARU(スバル)のフラッグシップだ。新型のボディサイズは全長×全幅×全高4870×1875×1670mm。主要マーケットの北米ではごく当たり前の大きさだが、日本で目にすると堂々たる佇まいである。

「最新モデル試乗」レヴォーグにWRXの心臓を搭載した走りのワゴン誕生。サーキット速攻チェック!

 北米仕様は、トレーラー牽引など特有の使い方を踏まえて自然吸気の2.5リッターもしくはターボ付きの2.4リッターと、スバルの中でも大きな排気量を選んで搭載している。
 対して日本仕様は、最新のリーンバーン燃焼を行う1.8リッターの直噴ターボ(177ps/300Nm)を採用。CVTと組み合わせる。

 ひと昔前であれば大柄なボディとの対比で走りの力感が心配になるところだが、実力はハイレベル。今回の長距離クルーズでも、物足りなさを覚えるシーンには遭遇しなかった。街中はもちろん、高速道路やワインディングでも、ドライバーが望むペースを保てるのはうれしい。常時、高い静粛性をキープする点にも感心した。

 アウトバックとして初めて採用した「スバルグローバルプラットフォーム」によるボディ全体の剛性アップを筆頭に、各ガラス厚の最適化、吸音・遮音材の適正採用、そしてエアロダイナミクス性の向上が、複合的に効果を発揮しているに違いない。

各部は上質な作り。アイサイトEXの高い完成度も素晴らしい

 試乗車は、アウトドア志向のXブレイクEX。上級仕様のリミテッドと比較するとハンズフリーパワーリアゲートがオプションとなり、シート地は撥水性ポリウレタン(本革は未設定)。それでもゴージャスな雰囲気は十分に味わえるし、フロント/リアのパンパーガードはもとより、各部がブラック化され精悍な印象がアップしている。「こちらのほうが好み」というユーザーも少なくなさそうだ。Xブレイクは、雪道や悪路に対応するX-MODEが2モード式(リミテッドは1モード式)になるのもポイントである。

 全車に標準装備される、高精度マップを活用した運転支援システム「アイサイトX」の完成度も高い。基本の「アイサイト」と同様の全車速追従機能付きクルーズコントロールは、「余計なお世話」感の少ない使えるアイテム。他メーカーのこの種の機能と比較しても安心感は上回る。
 今回は活用するシーンがなかったものの、自動車専用道路上での「渋滞時ハンズオフ機能」も、そのありがたみは容易に想像ができる。

 新たな骨格とさまざまな新機能を手に入れた新型アウトバックは、名実ともに「スバルのフラッグシップ」と呼ぶにふさわしい1台だった。洗練された走行性と、伝統の4WDシステムが生み出すオールラウンド性を、ワゴン派生のクロスオーバールックで包んだ個性派である。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

2億年前の石材を使ったベントレー!? 「テクスチャー表現」に匠のワザ光る4台
2億年前の石材を使ったベントレー!? 「テクスチャー表現」に匠のワザ光る4台
レスポンス
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
AUTOSPORT web
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
motorsport.com 日本版
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
バイクのニュース
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
くるまのニュース
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
AUTOSPORT web
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
AUTOSPORT web
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
AUTOCAR JAPAN
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
レスポンス
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
ベストカーWeb
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
ベストカーWeb
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
Auto Messe Web
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
WEB CARTOP
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
motorsport.com 日本版
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
AUTOSPORT web
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
AUTOSPORT web
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

17件
  • 今後スバルの新型車は巨大タッチパネルが標準化されてしまうのだろうか?操作のレスポンスもイマイチだし、一部物理ボタンとはいえエアコンもタッチ操作メインになると運転中の安全にも関わってくる。

    もちろんどんな車でも運転中にあまり操作しない方が良いのだが、せめてエアコン関係だけは物理ボタンを残して欲しい。
  • 買い替え組が一巡した後は、あまり売れてないみたいですね。新車の納車が軒並み半年から1年と長期化する中、アウトバックは3、4ヶ月と営業マンが言ってました。ただ、同じCB18エンジンを積んだレヴォーグが首都高で突然エンジン停止した動画が拡散し、出荷停止になったので他車とは異なる理由で今後納期は伸びそう。

    ちなみに試乗した感じでは旧型に対して走りの質感は向上してましたが、使い勝手はほぼ変わらず。しかも補助金で同じような価格になるアウトランダーPHEVのような先進性はなく、また輸入車のようなカッコ良さや内装のクオリティの高さも感じず、残念に感じました。年次改良でのエンジンバリエーションの追加や更なるデザインや質感の向上に期待します。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.5276.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.0238.0万円

中古車を検索
レガシィの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.5276.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.0238.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村