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北米マツダ、新型『マツダ3』ベースのTCRマシンを開発、2020年投入の噂。海外メディアが報じる

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北米マツダ、新型『マツダ3』ベースのTCRマシンを開発、2020年投入の噂。海外メディアが報じる

 北米やオーストラリアの複数メディアが、マツダは2020年シーズンに向けTCRツーリングカー市場に本格参入することを検討しており、北米のモータースポーツ部門ではすでに新型『Mazda3(マツダ3)』のTCRモデル開発が進んでいると報じた。早ければ2020年のIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジやTCアメリカなどへの参戦が実現する可能性もあるという。

 ツーリングカーレースのニュースを取り扱う『TouringCarTimes』などによれば、このプロジェクトを主導するのは北米での活動を続けるマツダ・モータースポーツとなり、これまでにもいくつかのツーリングカー選手権への挑戦を続けてきたバックグラウンドも活用し、TCRの最新マニュファクチャラーとして名乗りを挙げる可能性が高まっている。

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 北米マツダ・モータースポーツは、現在IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのDPiクラスで名門チーム・ヨーストとタッグを組み、マツダの誇る“魂動デザイン”を採用したプロトタイプカー、RT-24Pを走らせている。

 そのDPiでのプログラムに並行してか、それともこのスポーツカー耐久での活動に何らかの影響を及ぼすのかはまだ定かではないものの、2020年シーズンはこれに加えてTCR規定でのカスタマー活動が本格化することになるという。

 マツダによる海外主導のツーリングカー活動には、ここ北米IMSAでスピードソースとのジョイントで走らせたMX-6、マツダ6 GX(日本名:アテンザ)や、中国のCTCCチャイナ・ツーリングカー選手権でのスーパー・プロダクションとプロダクションの両クラスに参戦したマツダ6と、マツダ3、そしてオーストラリアではバサースト12時間のGTCクラスなどで活躍したMARCカーズ・オーストラリアのV8搭載マツダ3などが知られている。
 ピレリ・スーパー耐久ST2クラスに参戦するTEAM NOPROの17号車、DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-DやCTCCの車両などは、市販ロードカーのボディシェルを使用しているものの、北米のIMSAや豪州GTCマシンは鋼管パイプフレームを基本としており、マツダUSAと北米マツダ・モータースポーツがどのようにTCR規定マシン開発を進めるかにも注目が集まる。

 また、オーストラリアの報道では市販モデルのラインアップに適切な2リッタークラスのターボエンジンがなく、その点がどうなるかにも課題があるとされていた。

 しかし北米には2016年シーズンのIMSAプロトタイプ部門に参戦したLMP2に搭載実績のある、AER社と共同開発の2リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボ“MZ-2.0”が存在しており、このエンジンをベースにBoP調整の掛かるTCR車両開発を進める方法も考えられる。

 そのオーストラリアでは古くからマツダ・ブランドが浸透し、ピックアップ選手権のスーパー・ユートなどでもマツダBT-50が活躍しており、もしこのプランが実現すれば2019年創設のTCRオーストラリアでも人気車種の筆頭候補になることが想像される。

 また、TCRシリーズの仕掛け人であるWSC代表のマルチェロ・ロッティも「マツダのような大きな自動車メーカーであれば、TCR規定用のエンジンを仕立てることは難しいことではない」ともコメントしており、TCRジャパンがラウンチされるはるか以前から「この先、ファンの目の前にいくつかの新たなマニュファクチャラーが登場することになるだろう」と示唆していたとおり、2020年には複数のシリーズで新型『マツダ3 TCR』の姿が見られるかもしれない。

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