圧倒的な迫力。400dの3リッターディーゼルは330ps/700Nmのハイスペック!
NEWSポイント
1:3リッター直6ディーゼルターボ(330ps/700Nm)搭載
2:アクティブボディコントロール機能設定
「最新モデル試乗」堂々としたスタイリングが大好評。2代目メルセデスGLAクラスの心躍るポイント
GLEクーペの2ndモデルが登場した。ベースモデルのGLEクラスが昨秋にフルチェンジしたことに伴う新型発売である。
日本仕様は、ハイスペックの3リッター直6ディーゼルターボ(330ps/700Nm)を積んだ400d・4マチック・クーペスポーツと、シリーズ唯一の3リッター・V6ターボ(ISGマイルドハイブリッド435ps/520Nm)となるAMG53・4マチック+クーペの2グレード。いずれも9速ATを組み合わせる。
販売主力は400d。この直6ディーゼル(OM656型)のパフォーマンスは、「素晴らしい」と称賛されている。通常の350モデル以上に高性能となり、いま多くのクルマ好きが注目するエンジンだ。
ボディサイズは全長×全幅×全高4955×2020×1715mm。旧型比でワイドになり、低くなったクーペフォルムは、かなりの存在感で見る者に迫る。近寄ればその巨大さに、思わずのけぞってしまうのではないか。中でも幅の広い台形グリルを持つフロントマスクは、圧倒的な迫力だ。
乗り込むと、見慣れたコクピットスタイルが広がっている。インパネには最新メルセデスらしく2つの12.3インチディスプレイが並び、ドアトリムの一部をつなげて、一体感があるインテリアに仕上げた。
足回りは最新アクティブ制御式。胸のすく加速が素晴らしい
注目したいポイントは、足回りだ。試乗車はオプションのアクティブ制御コントロール付きエアマチック仕様。ダイナミックカーブ機能「CURVE」を装備した最新システムが組み込まれていた。
1200kmほど試乗したが、その乗り味はまさにグランドツーリングカー。S400dほどのとろけるような快感こそ得られなかったが、アンダー2000万円級においては至上の部類に入る。
何より、低回転でカバーするクルージングが心地よく、そこからの胸がすくような追越加速が素晴らしい。全域にわたって力強く、きめ細やかな制御の9速ATの効果で、使い勝手にも優れたエンジンだ。車重は2350kgの重量級だが、700Nmのビッグトルクが、迫力たっぷりの走りを約束する。静粛性は超一級品。加速時にかすかに聞こえるエンジンの咆哮が、ドライバーを魅了する。
ダイナミックカーブ機能はやはり面白い。ほとんど速度を落とさずに曲がっていける感覚がある。背の高いSUVでは異例のドライブ感だった。
これほどのビッグサイズだと、やはり街中では気を遣う。天地が狭いフロントスクリーンがワイドさを強調する点も、使い勝手に影響を与えている。これは慣れの問題かもしれないが。
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