BMWジャパンは2023年5月29日、最高峰ラグジュアリーセダンの7シリーズ(G70)の電気自動車「i7」にMハイパフォーマンスモデルの「M70 xDrive」と後輪駆動モデルの「eDrive50」を追加し、同日より発売した。ユーザーへの納車は本年第4四半期以降を予定している。
車種展開および車両価格は以下の通り。
新型BMW5シリーズの初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION」の先行販売受付が開始
i7 eDrive50エクセレンス:1598万円
i7 eDrive50 Mスポーツ:1598万円
i7 M70 xDrive:2198万円
まずはMハイパフォーマンスモデルの「M70 xDrive」から解説していこう。
注目のパワートレインは、フロントアクルスに最高出力190kW/最大トルク365Nmを発生する電気モーター、リアアクスルに最高出力360kW/最大トルク650Nmを発生する電気モーター、総出力で485kW/1015Nmを発生するBMW M eDriveモーターと、総電力量105.7kWhのリチウムイオンバッテリーでシステムを構成。一充電での走行可能距離はヨーロッパ仕様値で488~560kmを実現し、0→100km/h加速は3.7秒でこなす。また、足回りにはアンチロールスタビライザーを最適化してハンドリング精度を向上させる専用セッティングのエグゼクティブドライブ・プロを採用。さらに、シューズにはMエアロダイナミックホイール909Mマルチカラー3Dポリッシュ(前9J×21/後10.5J×21)+前255/40R21/後285/35R21タイヤを、制動機構にはMロゴ入りブラックハイグロス塗装ブレーキキャリパーを配したMスポーツブレーキを組み込んだ。
エクステリアに関しては、停車時に加えて走行時にもキドニーグリルを光で浮かび上がらせるアイコニックグローや、Mハイグロスシャドーラインエクステリア、Mエアロダイナミクスパッケージ、スカイラウンジパノラマガラスサンルーフを標準装備。一方でインテリアには、12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルと14.9インチのワイドコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させることで視認性を高めたカーブドディスプレイを配するBMWライブコックピットや、後席のエグゼクティブラウンジシートおよびリアシートエンターテインメントエクスペリエンス/リアコンフォートパッケージ、Mアルカンタラアンソラジットルーフライニング、BMW IndividualフルレザーメリノまたはBMW Individualフルレザーメリノ/カシミアウールコンビネーション表皮シートなどを標準で採用した。
後輪駆動モデルの「eDrive50」に話を移そう。
パワートレインはリアアクスルに配した最高出力335kW/最大トルク650Nmを発生する電気モーターと、総電力量105.7kWhのリチウムイオンバッテリーでシステムを構成。一充電での走行可能距離はヨーロッパ仕様値で575~611kmを実現し、0→100km/h加速は5.5秒でこなす。また、足回りには専用セッティングのダイナミックダンピングコントロールや4輪アダプティブエアサスペンションを装備。さらに、シューズはエクセレンスにアロイホイールスタースポークスタイリング905バイカラー(ブラック・グレー、前9J×20/後10.5J×20)+前255/45R20/後285/40R20タイヤを、MスポーツにMエアロダイナミックホイール907Mバイカラー(ジェット・ブラック、前9J×20/後10.5J×20)+前255/45R20/後285/40R20タイヤを装着した。
エクステリアに関しては、エクセレンスにクロームラインエクステリアを、MスポーツにMハイグロスシャドーラインエクステリアとM エアロダイナミクスパッケージを採用。2タイプともに、電動パノラマガラスサンルーフを標準で組み込む。一方でインテリアには、BMWライブコックピットやクラフテッドクリスタルフィニッシュ、BMWアイコニックサウンドエレクトリック、Bowers&Wilkinsサラウンドサウンドシステム(655W、17スピーカー、9チャンネルサラウンド)などを標準装備。また、エクセレンスにはハイグロスオークグレーメタリック・ファインウッドトリムやマルチファンクションレザーステアリングホイール、BMW Individualエクステンドレザーメリノシートなどを、Mスポーツにはファインラインブラックメタルエフェクト・ファインウッドトリムやマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイール、Mシートベルト、BMW Individualエクステンドレザーメリノシートなどを標準で採用した。
先進安全運転支援システムも充実している。高性能カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上したドライビングアシスト・プロフェッショナルや、完全自動駐車が可能となるパーキングアシスト・プロフェショナル、高速道路での渋滞時においてドライバーの運転負荷を軽減して安全に寄与するハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能などを標準で設定。また、先進機能装備としてBMWコネクテッドドライブプロフェッショナルやBMWインテリジェントパーソナルアシスタントなどを採用している。
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