■出るのが早すぎた?
最近では、SUVが人気のカテゴリーです。コンパクトサイズからラージサイズまでさまざまなモデルがラインナップされています。しかし、かつて販売されていたSUV(RV)では、時代を先取りしすぎたクルマも存在しました。そんな、登場するのが早すぎたSUVを5台紹介します。
ちょ、待てよ! 5m超のエスティマ後継車!? トヨタ「シエナ」がカッコよすぎる
●日産「テラノ」
テラノは、日産を初期から支えたピックアップトラックの「ダットサントラック」をベースに、1986年に初代が登場しました。
登場当初は2ドアモデルのみで、4ドアモデルが追加されたのは1989年でした。2.7リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。サスペンションはフロントが独立懸架式でリアは5リンクコイルリジッドを採用する、昨今のSUVに通じるオンロードでの使い勝手も考慮されたものでした。
その後、1995年に2代目が登場します。先代とは異なって登場から4ドアモデルのみで、搭載エンジンは2.7リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンと3.3リッターV型6気筒ガソリンエンジンを設定し、後に3.2リッターや3リッターの直列4気筒ディーゼルエンジンも追加されます。
ボディサイズは、初代が全長4365mm×全幅1690mm×全高1680mm、2代目が全長4530mm-4770mm×全幅1745mm-1840mm×全高1725mm-1750mmです。
テラノは、1990年代後半のRV車ブームの終息に伴って販売も伸び悩み、2002年に生産を終了しました。なお、2013年に3代目が発表されていますが、インドでの販売のみとなり、ほかの国や地域では「パスファインダー」として展開されています。
●三菱「RVR」
三菱「RVR」は、1991年にSUV風トールワゴンという異質な立ち位置で、初代が登場します。全高1625mm-1740mmという背の高いモデルながら、オフロード走行にも定評があり、当時のRVブームも相まって人気を博しました。なお、車名の由来は「Recreation Vehicle Runner」の頭文字を取ったものとなっています。
そして、1997年には2代目が登場します。初代で人気を集めたロングスライドシートやリアスライドドアなどは引き継ぎながらも、5ナンバーのミニバン風モデルと3ナンバーのクロスオーバーSUVの2タイプをラインナップしていました。
1999年にはマイナーチェンジにてスポーツ性能に特化した「RVRスポーツギア」を追加しますが、RVブームの終焉の影響もあって販売は初代ほど伸びることはないく、2002年に生産終了、2003年に販売を終了します。
その後、2代目の終了から7年の月日を経て、2010年に3代目が登場します。トールワゴンという要素が強かった先代とは異なり、ヒンジドアの採用するなど、コンパクトクロスオーバーSUVとして生まれ変わりました。
2011年・2012年・2017年にマイナーチェンジされているほか、一部改良や特別仕様車の追加もされています。
●いすゞ「ミュー」
いすゞ「ミュー」は、ピックアップトラック「ファスター・ロデオ」やSUV「ビッグホーン」をベースとして、1989年に初代が登場します。
搭載エンジンは、2.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンで、登場当初はトランスミッションが5速MTのみでした(1991年にマイナーチェンジで4速AT車が追加)。
その後、1998年に2代目が登場します。国内でも販売されていましたが、製造はアメリカとイギリスでのみおこなわれました。
初代よりは角が取れて丸くなったものの、クロカン車らしい見た目は継承しています。搭載エンジンは、新開発されたコモンレール式ディーゼルターボを搭載したほか、2000年のマイナーチェンジでは、新たに3.2リッターV型6気筒ガソリンエンジンを新たに採用しました。
しかし、クロカン車の人気が下がるにつれて販売は低迷し、2002年に生産終了します。さらに、同年にいすゞが自動車SUVから撤退したことによって、国内での販売を終了しました。
■ホンダとランドローバーの繋がりとは…
●ホンダ「クロスロード」
ホンダ「クロスロード」は、イギリスのローバーグループ(現ランドローバー)の「ディスカバリー」からOEM供給を受け、1993年に初代が登場します。
1990年代にクロカンやミニバンといったモデルが流行するなか、ホンダがラインナップしたSUVです。搭載エンジンはローバー製の3.9リッターV型8気筒ガソリンエンジンで、最高出力は180馬力を発揮しました。
なお、販売は2006年まで存在したホンダの「ベルノ店」でおこなわれましたが、OEM車ということもあって、一部の店舗では整備ができなかったようです。
その後、2007年には2代目ホンダ「ストリーム」をベースとして、7人乗りのクロスオーバーSUVとして、2代目が登場します。
搭載エンジンはストリームと同じく、1.8リッターと2リッターが採用されますが、ミッション方式は駆動方式に関係なく5速ATに統一されていました。
なお、クロスロードの全長は4285mmとなっており、現行車種でいえばトヨタ「プリウス」の全長4575mmよりも短いサイズとなっています。
その分、全幅1755mmと全高1670mmという部分で居住性を高めた作りとなっていますが、販売が振わずに登場からわずか3年ほどの2010年に生産終了となりました。
●いすゞ「ビークロス」
いすゞ「ビークロス」は、1993年の第30回東京モーターショーにてコンセプトカーとして発表され、来場者からの評価が上々だったことから市販化となり、1997年に初代モデルが販売を開始します。
内装にはレカロ製のシートや本革巻きステアリングを採用するなど、高級志向SUVの先駆けともいえるクロスオーバーSUVでした。
また、当時は珍しかったバックカメラを搭載するなど、先進性の高さでも定評がありました。しかし、当時はトヨタ「ハリアー」といった人気車種がいたことや、そもそも限定車という立ち位置だっためヒット車種とはならず、登場からわずか2年の1999年に国内での販売を終了します。なお、2002年までは北米で販売され、人気を集めました。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
需要があるから作っただけ
今のクルマより魅力的なのは確かですが