輸入車 [2022.09.30 UP]
SUVの次に乗るクルマ【輸入車コンシェルジュ】
文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年9月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年11月号の内容です)
ポルシェ レース優勝車906を再現した「718ケイマン」特別展示
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[S・Hさん]
51歳/既婚/会社役員
子育て時代は国産ミニバンに、お子さんが巣立ってからは国産SUVに乗ってアウトドア遊びを楽しんできたという相談者。SUVのバランスの取れた使いやすさには満足していたものの、今度はもっと個性のある輸入車に乗りたいという気持ちが高まってきたそうです。現在はボディタイプも含め、ノープラン状態です。
SUVの次に乗るクルマ
今回の相談はポストSUV。現在国産SUVにお乗りの相談者が、次はどのようなクルマに乗り換えたらいいのか、というご相談です。
相談者はこれまで、キャンプやアウトドアにと、SUVのある暮らしを実践してみてそれなりに楽しかったものの、クルマとしては若干飽きてしまったというのが本音のようです。なるほど、これは簡単なようでいてなかなか難しい問題です。
SUVがこれほど多くのユーザーに受け入れられるようになったのは、多様化する価値観をSUVが受け止めてくれる存在だから。人とモノがのせられて、街乗りにも、レジャーにも便利に使える万能選手というのがSUVの魅力。一方で、万能なクルマは、特別なクルマではないというのも事実。SUVの利便性が必須でない場合、飽きてしまうのも不思議な話ではありません。
では、オールマイティに対するアンサーは? そう、スペシャリストです。輸入車には、各分野のスペシャリストといえるクルマが多数存在します。
もちろんスペシャリストは尖った存在ですから、向き不向きがはっきり分かれます。ですが、ハマったときには、手放せない相棒的な存在になってくれるでしょう。
【ポルシェ 718ケイマン】走ることに特化したスポーツカー、その純度は極めて高い
何でもできるクルマの代表選手であるSUVから乗り換えるなら、いっそのこと何もできないクルマがいいかもしれません。そうです、運転する楽しさだけを突き詰めたスペシャリストであるスポーツカーです。
スポーツカーの魅力は、クルマと自分が一体となるようなダイレクトな感覚。優れたスポーツカーとの一体感あるドライブは心地よく、心と身体を活性化します。それは、たとえサーキットでなくても、危険なスピードを出さなくても味わうことができるものです。
そこでオススメしたいのが、ポルシェ 718ケイマン。ポルシェのラインアップではエントリーモデルにあたりますが、その内容は本格派。特にエンジンの搭載位置は、象徴的存在である911よりもさらにスポーツカーとしての理想を追求したミッドシップを採用しています。
予算内で購入可能な718ケイマンは4気筒ターボになりますが、ダイレクトなハンドリングとパワフルな走りに魅了されるでしょう。また、資産価値としても期待できます。
2017年 ポルシェ 718ケイマン(6速MT) ●全長×全幅×全高:4379×1801×1295mm ●エンジン:水平対向4DOHCターボ ●排気量:1988cc ●最高出力:300ps/6500rpm ●最大トルク:38.7kgm/1950-4500rpm ●中古車参考価格:580万円~1100万円(16年~22年 全グレード)
【メルセデス・ベンツ CLS(先代)】高速移動が極楽になるラグジュアリーカー
こちらのCLSはラグジュアリー要素のスペシャリスト。メルセデスの上級車種ですから、快適性と運動性能、扱いやすさのバランスも高次元です。大きな車体を生かした伸びやかなスタイリングは、今見ても魅力的。ロングドライブでは、SUVよりも快適にハイペースを保てるでしょう。
2015年 メルセデス・ベンツ CLS550 (9速AT) ●全長×全幅×全高:4955×1880×1415mm ●ホイールベース:2875mm ●車両重量:1920kg ●エンジン:V8DOHCターボ●排気量:4663cc ●最高出力:408ps/5000-5750rpm ●最大トルク:61.2kgm/1600-4750rpm ●中古車参考価格:150万円~480万円(11年~18年 AMGを除く)
【ランドローバー ディフェンダー(先代)】アウトドアを極めるならディフェンダーは最高の相棒
SUVでアウトドアの世界を体験したのなら、その世界をさらに掘り下げるという方向性もアリでしょう。そうなったときに最も絵になるのが、先代のディフェンダー。本格クロカンゆえにクセも強く、運転するのにコツが必要ですが、そういったキャラの強さも愛着につながるかもしれません。
2003年 ランドローバー ディフェンダー 110S(5速MT) ●全長×全幅×全高:4565×1785×2070mm ●ホイールベース:2795mm ●車両重量:1990kg ●エンジン:直5SOHCディーゼルターボ ●排気量:2495cc ●最高出力:122ps/4200rpm ●最大トルク:30.6kgm/1950rpm ●中古車参考価格:450万円~820万円(02年~05年 全グレード)
※写真は90
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