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ケイファクトリーZ900RS(カワサキZ900RS)迫力があって静か。二律背反を覆す最新スチールショート管【Heritage&Legends】

掲載 更新 5
ケイファクトリーZ900RS(カワサキZ900RS)迫力があって静か。二律背反を覆す最新スチールショート管【Heritage&Legends】

直管をイメージさせる音質はライダーにだけ響く
カワサキZ900RSパーツの開発に積極的なK-FACTORYは、既にラインナップしているチタン・フルエキゾーストなどに加えて、2020年秋には車検対応・スチール製ショートマフラーを完成させた。

Z1をオマージュしたZ900RSには当然と言っていいほど似合うスタイルのショート管は今どきとあって、しっかり音量規制・騒音規制をクリアさせている。そこはさすがにケイファクトリーといった感じで、このデモ車を見てもそれはストレートに分かる。

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他の部分ではライディングステップや左右にレバーといった操作系はタッチの良い丁寧な削り出し加工品となり、他にも各部にケイファクトリー製パーツが備わる。リヤショックはターコイズブルーのスプリングで分かるようにナイトロン製が装着され、全体をイメージづけるタンクカラーはZ900RS初代となる’18-’19年型純正の火の玉だ。

そしてこの車両で中心となる、空冷Zの雰囲気にぴったりなオールスチールのショートフルエキは車検対応品で、クランクケース下にあるO2センサーがその証。4-1集合で、集合部後ろパイプはφ72mmと、よく見るショートマフラーよりわずかに大径。ここに触媒をふたつ置き、さらに角度が変わる部分には膨張室も備わる。

エンドバッフルもしっかり装着されて、これらによって排出ガスも音量も規制値をクリア。それでいてサウンドは惚れぼれするほどの昭和感がある。

スロットルを開ければそんな音が響くが、その後には排気バルブでも付いているかのように、すっと音は収束していく。パーシャル時も同様で、往年のスチール管然とした猛々しさはスロットルを開けた時のみ、放たれる。

その音はかなり接近してからようやく分かる程度という感じで、じつは乗っているライダーにのみが味わえるように、しっかりと調教されていた。つまり、外に対しては静かで、今の時代に適った昭和サウンドというまとめがされている。

テールパイプをかつてのショート管より太めにデザインしたという点も、Z900RS純正の180/55サイズ・リヤタイヤと絶妙なバランスが取れていて、現代のZ! という雰囲気を作り出している。そして先のマフラーがそんな全体の雰囲気も作り出す……。そこもさすがと思わせてくれるわけだ。

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Detailed Description 詳細説明
ケイファクトリーの製品ラインナップでは、スチールショート管でクローズドコース用の製品(CSR)は既存ラインナップされていたが、この車両で装着される車検対応型「CSR+ フルエキゾーストマフラー スタンダードタイプ(JMCA認証)」はストリートユーザーに大きな魅力となった。

別売ステー(アップ用/ダウン用がある)を交換することで、クラシック路線ならダウンタイプ、レーサー志向ならアップタイプという具合にマフラーのエンドアングルをカスタム路線に合わせて3段階変更可能というのも、カスタムファンには嬉しい設定だろう。

カーボンハンドルバーはマジカルレーシング製。ハンドルクランプはブリッジ形状で、レバーガードとともにケイファクトリー製。

リヤにはテールカウルのシルエットをロングに見せるアイデアパーツ、ケイファクトリー・アルミテールカバーを装着。シートはZ900RSノーマルのままだ。

リヤショックはナイトロン製で、リモートアジャスターと別体リザーバーも備えてレースユースまでカバーする「NTR R3」が奢られている。

ケイファクトリーオリジナルキャリパーサポートでブレンボキャリパーを装着。フルビレットによるケイファクトリー製ライディングステップキットと相まって、柔らかくコントロールしやすいタッチを得ている。スタンドフックもケイファクトリー製だ。

ジェネレーターカバーはブラスト処理して往年に寄せた遊び心を作る。右側のパルサーカバーもポイントカバー風に仕上げられている。

ラジエーターは本体前面にハニカムメッシュのコアガードを、サイドにケイファクトリー・アルミサイドカバーをそれぞれ装着する。

取材協力:ケイファクトリー
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部
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みんなのコメント

5件
  • 代わり映えしない製品の開発に精を出すよね。
  • 単車のマフラーってショートの集合管が一番カッコいいよね

    弁当箱みてえなダセエサイレンサーとかマジでいらない、あんなん付けるくらいなら乗らないわ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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