レッドブルのマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇を決めたF1ラスベガスGP。このレースで圧倒的な強さを見せたのはメルセデスであった。彼らはジョージ・ラッセルがポールポジションから完勝を飾ると、予選でアタックをまとめられず10番グリッドに沈んでいたルイス・ハミルトンも見事な追い上げで2位。今季初のワンツーフィニッシュとなった(ベルギーGPでは当初ワンツーもトップチェッカーのラッセルが失格)。
11月下旬のラスベガスの夜ということで、気温が10℃強と寒く、路面はストリートサーキットとあって低グリップ……今季グランプリの中でも特殊な条件下のレースとなったラスベガスGPだが、メルセデス勢は初日から速さを見せた。ただトト・ウルフ代表としても、初日の段階で抜きん出たパフォーマンスを発揮していることに少し困惑気味といった様子だった。
■ラスベガスで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
しかしメルセデスは迎えた予選、決勝でも速さを見せた。チームにとってはこれでオーストリアGP、イギリスGP、ベルギーGPに続いての今季4勝目だ。
オーストリアでのラッセルの勝利はフェルスタッペンとランド・ノリス(マクラーレン)の接触による“棚ぼた”優勝的な部分もあったため除外するとして、イギリスとベルギーは気温20℃前後と、開催時期を考えれば涼しいレースであった。ウルフ代表は、メルセデスは寒いレースで速さを発揮できるのだと語る。
今回チームが速さを見せられた理由は分かるかと尋ねられたウルフ代表は、次のように述べた。
「寒いからだ」
「我々がここまでどこで強かったかを考えると、それがハッキリ分かる。シルバーストン、スパ、そしてここラスベガスで強かったんだ。これはマシンをスイートスポットに入れてタイヤを適切な領域で使えているということだと思う」
「ジョージがプッシュしていた時は他より2秒も速かった。それ以外の時間帯はとにかくペースのコントロールに徹していた」
また今回のレースは、低温から来るタイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)に各車苦しめられるのではないかと言われていた。しかしながらメルセデスに関しては、その症状が全く出なかったという。これについて科学的な根拠はあるのかと尋ねられたウルフ代表は、こう答えた。
「いやはや不思議だね。ノーだ」
「我々は好きなようにプッシュすることができた。ミディアムでもハードでも、グレイニングが出るタイミングはなかった」
「シャルル(ルクレール/フェラーリ)は何度かジョージにプレッシャーをかけたが、ジョージはそれをうまく抑えた。するとシャルルは数周後にはペースを維持できずに後退した。我々はグレイニングも性能劣化も全く見られなかった」
速さを見せたレースでは、マシンを“スイートスポット”に入れられたのだろうと語ったウルフ代表だが、シルバーストン、スパ、ラスベガスはそれぞれサーキット特性が似ているとは言えない。ただウルフ代表は、寒い時に強いチーム、暑い時に強いチーム……といった傾向があるのは確かであり、今回の結果を参考に来季に向けて適切なバランスを見つけることが重要になってくると語った。
「今回の結果は非常に重要だ。週末を通して、普通なら良い時も悪い時もあったりと波があるものだが、今回我々はすべてのセッションでリードした。だからこそ、自分たちのスイートスポットがどこなのかを知るための良いデータがあると言える」
「そこ(スイートスポット)を目指さないといけないし、どうすればもっと頻繁にそのターゲットを達成できるか、見つけ出そうとしているんだ」
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みんなのコメント
ゴムを潰し 熱が入りやすい、だけ
気温が高ければ タイヤはオーバーヒートして、予選の一発は耐えられても ロングはデグに苦しむ、去年のフェラーリ状態w
ゼロポッドが機能せず アリソンでは、まだ開発が 一年分遅れている