ジーライオンに集合
text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:ランボルギーニ・ジャパン
イタリアのスーパーカー、ランボルギーニのイベント「ランボルギーニ・デイ」が、今年は舞台を大阪に移して開かれた。
これまで東京都内や横浜などの首都圏で行われてきたが、今回は大阪築港に位置する趣のある赤レンガ倉庫を活用したジーライオン・ミュージアムで、ランボルギーニの世界感を展開した。
今年のテーマは「out of the ordinary(非日常的)」で、ランボルギーニの特別な世界を紹介する場に。
エントランスには、ポロ・ストリコでレストレーションが行われたミウラを筆頭に、イスレロ、ハラマ、ウラッコ、LM002、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴ、チェンテナリオ・ロードスターまでの歴史を物語るクラシック・モデルが並べられ、参加者を出迎えた。
ドメニカリCEO来日
プレス・カンファレンスのオープニングで、この日のために来日したステファノ・ドメニカリCEOは次のようにコメントした。
「日本はランボルギーニにとって特別な国です。毎年開催されるランボルギーニ・デイはスペシャルなイベントでとても楽しみにしています」
「ランボルギーニは5年連続で売上記録を更新していて、今年は8200台の生産が予想され、日本でも650台の販売を達成しようとしています。わたくし共は日本でブランド力を高めることが重要であることを認識しています」
「2020年は日本にとってオリンピックの開催もあり特別な年となります。ランボルギーニとしても、日本にラウンジをオープンする予定で、アドペルソナムはこのラウンジを拠点に周辺にひろげてゆきたいと考えています」
「ランボルギーニと強い絆を築いてくれた日本のお客様の長年にわたるご愛顧に、改めて感謝を申し上げたいと思います。ぜひサンタガータ・ボロネーゼの本社にいらしてください」と述べた。
日本限定車 JP 63
メインの会場では日本限定のワンオフ歌舞伎エディションのJP 63と、今年のペブルビーチで発表されたアヴェンタドールSVJ 63ロードスターのアジア・パシフィック・エリア初お披露目が行われた。
アンベールに先駆けて歌舞伎エディションにちなみ、片岡愛之助さんによる連獅子が演じられ、その後にお披露目。
隣接する会場にはポロ・ストリコブースが設けられ、レストレーションを終えたばかりのミウラ・イオタSVRが展示され、圧倒的な存在感を放っていた。
このほかオフィシャル・アクセサリーの紹介に加え、スーパーGTを闘うウラカンGT3エボを展示。ランボルギーニの様々な顔が紹介された。
第3会場ではチェントロ・スティーレのデザイン・ドローイングを紹介するコーナーが設けられ、デザイン部門を率いるミティア・ポルケルト氏によるデザイン作業や、レンダリングの実演など、デザイン・ワークを目の前で見ることができた。
200台のランボ 大阪を行進
パーソナライズ・プログラムのアドペルソナムのブースでは、自分だけの1台にできる様々な提案や数多くの色見本を展示。
それとともに、アドペルソナム・プログラムで製作されたアヴェンタドールSVRが、その可能性の実例として紹介されていた。
ランボルギーニ・デイ恒例のパレードランだが、今回は大阪城公園から御堂筋をはじめとする中心部を進んだ。
大阪築港にあるジーライオン・ミュージアムまで、200台を超える様々なランボルギーニが参加。到着後はオーナーに向けたナイト・パーティが行われ、ランボルギーニの世界を存分に楽しんでいた。
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