今季限りで長らく所属したレプソル・ホンダを離れ、2024年はドゥカティ陣営のグレシーニからMotoGPに参戦するマルク・マルケス。彼はこの決断が、自身とHRC(ホンダ・レーシング)の双方にとってwin-winだと語った。
不振のホンダ陣営において奮闘するも、2023年シーズンは表彰台1回・ランキング14位に終わったマルケス。彼とホンダの契約はあと1年残っているにもかかわらず、同年をもって契約解除が決定。来季はグレシーニで1年落ちのドゥカティを走らせることになるマルケスは、既にバレンシアテストでドゥカティのマシンに乗り込んでおり、4番手タイムを記録している。
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11年間在籍したホンダで6度の世界タイトルを獲得するなど、輝かしい実績を残したマルケス。しかし今回の決断はスムーズに下すことができたと語る。
ホンダ離脱の話がスムーズに進んだことについて、驚いているかと尋ねられたマルケスは次のように答えた。
「僕にとっては説明がしやすい」
「ホンダとの関係は常にとても誠実で、クリーンで、とても良いものだった。そして僕たちは11年間、素晴らしい成功を収めてきて、win-winな関係を築いてきたと思う。そして来季に向けたこの決断もまた、win-winだと思っている」
「なぜか? 僕は選手権をリードしているバイクに乗り換えることができて、再び競争力を感じるという自分の目標を達成しようとしている。競争力を感じるというのは勝つということではなく、もっと気持ちよくバイクを走らせて速さを感じ、いくつかのレースで上位を争うということだ」
「実際問題、彼らが僕に支払っていた予算は全てバイクに費やされることになる。これは重要なことだ。僕にとってはここに残ってバイクに乗り、プレッシャーもなく給料をもらっていたことは居心地が良かった」
「でも今は、僕に支払っていた資金をバイクに投資するということがこのプロジェクトにとってベストなことだと考えている」
「ホンダはホンダだ。僕がいてもいなくても、トップに返り咲くだろう。彼らならできると信じている」
実際、マルケスの離脱によってホンダは新たに20億円以上をバイクの開発に費やすことができるようになったと言われている。バレンシアテストで行なわれた2024年型プロトタイプマシンのテストも成功裏に終わり、ジョアン・ミルもHRCがここまで機能するものを提供したのは初めてだとコメントした。
またスペイン人ジャーナリストのエミリオ・ペレス・デ・ロサスが日刊紙『El Periodico』に寄稿したところによると、ホンダはRC213Vの重量を8kg減らすことに成功。これにより、マシンの全体的なハンドリングが改善されたようだ。
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ホンダを上位に引き上げてください!