現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > オジサン世代はランクルやNSXが欲しい!? かつて人気の「セダン」には興味ないのはなぜ?

ここから本文です

オジサン世代はランクルやNSXが欲しい!? かつて人気の「セダン」には興味ないのはなぜ?

掲載 更新 30
オジサン世代はランクルやNSXが欲しい!? かつて人気の「セダン」には興味ないのはなぜ?

■オジサン世代に聞いた!いま購入したいクルマはなに?

 クルマは時代とともにあらゆる進化を遂げ、かつてはセダンが安定した人気を誇っていましたが、最近ではSUVの人気が高まって久しいです。
 
 では、1980年代から1990年代、セダンが主流だった時代に20代を過ごした現おじさん世代は、いまどのようなクルマが欲しいと考えているのでしょうか。

トヨタ「ランクル70」復活? ファン待望のディーゼル仕様で登場か

 今回は、実際に40代から50代の男性に、いま欲しいクルマとして「現実的に購入できそうなクルマ」と「購入は難しいけれど欲しいクルマ」のふたつを聞いてみました。

 まず「現実的に購入できそうなクルマ」としては、トヨタ「ハイエース」「ランドクルーザー」「86」、ダイハツ「N-BOX」「タント」、シトロエン「DS5」「アルファード」などが挙げられました。

 こうした車種を挙げた理由として、例えば、ハイエースを挙げた男性は「サーフィンが趣味でサーフボードを積みたい」、ランドクルーザーを挙げた男性は「キャンプなどのアウトドアに行くので荷室が広く、悪路走行できるクルマが欲しい」と話しています。

 また、N-BOXを挙げた男性は「趣味で山に登るため、四輪駆動でターボ搭載の軽自動車が欲しいから」といいます。
 
 よって、「趣味を楽しみたい」という理由から、欲しいクルマを選んでいる人が多いことがうかがえます。

 また、86を挙げた男性は、欲しい理由について以下のように話します。
 
「昔からスポーツカーが好きでしたが、結婚や子どもができたことで購入のタイミングを逃していました。

 現在は、子どもも自立して基本的には妻とふたりで過ごしているので、購入するのに良いタイミングだと感じています」

 さらに、別の男性からは「モデルは問わないけれど、自動運転が搭載されているクルマとMT車など、両極端な2台を購入したい」という意見もありました。

 こう答えた理由について、男性は以下のように話します。

「私は子どもが3人おり、20代の頃はノアなどのミニバンを所有していました。

 現在は、持ち家のローンなどの支払いも済み、子どもたちも家を出ているので、これからは自分の興味があるクルマを購入したいと考えています」

 このように、40代、50代の男性の場合では「子どもが自立している」「住宅ローンが完済できた」など、20代や30代に比べ、趣味を楽しむ時間や金銭的な余裕がある人もいる可能性が高いといえるでしょう。

 そのため、「趣味を楽しむクルマ」「興味があるクルマ」など、素直に自分が欲しいと思えるクルマが視野に入れやすくなっているのかもしれません。

 また回答が多かったアルファードについて、下記のような理由が挙げられました。

「家族で出かけることを考えると現実的にミニバンとなりますが、少し見栄を張ることを考えるとアルファードが丁度よいのかと思います」

「現在、ヴォクシーに乗っているので、ステップアップとしてアルファードが良いです。アルファードは輸入車とは違ったブランド力があるので、乗っていることが一種のステータスになることもあります」

■購入は難しいけれど欲しいクルマは何?

 一方で、「購入は難しいけれど欲しいクルマ」についての回答では、ホンダ「NSX」や日産「スカイラインGT-R(BNR32)」、カスタムカーのジャンルである「ホットロッド」などが挙げられました。

 NSXを挙げた男性は「デザインが魅力的です。今までミニバンやコンパクトカーしか乗っていないので、スポーツカーの走行性能も体感してみたいと思いました」と話しています。

 スカイラインGT-R(BNR32)を挙げた男性は「若い頃に乗っていましたが、結婚のタイミングで手放しました。現在では中古車相場が跳ね上がっていて手が届かない状況です」といいます。

 また、ホットロッドを挙げた男性は「デザインが好みだし、普段とひと味違うクルマを楽しみたい」と話します。

 このように、購入は難しいけれど欲しいクルマとしては、普段とは一風変わった「非日常」を楽しめるクルマが選ばれているといえるでしょう。

 一方、今回の調査ではセダンについての意見は見受けられませんでした。

「セダンは欲しくないのか?」という質問について、50代男性は以下のように話します。

「親しみ深いクルマなので、欲しくないとは思いませんが、若い頃に乗っていたので、もう十分にセダンは楽しめたと感じています」

 さらに、ほかの男性たちも、セダンを挙げなかった理由について「セダンはスタンダードだから、さほど購買意欲がわかない」「昔乗っていたので今後は違うクルマに乗りたい」「SUVなどの新しいクルマのほうに興味がある」といった意見を挙げています。

 近年ではミニバンやコンパクトカー、SUVが非常に多く見受けられますが、おじさん世代にとっては、クルマといえばセダンが当たり前であるといえます。

 もちろん、人によってクルマの好みや趣味嗜好は異なりますが、当たり前に親しんできたセダンではなく、いままで触れる機会のなかった新鮮なクルマのほうが、おじさん世代の興味をそそるのかもしれません。

こんな記事も読まれています

GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
AUTOSPORT web
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
AUTOSPORT web
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
AUTOSPORT web
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
AUTOSPORT web
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
くるまのニュース
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
AUTOSPORT web
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
AUTOCAR JAPAN
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
Auto Messe Web
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
AUTOCAR JAPAN
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
AUTOSPORT web
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
AUTOSPORT web
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
くるまのニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
レスポンス
「デコトラ=ど派手な改造=違法」は偏見でしかない! いまほとんどのデコトラが「合法改造」に収めているワケ
「デコトラ=ど派手な改造=違法」は偏見でしかない! いまほとんどのデコトラが「合法改造」に収めているワケ
WEB CARTOP
【2024年】自動運転・運転支援機能の満足度調査。車線維持支援システムの意外な不満とは?
【2024年】自動運転・運転支援機能の満足度調査。車線維持支援システムの意外な不満とは?
グーネット
多彩なキャンピングカー&アウトドアビークルが大集結!モーターキャンプエキスポ2024
多彩なキャンピングカー&アウトドアビークルが大集結!モーターキャンプエキスポ2024
グーネット
アウディ「Q2」 街乗りのシーンにピッタリ、シックな限定モデル発表
アウディ「Q2」 街乗りのシーンにピッタリ、シックな限定モデル発表
グーネット
めちゃ流行ってる「謎のギラギラ」なんのため? 超高級車の証!? 知ってるようで知らない「キラキラパーツ」の正体とは
めちゃ流行ってる「謎のギラギラ」なんのため? 超高級車の証!? 知ってるようで知らない「キラキラパーツ」の正体とは
くるまのニュース

みんなのコメント

30件
  • 現在日本で生産してるセダン(特に5ナンバー)なんて
    年寄りぐらいしか乗りたがらないだろ。
  • 自分は免許取って結婚するまで、クラウンや70スープラから色んな車種乗ってきて
    結婚したらミニバン3台、子供に手が掛からなくなったらフォレスターに落ち着いた。

    でも今更セダンには戻ろうとは思いません。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

510.0800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

829.71950.0万円

中古車を検索
ランドクルーザー300の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

510.0800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

829.71950.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村